「007」や「ミッション:インポッシブル」のようなスパイ映画で描かれる政府機関や任務の数々。
映画の中では非現実的に見えるかもしれませんが、実際に存在するものもあります。
そして、これらの映画には英語学習者が楽しみながら学べる語彙や表現がたくさん隠されています。
今回は、映画でよく登場する政府機関や関連する英語表現についてご紹介します。
実在する政府機関
MI6(イギリス秘密情報部)


「007」の主人公ジェームズ・ボンドが所属するMI6(正式名称:Secret Intelligence Service, SIS)は、実在するイギリスの諜報機関です。
国家の安全保障を目的に、海外での情報収集やスパイ活動を行っています。
映画ではかなり脚色されていますが、現実のMI6も世界的に知られる機関の一つです。
- 本部所在地:ロンドン(テムズ川沿い)
CIA(アメリカ中央情報局)


「ミッション:インポッシブル」や「ジェイソン・ボーン」シリーズでおなじみのCIA(Central Intelligence Agency)は、アメリカの諜報機関です。
海外での情報収集や秘密工作を担当しており、映画のようなスリリングな任務も、少なくとも一部は現実の業務に近いものがあります。
- 本部所在地:バージニア州ラングレー
FBI(アメリカ連邦捜査局)


FBI(Federal Bureau of Investigation)は、アメリカ国内での犯罪捜査やテロ対策を行う機関です。
スパイ映画では、CIAとは異なり、国内問題にフォーカスした捜査が描かれることが多いです。
- 本部所在地:ワシントンD.C.
ペンタゴン(アメリカ国防総省)


ペンタゴン(Pentagon)は、アメリカ国防総省の本部で、軍事作戦の計画や指揮を行う重要な施設です。
その名は五角形の形状をした建物に由来します。
映画では、戦争や国家安全保障に関する場面で頻繁に登場します。
- 所在地:バージニア州アーリントン
スパイ映画でよく使われる語彙や表現
映画を見ながら学べる英語表現をいくつかご紹介します。
1. “Your mission, should you choose to accept it.”
- 日本語訳:「君の任務だ。遂行するかは君次第だ。」
- 映画「ミッション:インポッシブル」の名セリフです。
- ポイント:
- このフレーズはフォーマルな言い回しで、「should」は「if」の代わりとして使われています。
- 通常の語順では「If you choose to accept it」と言いますが、映画ではフォーマルさを強調するために「Should you choose」となっています。
2. “It’s classified.”
- 日本語訳:「それは機密情報だ。」
- 「classified」は「機密扱いの」という意味で、スパイ映画では頻出する表現です。
3. “Double agent”
- 日本語訳:「二重スパイ」
- 一方の陣営のためにスパイ活動をしながら、実は敵側にも情報を流す人物を指します。
4. “Code name”
- 日本語訳:「コードネーム」
- スパイや作戦を指す際に使われる暗号名で、映画では頻繁に登場します。
まとめ
映画に登場する政府機関やスパイ活動は、
非現実的な演出もありますが、
現実に基づいている部分も多くあります。
そして、これらの映画は英語学習者にとって、
楽しみながら語彙や表現を学ぶ絶好の教材です。
次回スパイ映画を見る際は、
紹介した表現を意識しながら鑑賞してみてください。
きっと、映画をさらに楽しむと同時に、英語力もアップしますよ!
画像や動画を見ながら単語が学べるので
ネイティブがどう使っているか同時に分かる!