「英語を話せるようになりたい」
そう思って、もう一度中学英文法から勉強し直そうとしていませんか?
もちろん、基本的な文法がまったくわからないのであれば、まずは文法を勉強する必要があります。
でも、
- 中学・高校で英語を勉強したことがある
- 簡単な英文なら読めば意味がわかる
- 「Do you have ~?」くらいなら意味も文法もわかる
- 基本的な単語もある程度知っている
それなのに、いざ英語で話しかけられると何も出てこない。
そんな人に今必要なのは、もう一度文法を最初から勉強することではなく、すでに知っている英語を実際に口から出す練習かもしれません。
この記事では、「英語は勉強したのに話せない」という大人が、話せるようになるために何をすればいいのかを考えていきます。
実際にAI英会話アプリ「Speak(スピーク)」を使ってみて気づいたこともあわせて紹介します。
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英語を勉強したのに話せないのは、文法不足とは限らない

英語が話せないと、
「もっと単語を覚えないと」
「文法を忘れているから復習しないと」
と思ってしまいがちです。
もちろん、それが必要な人もいます。
しかし、簡単な英文なら意味がわかる人の場合、問題は「知らないこと」ではなく、知っている英語を会話の中で取り出せないことにあるのかもしれません。
たとえば、

How are you?
この意味を知らない人は、それほど多くないでしょう。

I’m fine, thank you.
も、中学英語でおなじみの表現です。
ところが、目の前の人から突然「How are you?」と聞かれると、
「えっ……」
と固まってしまう。
知っているのに出てこないのです。
「知っている英語」と「とっさに使える英語」は違う
当ブログ管理人のとりしまは現在、トルコで暮らし、オンラインで英語を教えています。
普段の生活でトルコ語を使っていると、英語を勉強していたときとは反対の立場になることがあります。
- 言われたことの意味はわかる。
- 返事に使う単語も知っている。
- それなのに、とっさに返せない。

パニくる訳ではないけれど、
え、なんだっけ?と一瞬止まって考えちゃうことよくありませんか?

日常会話には、どの言語にもある程度「こう言われたら、こう返す」というお決まりのやり取りがあります。
それを何度も経験していると、いちいち文法を考えなくても返せるようになります。
英語の「How are you?」も同じです。
最初は教科書通りの「I’m fine, thank you.」でも構いません。
まずは、
聞かれる → すぐ返す
というところまで持っていく。
そこから慣れてきたら、
- I’m good.
- Pretty good.
- Not bad.
など、使える表現を増やしていけばいいのです。
「ネイティブはI’m fine, thank you.なんて言わない」と気にするより、最初はひとつでも、とっさに返せる英語を持つことのほうが大切だととりしまは思います。
英語を話せるようになるには、まず英語を口から出す
英単語を見て意味を思い出す。
英文を読んで意味を理解する。
文法問題を解く。
これらも英語学習です。
でも、「英語を話せるようになる」が目標なら、もうひとつ必要な作業があります。
実際に自分の口を使って、英語を音にすることです。
頭の中で答えがわかっていても、口から英語が出てくるとは限りません。

だから、いきなり難しい英文を話そうとしなくても構いません。
緊張するなら「I’m OK.」からでもいい
今回AI英会話アプリSpeak(スピーク)をこちょこちょ触っていて、印象に残ったレッスンがありました。
超初級者向けのレッスンです。

スピークの発祥地サンフランシスコの近郊に20年いたので、
ひけらかす訳ではないのですが、英語に問題はありません。
ですから改めて「超初心者コース」を見た時、
コース内容に興味が湧いたんです。
AI講師のYumiが日本語で説明してくれるのですが、最初の練習はなんと、
I’m OK.
でした。

しかも、何度か「I’m OK.」と声に出します。
最初に受けたとき、とりしまは正直、
「ここからやるの?」
と思いました。
ところが、英語をほとんど話せない人が実際にAI英会話に挑戦している様子を見ると、考えが変わりました。
AI相手でも緊張する人はいます。
何を言えばいいかわかっていても、いざ「英語を話してください」と言われると声が出てこない。
だったら、最初は「I’m OK.」でもいい。
英語を口から出すこと自体に慣れるところから始めればいいのです。

日本語で理解してから英語を口にできる
Speakの超初級レッスンでいいと感じたのは、日本語で説明を聞いてから英語を練習できることです。
流れを簡単にすると、次のようになります。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 日本語で説明を聞く |
| 2 | 使い方や意味を理解する |
| 3 | 英語のお手本を聞く |
| 4 | 自分でも声に出す |
| 5 | 繰り返して口に慣らす |
日本語で内容を理解してから英語のお手本に切り替わるので、「何を言わされているのかわからない」という状態になりにくいのもメリットです。
実際に使ってみると、日本語の説明から自然な英語のお手本へ切り替わる流れもスムーズでした。
英語だけのレッスンはまだ怖い、という人にも始めやすいと思います。

大人はどうしても理論的に情報を片付けがちなので、
Yumiがする長くない解説はわかりやすく、スッと入ってくるので
講師目線から言ってもすごくいい講師だな、と思います🤣
音読だけで終わらず「会話のキャッチボール」まで練習する
英語がなかなか口から出てこない人に、とりしまも「まず音読してみたら?」とすすめることがあります。
音読には意味があります。
英文を単語ひとつずつではなく、ある程度まとまったチャンクとして口になじませる練習ができるからです。
ただし、最終的な目的が「英語で会話できるようになること」なら、一人で英語を読むだけで終わらせないことも大切です。
「話す練習」と「会話する練習」は少し違う
会話では、自分だけが英語を話すわけではありません。
相手が話す。
それを聞く。
自分が答える。
すると、また相手から何かが返ってくる。
そして、また答える。
これが続きます。
相手の英語を聞く
↓
意味を取る
↓
自分の中から英語を取り出す
↓
口にする
↓
相手からまた英語が返ってくる
↓
もう一度答える
この会話のキャッチボールができるようになることが、「英語を話せる」に近づくための大切なステップです。
人と話すのが怖ければ、AI相手でもいい
「だったらオンライン英会話で人間講師とやるべき?」
と思うかもしれません。
もちろん、それもひとつの方法です。
ただ、英語を話すこと自体にまだ慣れていない人にとって、いきなり人間を相手に英語を話すのはかなりハードルが高いものです。
- 先生が待っている。
- 何か言わなければならない。
- 沈黙したら気まずい。
- 先生によっては聞き取れない。
そう思っただけで固まってしまう人もいるでしょう。
そんな人は、まずAI相手でも構いません。
Speakに限らず、AIと実際にやり取りできる英会話アプリを利用すれば、一人で勉強しながらも「相手のいる会話練習」ができます。
独学だからといって、スピーキング練習まで一方通行にする必要はありません。

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Speakは「レッスン→反復→会話」まで段階を踏んで練習できる
AI英会話アプリはいくつもあります。
その中で今回Speakを使っていて、とりしまが特に「大人のやり直し英語と相性がよさそう」と感じた理由があります。
それが、いきなりAIと自由に話すのではなく、レッスンから始められることです。
オードリーのビデオは「動画」より「レッスン」に近い
Speakには、AI講師のYumiをはじめ複数いるのですが、一番知られているオードリーとは英語で進めるレッスンがあります。

オードリーとのレッスンは全て英語ですが、
画面左下ボタンで文字起こしを出すことがでわからない場合はそれを追ってもいいと思います。
英語と日本語どちらかが選べます。
巻き戻しや早送りもできますし、最初からやり直したいとビデオレッスンの場所が選べる自由度もいいと思いました。
オードリーの再生速度は変えられるのですが、AIボイスの再生速度は変えられません。
聞き取れなかったら何度も巻き返して聞いてみましょう。
初めはなかなか口が動かないかもしれませんが、短いフレーズをスッと、サラッと言えるようになるまで練習してみてください。



実際に受けてみて感じたのは、「英会話のダイアログ動画を見て真似する」というタイプとは少し違うことでした。
オードリーが、
「こういうときには、こう言います」
「この表現はこう使います」
というように説明しながら進めていきます。
その途中で、自分でも実際に英語を声に出します。
カジュアルで堅苦しくはないのですが、単なる動画コンテンツというより、先生から英語のレッスンを受けている感覚に近いものでした。
「とにかくAIと自由に話してみて」と言われても困ってしまう人や、AI講師をリピートして発音添削をしてもらうことにちょっと違和感を感じる人には、このワンクッションがあるのは大きいと思います。
「レッスンで言えた」で終わらない
さらに印象に残ったのが、その後です。
Speakではひとつのレッスンの中で、学んで終わりではありません。
大まかには、
- ビデオレッスンで学ぶ
- ドリルで声に出して練習する
- パーソナルレッスン
- 最後にAIとのやり取りで使ってみる
という流れで進んでいきます。
とりしま自身も、オードリーのレッスンを受けて、ドリルも終えました。

オードリーとのビデオレッスンが終了すると、レッスン完了!とポップアップが出るので、やれやれ終わった、と思ってしまうのですが、次のドリルエクササイズと続けてやるのをお勧めします。
できない場合は、面倒かもしれないけれど、復習もかねてビデオレッスンから再開するとより覚えやすく、耳も口も慣れてくるんじゃないかな、と思います。
当然、そこで出てきた英語はわかっています。
ところが最後のAIとのやり取りで、相手の声が変わっただけで一瞬、
「えっ?」
となりました。
さっきやったばかりなのに、です。
ここで改めて、
「レッスンで言えた」と「会話の中で自分から取り出せる」は違う
と感じました。
お手本がある状態で言えるだけではなく、少し状況が変わっても自分で英語を取り出す。
その練習までして初めて、知っている英語が少しずつ「使える英語」になっていくのだと思います。
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Speakは好きなところからではなく順番に進めるのがおすすめ

英語学習アプリには、さまざまなコースやレッスンがあります。
とりしまはこれまで、英語学習アプリについて「興味のあるところから始めてもいい」と紹介することもありました。
しかしSpeakについては、最初はできるだけ順番に進めたほうがいいと感じています。
「簡単すぎる」と「やる必要がない」は違う

Speakを使っていると、
「これはもう知っている」
「こんな簡単な英語、今さらやらなくてもいい」
と思うレッスンが出てくるかもしれません。
そんなレッスンに長い時間をかける必要はないでしょう。
簡単なら、さっと進めればOKです。
ただし、
知っているかどうかではなく、とっさに言えるかどうか
は一度確認してみてください。
| 状態 | 次にすること |
|---|---|
| 見ても意味がわからない | 基本文法・単語を確認する |
| 見ればわかるが言えない | 声に出して反復する |
| お手本があれば言える | お手本なしで言ってみる |
| 一人なら言える | AIなどを相手に使ってみる |
| AIとのやり取りに慣れた | 実際の人との会話にも挑戦する |
最初の簡単なステップを飛ばして、いきなり自由な会話へ行けば、当然ハードルは高くなります。
Speakを使ってみて感じたのは、英語を口から出す負荷が少しずつ上がっていくようにレッスンが続いていることでした。
だからこそ、「これは簡単だから」と全部飛ばしてしまうより、順番に進める。
簡単なら早く進める。
引っかかったら、そこで少し繰り返す。
この使い方が合っていると思います。
まとめ|もう一度文法書を開く前に、知っている英語を使ってみよう
英語を話せないからといって、必ずしも英文法を最初から全部やり直す必要があるとは限りません。
基本的な英文なら意味がわかる。
中学英語もある程度覚えている。
でも話しかけられると固まる。
そんな人に足りないのは、新しい英語の知識ではなく、すでに知っている英語を口から出した回数かもしれません。
そして、声に出して終わりではありません。
知っている英語を口から出す
→ 繰り返す
→ 相手に返す
→ 返ってきた英語を聞く
→ また自分で返す
この会話のキャッチボールまで練習してみてください。
人間相手では緊張してしまうなら、最初はAIでもいい。
AI相手でも固まるなら、「I’m OK.」から始めてもいい。
Speakには日本語で説明を受けながら始められる超初級レッスンから、英語だけで進むレッスン、ドリル、AIとの会話練習まであります。
今回実際に使ってみて、とりしまは「英語は勉強したのに話せない」という大人こそ、簡単なところから順番にやってみるといいのではないかと感じました。
もう一度文法書の最初のページに戻る前に。
まずは今日、知っている英語をひとつ、実際に声に出すところから始めてみてはいかがでしょうか。


