「しゃべれない」
オンライン英会話を始めて
いまだに全然しゃべれない自分がいる。
英語学習を継続しているのに、
なかなかしゃべれない。
そんなお悩みに管理人とりしまが、
オンライン英会話で教えている時に目撃する初心者さんたちを、
段階別でしゃべれない理由を分析し、
解決策を上げてみました。
これを読めば次のオンライン英会話のレッスンで
前回よりしゃべれるようになります。
(ケース1)テンパってしまう
オンライン英会話にしろ、英会話教室にしろ、
勇気を振り絞って申し込んだものの始めたばかりは
緊張して頭の中が真っ白になってしまいますよね。
一発目の「Hello」から始まって軽い自己紹介以降、
あわあわして「Yes」「No」しか言えなかったという経験をした人もいると思います。
始めたばかりなら普通です。
緊張する人はたくさんいますよ。
そんな時は、
- 深呼吸などして心を落ち着かせる
- 場数を踏む
あがり症の人には申し訳ないのですが、
これは慣れるしかないので場数を踏んでください。
講師もわかっていますから、
レッスン後にしゃべれなかった自分を責めず、
気持ちを切り替えて次のレッスンの予約を速攻しましょう。
5、6回もすれば様子がわかってくるので
少しずつ緊張しなくなると思います。
レッスン前に一杯飲んでリラックスしてからレッスンに臨む人もいます。
オンライン英会話ならではの裏技ですね。
飲み過ぎると頭が回らなくなるので注意しましょう。
(ケース2)聞きとれない
緊張していないのに、
相手の言っていることが「ちんぷんかんぷん」の場合、
理由は英語の音に慣れていないからです。
英語には日本語以上の種類の音があって、
それらの音に慣れていないと、
何が何だか分からないのも仕方がないですよね。
こんな時は、
- 聞き流しでもいいのでとにかく英語を聞く時間を多く作る
- 意味はわからなくてもいいので英語の歌をカラオケしてみる
発音記号を一つ一つ見直さず、
英語ってこんな音なんだよ、と
漠然と量を聞いて耳を訓練してみてください。
好きな音楽を回数聞いていくうちに
ふっとキーワードが聞き取れてくるようになります。
歌詞を見ながらカラオケもとりしま的にはおすすめです。
意味がわかってくると歌う時感情移入もできますしね。
教材にしろ、アプリにしろ、1回や2回聞いて満足してはいけません。
意味がわからなくてもキーワードが
数個は聞き取れるくらい繰り返し聴き込みましょう。
たくさんの人が通勤時間を利用しています。
(ケース3)聞きとれても意味がわからない
英語には慣れたけど、
聞いた3割くらいしか意味が掴めない、
それもふわっとだけ。
そんな人は英語の文法が
体に染み込んでいないからです。
日本語とは文法構成が違うので
基本文型を自分に叩き込むしかありません。
そんな人は、
- リスニングをするときは全集中(聞き流さない)
- 基本文法を見直す
- ボキャブラリーを増やす
聞き流しは超初心者が耳を慣らすにはいいのですが、
そのステージが過ぎた後もただ聞き流すのはリスニング力向上につながりません。
しっかり集中して理解しようと意図して聞いてください。
初めは短いものから、
短いものが用意できなかったら長いものを
分割してもいいと思います。
一気に1時間くらいのポッドキャストを集中して聴こうという無茶はやめましょう。
疲れた脳で学習すると非効率極まりないからです。
聞き取れるけど意味がわからない文法は
レッスンで聞いたりするといいと思います。
単語に関してはその都度調べましょう。
スペルがわからない場合はGoogle Translateなどのアプリで
「音声入力」することもできます。
(発音力も強化されますね)
(ケース4)センテンスが作れない
だいぶ聞けるようになったけれど、
自分が口にするのはいつも単語のぶつ切り、というパターン。
書けるんだけれど、口から出てこない。
多くの人がこの悩みを抱えていると思います。
とりしまからのアドバイスは、
- 音読する
- 英語の基本5文型を理解する(ふんわりでもよし)
- 時間がかかってもいいので口頭でちゃんとセンテンスを作る。
「英語をしゃべっている時は英語で考えろ」と言われますが、
できるんだったら苦労してない
ですよね。
英語脳だのなんだのと、あると思うのですが、
そこに辿り着くにはかなりの時間がかかります。
音読することによって
耳(音)で情報を処理するように訓練することができます。
何度も何度も読んでいくと
パターン(文型/語順)が見えてくるようになります。
それをさらに続けると、
その文型で言わないと違和感を感じるようになってきます。
何度も繰り返して音読していくと、
「She sometimes drinks wine.」なのに
「She wine sometimes drinks.」と言ってしまうと
気持ち悪く感じる、といったところです。
この時、中学英語基本5文型のうち、
3、4、5文型を主に音読していくことをオススメします。
第1文型 | S+V |
第2文型 | S+V+C |
第3文型 | S+V+O |
第4文型 | S+V+O+O |
第5文型 | S+V+O+C |
1、2文型はすっと抵抗なく作れるのですが、
3からがハードルが高くなるようです。
一刻も早くマスターしたいのは
「誰が誰に何をどうする」を伝える第4文型(S+V+O+O) 、
次が第5文型(S+V+O+C)だと思います。
文型というとかたいですが、要するに単語がくる順番のことです。
+より→で考えるとわかりやすいかと思います。
目的は「このセンテンスは第○文型だ!」と判定することではなく、
パターンを覚え、ゆくゆくは自動化することです。
パターンがすーっと入ってくるまで繰り返し音読をしてみてください。
短いものでもOKです、徐々に長くしていきましょう。
(ケース5)聞きとれても何を言っていいか思いつかない
相手の言うことも8割分かる、けど、
いきなりアメリカの大統領選のことを振られても…
日本語でもどう答えればいいかわからない時、
よくあると思います。
そんな時は、
- とりあえず「I see.」とあいづちを打つ(無言でスルーしない)
- よく知らないと正直に言う
- 自分に身近なトピックを自分で選ぶ
「えー!わかんない!」と焦らず、
さっと対応しましょう。
わからないなりに小さなコメントを言ってから
トピックのシフトをするととても感じが良いです。
まとめ
緊張のせいで
頭が真っ白になってしまうことはよくあることです。
けれど原因がわかればそれなりに対処できるはずです。
今回は初心者のための段階別
「しゃべれない事」への改善策をまとめてみました。
お気づきかもしれませんが、
ものすごい裏技があるわけではありません。
ポイントは
「自分に合ったレベルのもの」を辛抱強く繰り返すこと。
そして自分に合った
オンライン英会話でたくさんアウトプット、です。
継続すれば必ず少しずつしゃべれるようになっていきますよ!
頑張ってください。
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