英語で自己紹介をする場面は、面接やビジネスの会話、オンライン英会話など、さまざまなシチュエーションで必ず訪れます。自己紹介は第一印象を決める大切な部分であり、相手に自分を簡潔に、そして魅力的に伝えるための重要なスキルです。しかし、英語での自己紹介をスムーズに行うためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
特に、英語が初心者の方や、英会話に自信がない方にとっては、自己紹介の際に「これで大丈夫かな?」と不安を感じることもあるでしょう。そんな不安を解消するために、この記事では、面接やビジネスシーン、そしてオンライン英会話で使える自己紹介のコツやフレーズを紹介します。
さらに、自己紹介に役立つ鉄板のフレーズや、避けるべきダメな例も合わせて紹介しますので、自分に合ったスタイルで自己紹介をしっかりと身につけましょう。
1. 基本の自己紹介フレーズ
英語での自己紹介の基本は、自分の名前や出身地、仕事や趣味などを簡潔に伝えることです。まずは基本的なフレーズを覚えて、シチュエーションに応じて使いこなせるように練習してみましょう。
自己紹介に必須のフレーズ
- 名前を伝える
- “My name is [Your Name].”
(私の名前は[名前]です。)
- “My name is [Your Name].”
- 出身地を伝える
- “I’m from [City/Country].”
([都市・国]出身です。)
- “I’m from [City/Country].”
- 仕事や学校を伝える
- “I’m a [Job Title] at [Company].”
([会社名]で[職業]をしています。) - “I’m a student at [School].”
([学校名]の学生です。)
- “I’m a [Job Title] at [Company].”
- 趣味や興味を伝える
- “I enjoy [Hobby].”
([趣味]が好きです。)
- “I enjoy [Hobby].”
シンプルな自己紹介の例
- 例文:
“Hi, my name is [Your Name]. I’m from [City/Country]. I’m a [Job Title] and I enjoy [Hobby]. It’s nice to meet you!”
(こんにちは、私の名前は[名前]です。[都市・国]出身で、[職業]をしており、[趣味]を楽しんでいます。お会いできて嬉しいです!)
2. 自己紹介のコツ
自己紹介をする際のコツは、シンプルで分かりやすく、相手に良い印象を与えることです。ここでは、自己紹介をより魅力的にするためのポイントを紹介します。
シンプルに伝える
自己紹介は、相手に簡単に自分を理解してもらえるように、できるだけシンプルに伝えましょう。難しい言葉や複雑な文を使うよりも、簡潔に自分を紹介することが大切です。
ポジティブな言葉を使う
自己紹介では、ポジティブで前向きな言葉を使うことがポイントです。「I’m not good at English」などのネガティブな言い回しは避け、「I’m excited to improve my English」など、前向きな言葉を使うようにしましょう。

「I’m not good at English」はよく聞きます。
気持ちはよくわかるんですが、言った後に「I’ll do my best to communicate with you.」などと追加するととても好印象です。
自信を持って話す
自分に自信がなくても、自己紹介ではしっかりと伝えることが大切です。もし、間違えても大丈夫ですし、ゆっくり話して相手に伝えることを意識しましょう。
練習がカギ
自己紹介をスムーズにできるようになるためには、何度も練習することが必要です。スクリプトを作って練習したり、友達や先生と一緒に練習して、自分のものにしましょう。
初心者が注意すべきポイント
初心者が自己紹介をする際には、あらかじめスクリプトを用意しておくと安心ですが、あまり難しい単語や文法を使いすぎると、逆に相手に「この人はこのくらいの英語力なんだな」と勘違いされることがあります。特に、自己紹介の段階でレベルを見誤られると、その後の会話がスムーズに進まなくなることも。
例えば、レベル以上の単語や文法を使うと、相手は「この人はもっと難しい話もできるのかな?」と思い、後で質問されたときに答えられなくて困ってしまうかもしれません。初心者の場合、シンプルで確実に伝えられる言葉を使うことが大切です。
レベルに合った自己紹介をするコツ
- シンプルに伝える: 自分の名前、出身地、職業、趣味など、基本的なことを簡潔に伝える。
- 難しい言葉は避ける: わからない単語を使うよりも、自分が確実に使える言葉を選びましょう。
- 無理に難しい文法を使わない: 基本的な文法でしっかりと伝えることが、相手にとっても理解しやすいです。
例:
- “Hi! I’m [Your Name]. I’m from [City/Country]. I’m a [Job]. In my free time, I like to [Hobby].”
- (こんにちは![名前]です。[都市・国]出身です。[職業]です。暇な時は[趣味]を楽しんでいます。)
このように、シンプルで確実に伝わる表現を使うことが、会話の流れをスムーズにし、相手に良い印象を与えることができます。
とりしまの気づき(コラム)

当メディア管理人とりしまはオンライン英会話講師です。数々の生徒さんとお会いして、たまに思うことをまとめてみました。
Nice to meet youから始まる
初めてのレッスンでいきなりNice to meet youから始まると、ちょっぴり違和感。自然な流れとしては、まず自分を名乗った後に「Nice to meet you!」を言う方が、より礼儀正しく、かつスムーズな自己紹介になります。
自然な流れ
- 自分の名前を言う
まず最初に自分の名前を名乗り、その後に挨拶を加えます。- “Hi, I’m [Your Name]. Nice to meet you!”
(こんにちは、[名前]です。お会いできて嬉しいです!)
- “Hi, I’m [Your Name]. Nice to meet you!”
- 少しカジュアルな場合
例えば、オンライン英会話などであれば、相手もリラックスした状況で自己紹介をしていることが多いので、最初に「Nice to meet you」と言っても問題ありませんが、やはり「自分の名前を伝えてから」挨拶をするのが自然です。- “Nice to meet you! I’m [Your Name].”
(お会いできて嬉しいです![名前]です。)
- “Nice to meet you! I’m [Your Name].”
なぜ「Nice to meet you」が後に来るのが自然なのか
「Nice to meet you!」は、相手が自分の名前を知った後に、「会えて嬉しい」という意味を込めて言う表現なので、最初に「Nice to meet you!」を言うと、自己紹介がちょっと不完全に感じることがあります。逆に、名前を名乗った後に「Nice to meet you」と言うと、会話としての流れが自然で、相手に対する敬意も感じられます。
結論としては
- 初対面での自己紹介では、**「名前を先に名乗ってから「Nice to meet you!」」**と言うのが、最も自然で礼儀正しい流れです。
名乗らない
自己紹介をするから後にとっておこう、もう講師は自分の名前は知っているだろう、と思っているのかもしれませんが、レッスンが始まって講師が「Hi, I’m 〇〇. Nice to meet you!」と始まって、あなたが何も言わない、名乗らないのは、
さみしいです。
自然な流れ
- 講師が挨拶してレッスンが始まる
「Hi, my name is 〇〇 Nice to meet you.」
- ここ重要あなた
「I’m 〇〇. Nice to meet you, too.」
- ここから自己紹介が始まる(講師が切り出す)
「OK, can you tell me about yourself? 」
「Could you introduce yourself?」 - 改めて名前から始める(用意したスクリプトはここから)
「My name is …」と続けていく

2番目がないんですよー。あれ悲しいです。
スクリプト有無関係なく、最後の〆をしっかり言わないと、講師は終わったかな?まだあるかな?と待ってます🟰気まずい沈黙の圧があなたを襲う、ということになってしまいます。
例えば、「It’s nice to meet you. Thank you」が基本例です。これで相手はあなたの自己紹介完了がわかるのです。
My name is?それとも I’m?
確かに、自己紹介で「I’m [Name]」を使うことは、カジュアルでフレンドリーな印象を与えることができますが、場合によっては少し馴れ馴れしく感じることもあります。特に、初対面の相手やビジネスシーンでは、もう少しフォーマルな表現を使った方が無難なこともあります。
例えば、**「My name is [Name]」**を使うことで、より丁寧で落ち着いた印象を与えることができます。この表現は、自己紹介の際に相手に敬意を払っている感じが伝わり、相手がビジネスパートナーや目上の人であれば、適切な言い回しです。
一方で、**「I’m [Name]」**は、友人やカジュアルな場面で使うのに適していて、フレンドリーで親しみやすい印象を与えます。例えば、英会話カフェや友達との会話などでは、この表現がよく使われます。
使い分けの例
- フォーマルなシチュエーション:
“My name is [Name]. It’s a pleasure to meet you.”
(私の名前は[名前]です。お会いできて嬉しいです。) - カジュアルなシチュエーション:
“I’m [Name]. Nice to meet you!”
([名前]です。お会いできて嬉しいです!)
シチュエーションに応じて、使う表現を変えることで、より相手に合った自己紹介ができるようになります。正しい使い分けが大切ですね!

とはいえ、はっきり白黒はつけにくいです。
カジュアルと聞くと砕けたととらえる人もいるので、
とりしま的にはI’m…はフレンドリーと捉えるといいかなと思います。
3. シチュエーション別自己紹介のコツ
自己紹介は、シチュエーションによって求められる内容やトーンが異なります。ここでは、面接、ビジネス、そしてオンライン英会話のシチュエーションで役立つ自己紹介の例を紹介します。それぞれの場面に応じた適切な自己紹介を身につけましょう。
面接での自己紹介
面接では、自己紹介は自分をアピールする大切な瞬間です。簡潔に自分の強みや経験を伝えつつ、自己紹介を始めましょう。
鉄板の自己紹介(面接)
- 例文:
“Good morning, my name is [Your Name], and I’m a [Job Title] at [Company Name]. I’ve been working in the [Industry] for [X] years and specialize in [Area of Expertise]. I’m excited about this opportunity and looking forward to contributing to your team.”
(おはようございます、[名前]と申します。[会社名]で[役職]を務めており、[業界]で[X]年間働いています。[専門分野]に特化しています。この機会に興奮しており、御社のチームに貢献できることを楽しみにしています。)
注意点
面接では、自己紹介が長くなりすぎないように注意しましょう。自分の強みや仕事の経験を簡潔に伝えることが大切です。
ビジネスでの自己紹介
ビジネスシーンでは、プロフェッショナルな印象を与えることが重要です。自分の役職や業界の知識について触れることで、信頼感を与えることができます。
鉄板の自己紹介(ビジネス)
- 例文:
“Hello, I’m [Your Name], the [Job Title] at [Company Name]. I specialize in [Field] and have been working in this industry for [X] years. I’m looking forward to collaborating with you and contributing to our shared goals.”
(こんにちは、[名前]と申します。[会社名]で[役職]を務めています。[分野]に特化しており、この業界で[X]年間働いています。皆さんと協力し、共通の目標に貢献できることを楽しみにしています。)
注意点
ビジネスの場では、専門的な用語を使うこともありますが、相手に伝わりやすいように簡潔に説明しましょう。また、相手に対する敬意を表すことが大切です。
オンライン英会話での自己紹介
オンライン英会話では、リラックスした雰囲気で自己紹介をすることが求められます。自分の興味や学びたいことを伝えることで、会話がスムーズに進みます。
鉄板の自己紹介(オンライン英会話)
- 例文:
“Hi, I’m [Your Name], and I’m from [City/Country]. I work as a [Job Title] and in my free time, I enjoy [Hobby]. I’ve been studying English for [X] months/years, and I’m excited to improve my skills with you!”
(こんにちは、[名前]です。[都市・国]から来ました。[職業]として働いており、暇な時は[趣味]を楽しんでいます。英語を[X]ヶ月/年勉強しており、あなたと一緒にスキルを向上させるのが楽しみです!)
注意点
オンライン英会話では、リラックスして自分らしく自己紹介をすることが大切です。難しい言葉を使いすぎると逆に緊張してしまうこともあるので、簡単な表現でしっかりと自分を伝えるようにしましょう。
まとめ
自己紹介は、どのシチュエーションでも「自分らしさ」を伝える大切な部分です。シンプルでポジティブな言葉を使って、相手に良い印象を与える自己紹介を練習してみましょう。この記事で紹介したフレーズやコツを参考に、どんな場面でも自信を持って自己紹介できるように練習してください!