「英語学習歴９年でも喋れない」というお悩みについて解説

こんなご相談を受けました。

長い間英語学習を続けているのに、いざしゃべれないって辛いですよね。
管理人とりしまも今学習している言語は８年目ですが、まだまだ初心者レベルなので、この相談者さんのお気持ちはよくわかります。

一体全体何が原因なのでしょうか？

この記事では、
「留学しないと英語をしゃべれるようにならないのか？」
「英語学習歴長いけど、何が悪い？」
といった長期学習者が陥りがちな切実なお悩みを皆さんと共有して考えていきたいと思います。

結論

留学する必要はない（したいなら別、した方が速い）

もちろん留学が理想の学習環境です。
しかし現実誰もがぽいっとできることではありません。

留学するとなぜ英語力習得が可能かというと、

やっぱ留学しなきゃ無理じゃん、と思われたかもしれません。

けれど日本にいながら自主学習とアウトプットをこなしていけば時間はかかりますが英会話力が習得できると思います。

原因解明

本当に９年間365日勉強したか？

少し厳しいことを言います。

ふわっとした返答が返ってきました。

では、週１の英会話教室（４０分）に加えて自主学習を1日あたり平均３０分としましょう。
毎日自主勉強をやったと仮定して、

日本人が中高大を合わせた平均英語学習時間は1,120時間という調査結果があります。それを足して、

1,950 + 1,120 = 3,070時間

一般的に語学を習得するのに必要な時間2,200〜3,000時間と言われています。

3,000時間超えてるじゃん！

ではどうしてしゃべれないのでしょうか？

学習の内容は？

質問者さんの学習内容を詳しく聞いていくと、以下のことがわかってきました。

• 毎日は勉強しなかった
• 途中ブランクがあった
• アウトプットの機会は英会話教室一択
• 教材を中心にしたレッスン内容だった
• ずっと同じ講師から教わっていた
• 年齢を重ねるにつれ、覚えれないし、忘れてしまう

ハワイ旅行前後はやる気満々だったので毎日勉強していたけど、時間が経つにつれモチベーションが下がり、仕事も忙しくなったりして一時期離れてしまったそうです。
現実起こりうる話ですね。

レッスン内容もインプットに重きが置かれています。
テキストを見ずに完全フリートークは英会話レッスンの冒頭５分程度だったようです（それも今日あったことといったルーティン化した内容）。
あとはテキストを講師と一緒に読んだり、ディスカッション。といっても発言した時間も正味５、６分。

大半が座学の中高大の英語学習ですから、相談者さんのアウトプットの量が学習時間に対していかに少なかったかがわかると思います。

ずっと同じ講師とレッスンをしていると、「他の人がしゃべる英語」にあまり免疫がありません。
「この人の英語はわかるのにあの人は分かりづらい」という経験はありませんか？

質問者さんもおそらく道で引き止められた外国人観光客の発音やスピードについていけなかったのだと思います。少々テンパってた分もあったでしょうね。

年齢には勝てない？

年齢に関しては、どうしようもありません。
忘れてしまったものはまた覚えればいいというスタンスで構えるのが大人のありかたです。

アウトプットの量を増やすならオンライン英会話

しゃべる量が上達への道

しゃべれるようになるにはしゃべる量を増やさないといけないという事、もうお分かりですね。

実際相談者さんはオンライン英会話を始めて少しずつ上達していっています。

全くもってその通りなんです。

25分のレッスンでまだ教材を使っているけれど、冒頭のSmall Talkの時間が少しずつ長くなったり、内容が濃くなってきて、教材で取り上げられたトピックについてのディスカッションも盛り上がって脱線してしまうことも。

フリートークでのハードルを乗り越える方法

教材に頼らないフリートークセッションは英会話力を身につける効果的な方法ですが、確かにハードルは高いですね。

• ネタに困る
• 25分持たない、など

ネタに困るなら違う講師と同じことを話してみてはどうですか？
そこから間違いを直していき、正確度や内容の濃さを上げてみましょう。

教材を使ってもいいけど最低レッスンの最初の5分は雑談することを強くオススメします。

月額（6,480円）払えばレッスン取り放題のネイティブキャンプならお金を気にせずにアウトプットが大量にできるので超オススメです。
毎日１レッスンという縛りがなく、「習慣化したいけど毎日は無理」という人にはピッタリ。時間があるときに好きなだけレッスンが受けられます。
自習コンテンツも豊富なので助かりますね。

まとめ

今回は長期英語学習歴を持つ人がしゃべれない原因を解明、そしてその対策を相談者さんのお悩みをもとに紹介しました。

とはいえ、相談者さんが無駄足を踏んだわけではありません。
十分なインプットありきのアウトプットだからです。

「交渉する（negotiate)」という単語を知らなければ、絞り出そうにも出てきませんよね？
別の単語で代用できますが、ビジネスシーンではそうはいきません。

自分も相談者さんのパターンかも、と思われた人、
目安として自分の学習時間を弾き出してみてはいかがですか？

けれど大事なことは一刻も早くより多くのアウトプットをすることです。
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