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USCPAは独学で合格できる?難易度と現実を徹底解説

USCPAは独学で合格できる?難易度と現実を徹底解説 留学・ワーホリ・海外移住

USCPA(米国公認会計士)は、独学でも合格は不可能ではありません
しかし現実的には、難易度は非常に高く、予備校なしで挑戦するのは相当な覚悟が必要です。

特に、受験資格の要件(会計・ビジネス単位の取得)が独学における最大の壁
教材や手続き、学習効率の面でも予備校利用者との差は大きくなります。

本記事では、独学のメリットとデメリット、そして独学で合格できる人の特徴を徹底的に整理します。

結論|USCPAの独学は「不可能ではないが、極めて難しい」

まず結論から言うと、独学でUSCPAに合格することは理論上は可能です。
実際、少数ながら独学で合格した方も存在します。

ただし、その多くは次のような人たちです:

  • すでに受験資格の単位を満たしている
  • 会計知識と高い英語力を持っている
  • 試験情報を英語で自力収集できる

つまり、完全な初学者が独学で合格するのは現実的ではないというのが実情です。

USCPAを独学で目指す場合の「できること」(メリット)

USCPAを独学で取得するメリット

独学の強みは、コストと時間の自由度。
ただし“効率性”という観点では、あくまで限定的です。

費用を大幅に抑えられる

  • 予備校に通う場合、受講料は40〜60万円前後かかります。
  • 独学ならテキスト代と受験費用のみで済むため、数万円で挑戦可能。
  • 経済的負担を減らしたい社会人や学生にとっては魅力的な選択肢です。

自分のペースで準備できる

  • 仕事や家庭の事情に合わせて、自由なスケジュールで学習できる
  • 予備校のように「受講期限」や「指定カリキュラム」に縛られない。
  • マイペースに進めたい人には合う。

好きな教材を自由に選べる

  • 独学なら、市販の教材や海外予備校の教材を自由に組み合わせ可能。
  • 代表的なのはBecker、Gleim、U Worldなどの英語教材。
  • 日本語解説のある教材はほぼ存在しないため、英語読解力が前提になります。

合格の可能性はゼロではない

  • 独学で合格した実例もあり、絶対に無理というわけではない
  • ただし、会計経験者・英語上級者など、高いスキルを持つ人に限られる傾向があります。

USCPAを独学で目指す場合の「できないこと」(デメリット)

USCPAを独学で取得するデメリット

USCPAの独学が難しい最大の理由は、受験資格の確保と学習効率の悪さにあります。
この2点が、予備校が存在する最大の理由でもあります。

受験資格・手続き面(最大の壁)

独学では、受験要件の充足・出願手続き・情報収集をすべて自力で行う必要があります。

  • 単位要件の壁
    • 各州で定められる「会計単位」「ビジネス単位」を自分で満たす必要あり。
    • 日本の大学卒業者でも単位不足のケースが多く、予備校を使わないと補う方法がほぼない。
  • 英語での手続き対応
    • 出願や単位認定はすべて英文サイト・英文書類でやり取り。
    • 州ごとに条件が異なり、調査と書類準備に膨大な時間がかかる
  • 最新情報の収集が困難
    • USCPA試験は頻繁に制度改定が行われるため、常にNASBAやAICPAの英文サイトをチェックする必要。
    • 日本語で網羅的に整理しているサイトは少ない。
  • ライセンス取得手続きも自力対応
    • 合格後も、倫理試験・実務証明・ライセンス登録を自分で進める必要がある。
とりしま
とりしま

この「受験資格の壁」を自力で乗り越えるのは、実務的にはほぼ不可能に近いです。

学習効率・教材面

独学では、学習の方向性を自分で決めなければならないため、非効率になりやすいのが現実です。

  • 日本語教材がない
    • 日本語で独学できる教材は存在せず、全て英語教材に頼る必要があります。
    • BeckerやGleimなどの教材は優秀ですが、価格も高額(約30万円前後)
  • 学習範囲が膨大で、出題傾向がつかみにくい
    • 「どこがよく出るか」「何を重点的に勉強するか」が分からず、時間が倍以上かかる
  • 質問・相談できない
    • わからない箇所を質問できる相手がいないため、理解が止まりやすい
  • 模試・直前対策が不足
    • 模擬試験や過去問演習ができないことで、本番対応力が弱くなる

独学で合格できる人の特徴

ここまで、独学のメリットとデメリットを整理してきました。
「費用を抑えられる一方で、情報や手続き面の壁が高い」という現実が見えてきたと思います。

それでも、条件がそろえば独学でもUSCPAに合格できる人は確かに存在します。
彼らにはいくつかの共通点があり、いずれも「自分で情報を整理し、学習を継続できる力」が前提です。
以下の特徴に当てはまる人ほど、独学でも合格の可能性が高まります。

1. 高い英語力を持つ人

  • 教材・出願書類・試験問題が全て英語。
  • TOEIC 800点以上、または英検準1級以上が目安。

英語力があることで、教材理解だけでなく、試験制度や手続きの英文情報を正確に把握できるのが大きな強みです。
リーディング力とリスニング力の両方を兼ね備えている人ほど、独学の壁を感じにくいでしょう。

2. 会計知識や実務経験がある人

  • 日商簿記1級レベル以上または税理士試験「簿記論・財務諸表論」合格者。
  • 会計・監査の実務経験があると、FAR(財務会計)やAUD(監査)の理解がスムーズ。

会計の基礎知識を持っていると、英文テキストを読む際も“概念から逆算して理解”できるため、効率が大幅にアップします。
実務経験があれば、理論を実感を伴って理解できる点も有利です。

3. 受験資格(単位要件)をすでに満たしている人

  • 会計・ビジネス単位を取得済みなら、最大の障壁がなくなる
  • すでに米国の大学で単位を取得している人や留学経験者が該当。

この条件をクリアしている人は、手続き面での負担を大幅に減らせるため、独学でも実務的に進めやすくなります。
受験要件がすでに整っている人ほど、純粋に“学習そのもの”に集中できます。

4. 強い意志と十分な学習時間を確保できる人

  • 独学では、1,500時間以上の学習が必要になるケースが多い。
  • 長期間モチベーションを維持できる忍耐力が必須。

USCPAは長期戦の資格です。
予備校のようなペースメーカーがない分、自分で計画し、自分を律して進める自己管理力が欠かせません。
日々の学習をルーティン化できる人ほど、独学成功の可能性が高まります。

とりしまの目撃

アメリカカリフォルニア州に20年いた当ブログ管理人とりしまですが、何人かCPAとして活躍している人を学生時代から知っています。

めっちゃ勉強していました。

元々優秀な人たちなのに、やっぱりCPAを取るのは大変だと言って特化型コースを取って勉強していたようです。学生時代ならなんとか時間を見つけることができたようですが、Trishaが言っていたことが今でも忘れられません。

(勉強する)時間が、ない。
情報が膨大すぎる。

とりしまの知り合いTrisha

彼女はUCLAを卒業した後、地元であるシリコンバレーに戻り就職、本業の傍らCPAの取得に奮闘していました。彼女はアメリカで生まれて母語は英語です。それでも「正直大変」と漏らしていました。

別の友達のPeggy(上海出身・母語は中国語)も「早く終わって欲しい」とぼやいていたのを覚えています。

とにかく、難しい資格なんだな、という印象で彼女たちを見守っていたとりしまでしたが、二人とも無事CPAを取得、転職先でものすごいバリキャリ女子となり、Trishは結婚後旦那さんの仕事でシンガポールに(旦那さんもすごいキャリアの持ち主です。)、Peggyはシリコンバレーに2件家を所有しています。

一生ものの資格を取得した二人は安定した生活を送っています。
けれど、それを手に入れるためにものすごく頑張ったのも確かです。
Trishaは初めちょっと独学まではいかないもののコースにサインアップせずに情報収集がてら学習していたようですが、コースを取った方が効率よく学習できるということにたどり着いたようでした。

独学で取得するか、講座を受講するかはあなた次第です。
どちらの道を歩むにしろ、合格をお祈りしています。

まとめ|「独学でも可能」は事実だが、現実的ではない

USCPAは、世界的に見ても難易度の高い国家資格の一つです。
独学で合格できる人はごく一部のハイスペック層に限られ、
多くの人にとっては効率・コスト・時間の面で独学は非現実的です。

🎯 結論:
独学での合格は可能だが、相当な準備と能力が必要。
初学者や社会人は、予備校を活用する方が圧倒的に早く・確実に合格できる。

💡補足|予備校を使うと何が違うのか

USCPA予備校(例:アビタス、TAC、CPA会計学院など)を利用すれば、
次のようなサポートが受けられます。

  • 受験資格(単位要件)の充足支援
  • 出願・ライセンス手続きの代行サポート
  • 日本語テキスト+英語問題集で効率的に学習
  • 講師・USCPAホルダーへの質問対応
  • 模試・試験対策・キャリア支援

独学と比べると、学習効率や情報の正確さが格段に上がるのは事実です。
特に、手続きや単位認定など「合格以前の準備」でつまずく人にとっては、
専門サポートが“時間と労力の節約”につながります。

💬 独学からの切り替えを検討している方へ

もしあなたがすでに独学で学び始めていて、
「思ったより情報が少ない」
「どこから手をつければいいかわからない」と感じているなら、
それは自然なことです。USCPAは情報戦の資格でもあります。

一度、予備校の無料説明会や資料請求で、
自分の現在地と合格までのルートを確認してみるのもおすすめです。

予備校を選ぶこと=独学をやめることではありません。
むしろ、これまでの努力をより確実に合格へつなげるための「戦略的な切り替え」です。

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USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
アビタス

とりしま

オンライン英会話で日本人講師として活動中。TESL保有。
私自身、英会話力を身につけるまでにかなり時間がかかりました。
語学留学→現地採用→アメリカで起業と、試行錯誤の連続。
今は“地球のどこか”で、同じように悩む大人の英語学習をサポートしています。
2025年には英検準1級(1か月準備)に合格。世界遺産検定4級も取得。
好きなワインはジンファンデル。血液型はA型です。
現在は、第三か国語としてトルコ語もゆるく学習中です。

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