「イースターって、結局なにを祝う日?」
キリスト教圏で最も大切な祝日のひとつ「イースター(Easter)」。日本では「うさぎ」や「たまご」のイメージが先行しがちですが、もともとは深い宗教的な意味を持つ日です。
この記事では、英語学習者さん向けに、イースターの意味、各国での過ごし方、英語でよく使われる単語や表現などをやさしくまとめてご紹介します。
イースターとは?
イースター(Easter)は、イエス・キリストが死からよみがえった(復活した)ことを祝う日です。十字架にかけられて亡くなった3日後の日曜日に復活したとされており、キリスト教では「最も喜ばしい日」とされています。
「Easter」という語の語源については諸説ありますが、ゲルマン神話に登場する春の女神「Ēostre」に由来するという説もあり、春と新しい命の象徴でもあると考えられています。
各国でのイースターの過ごし方
イギリス・アメリカの場合
- 日曜の朝に教会の礼拝へ行く
- 家族でイースターランチを囲む(ラム肉やホットクロスバンズなど)
- 子どもたちは「エッグハント(egg hunt)」を楽しむ
- 卵型のチョコレートやうさぎのモチーフがあふれる
また、アメリカでは「イースターエッグロール(egg roll)」というホワイトハウスの恒例イベントも知られています。これは、子どもたちが芝生の上でスプーンなどを使って卵を転がすレース形式の遊びで、「エッグロール=春巻き」ではありません!あくまで「卵を転がす(roll)遊び」です。
また、イースターの時期になると、教会や家庭では白いユリ(Easter Lily)が飾られることもあります。ユリの花は純潔や再生の象徴とされており、イエスの復活と深く結びついているため、イースターの代表的な花とされています。
イースターにまつわる英語表現・単語
英語表現 | 意味・使い方 |
---|---|
Easter Sunday | イースター当日(日曜日) |
resurrection | 復活(キリストが死からよみがえったこと) |
He is risen. | 「彼は復活された」教会でよく使われる伝統的な言い回し |
rebirth | 再生。比喩的に使われることも多く、春や希望と結びつくことが多い |
celebration | お祝い。宗教的な行事以外でも幅広く使われる単語 |
egg hunt | 卵探し。イースターに子どもが楽しむイベント |
Easter Bunny | イースターのうさぎ。卵を届けてくれる存在 |
会話やSNSで使えるイースターのフレーズ
- Happy Easter!(イースターおめでとう!)
- Wishing you a joyful Easter.(楽しいイースターをお過ごしください)
- Enjoy your Easter weekend!(イースターの週末を楽しんでね)
クイズでチェック!イースター、ちゃんと覚えてる?
以下のクイズで、この記事&これまでのイースター記事の内容をおさらいしてみましょう♪
Q1. イエス・キリストが復活したとされる日は?
Q2. 「エッグロール(egg roll)」は何をする行事?
Q3. 「He is risen.」はどんな場面で使われる?
まとめ|“復活”というテーマから広がる英語の学び
イースターはキリストの復活を祝う宗教的な行事であると同時に、「再生」「春の訪れ」「新たなスタート」などの象徴として、多くの文化や表現と結びついています。
英語学習においても、単語やフレーズの背景を知ることで、ことばへの理解がより深まります。この記事が、英語と文化をつなげて学ぶきっかけになりますように。
この記事をきっかけに、まだ読んでいない記事があれば、ぜひあわせてご覧くださいね。
📚 イースター特集シリーズ(おすすめの読書順)
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②うさぎと卵の意味、知ってた?イースターの不思議なシンボル解説
③イギリスとアメリカの違いも?イースターの文化的背景まとめ🇬🇧🇺🇸
⑤パームサンデーって何の日?イースター直前の大事な日を解説🌿
⑥Good Fridayって悲しい日?その意味と英語表現をやさしく紹介
⑦イースターサンデーの本当の意味とは?大人にもわかりやすく解説
🔖 この記事はシリーズの7番目です(今ここ)
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