「イースターの1週間前、“パームサンデー”って何?」
英語学習をしていると、イースターやグッド・フライデーの名前はよく聞くけれど、「パームサンデー」についてはあまり知られていないかもしれません。
この記事では、英語学習者さん向けに「パームサンデー(Palm Sunday)」の意味や文化的背景、英語表現についてやさしくご紹介します。
パームサンデーってどんな日?

「パームサンデー」は、イースターのちょうど1週間前の日曜日。 キリスト教においては、イエス・キリストがエルサレムに入城した日を記念する日です。
当時のエルサレムでは、過越(すぎこし)の祭りを祝うために多くの人が集まっていました。 その中で、イエスはろばに乗って町に入り、多くの人々に歓迎されました。 彼らは道に自分の服を敷いたり、シュロの葉を掲げて「ホサナ(Hosanna)」「主の名によって来られる方に祝福を!」と叫び、イエスを「救い主」として迎えたのです。
このときの出来事から、「Palm Sunday(シュロの日曜日)」と呼ばれるようになりました。
イエスがエルサレムを目指した理由には、深い宗教的背景があります。当時、エルサレムはユダヤ教の聖地であり、神殿が置かれた最も神聖な場所とされていました。過越の祭りには多くの人々が巡礼に訪れ、宗教指導層や権力者たちもこの地に集まっていました。
イエスは、自らの死と復活によって人々を救うという使命を果たすため、あえてこの宗教的・政治的中心地であるエルサレムに向かいました。それは、当時の形式的な宗教体制に対する挑戦でもあり、聖書に預言された「救い主がエルサレムに来る」という言葉の成就でもあったのです。
教会ではどんなことをするの?
多くの教会では、”Palm branches”(シュロの葉)やその代わりとなる植物を配ったり、”procession”(行列)として入城のシーンを再現する特別な礼拝が行われます。 子どもたちが葉を持って行進したり、歌を歌う地域もあり、イースター前の静かな始まりとして大切にされています。
パームサンデーにまつわる英語表現と英語での言い回し
英語表現 | 意味・使い方 |
---|---|
Palm Sunday | パームサンデー、イースターの1週間前の日曜日 |
to welcome Jesus | イエスを迎える(入城シーンに関連) |
palm branches | シュロの枝、パームの葉 |
Holy Week | 聖週間。パームサンデーからイースターまでの1週間 |
まとめ|イースターは「静かな始まり」から始まる
パームサンデーは、イエスの「復活」という明るい物語の前にある、静かで意味の深い出来事を思い出させてくれる日です。
英語学習を通してこうした背景を知ることで、英語の語彙も記憶に残りやすくなりますし、文化としてもより深く理解できるようになります。
次回は、イースター前の金曜日「グッド・フライデー(Good Friday)」についてご紹介します!
英語では、”Palm Sunday marks the beginning of Holy Week.”(パームサンデーは聖週間の始まりを示します)という表現も使われます。文化の背景とあわせて、こうした表現も覚えておくと英語力アップにつながりますよ。