TOEICの目標スコアを達成して、
「よし、次は実際に英語を話せるようになりたい!」
と思った方も多いのではないでしょうか。
試験対策の学習で単語や文法の知識は増えたのに、会議やプレゼンの場を想像すると自信が持てない…。そんな時に真っ先に思い浮かぶのがオンライン英会話です。
ただし、ここで「安さ」だけを基準に選んでしまうと要注意。
安いサービスの多くは日常英会話が中心で、講師のビジネス経験も限られているため、せっかくの努力が実務に直結しにくいのです。結果として「もっと早くビジネス特化型で学んでいればよかった…」と遠回りになってしまうことも。
効率的にビジネス英語を身につけたいなら、「講師の質」と「教材のビジネス特化」 に投資することが、最短ルートです。
この記事では、TOEIC後のステップアップに最適な、ビジネス英語特化のオンライン英会話を紹介します。
なぜ安いオンライン英会話が逆効果なのか?

安さには理由があり、その多くは「講師の質」と「教材の浅さ」に直結しています。
1. 日常英会話が中心になりがち
多くの低価格サービスは「旅行英会話」や「日常のちょっとした会話」を教材にしています。もちろん楽しく学べますが、ビジネス現場で必要なのは会議で意見を述べる力や、交渉・プレゼンで相手を説得する力です。
安いサービスではこの部分がカバーされていないことが多く、“学んだのに仕事で使えない” というギャップが生まれます。
2. 講師の質にばらつきがある
料金を抑えるため、講師が大学生や未経験者中心というケースも珍しくありません。フレンドリーに会話することはできても、ビジネスシーンでの表現やフィードバックは限界があります。
結果として、「なんとなく会話できるけど、実務で通用しない」 という遠回りにつながります。
3. 成果が出るまでに時間がかかる
安いサービスで“使える英語”を身につけようとすると、膨大な回数のレッスンが必要です。結局は時間もお金も余計にかかり、効率的とは言えません。
特に社会人にとって、時間は何より貴重なリソース。効率を重視するなら、最初からビジネス特化型を選んだ方がコストパフォーマンスは高いのです。

安さで得するつもりが、結局は高くつくことも少なくありません。
ビジネス英語は特化型で学ぶべき理由
「効率的に伸ばす」なら、ビジネス経験を持つ講師と実務直結の教材が必須です。
1. 実務に直結する内容が学べる
特化型のオンライン英会話は、会議での発言、プレゼン資料の説明、交渉やクレーム対応といった実際のビジネスシーンを想定した教材が揃っています。
「How are you?」から始まる雑談ではなく、“そのまま明日の会議で使える英語” を学べるのが大きな違いです。
2. 講師がビジネス経験者だから的確な指導が受けられる
ビジネス特化型サービスの講師は、単なる英語話者ではなく、実際に企業で働いた経験を持つ人が中心です。
そのため、単語や文法の指導だけでなく、「この表現は上司に使うと失礼」「ここはもっと端的に言うべき」といった、リアルなアドバイスが受けられます。

言葉遣いのニュアンスまで理解できるのは、経験者ならではです。
英語=日本語よりカジュアルでもOKみたいな既成概念は通用しない、
しっかりとしたビジネスマナーを学ぶことができます。
3. 学習が体系的に設計されている
ビジネス英語特化型は、学習者が 段階的にスキルを伸ばせるカリキュラム を用意しています。基礎的な自己紹介から、会議のファシリテーション、プレゼンテーション、そして交渉やマネジメントまで、少しずつステップアップできるので安心です。

初級から交渉・マネジメントまで、段階的に進められる安心感があります。
ビジネス英語オンライン英会話 比較表
「どのサービスを選べばいいのか?」と迷う方のために、
まずは主要5社を料金・講師の特徴・強みと弱みで一覧にまとめました。
全体像をつかんだ上で、このあと各サービスを詳しく解説していきます。
サービス名 | 月額料金の目安 | 講師の特徴 | 強み | 弱み |
---|---|---|---|---|
Bizmates(ビズメイツ) | 約13,200円(毎日25分) | フィリピン人講師・全員ビジネス経験者 | ビジネス特化プログラム(500レッスン)、効率的に成果 | 日常会話には不向き |
Berlitz Online(ベルリッツ) | 1レッスン数千円~(回数制) | ネイティブ講師中心 | グローバル基準の指導、外資・海外赴任に強い | 料金が高い |
RareJob(レアジョブ)ビジネス英会話コース | 約12,980円(毎日25分+サポート) | フィリピン人講師+日本人カウンセラー | 法人導入実績多数、安心感あり | ビジネス英語コースは割高 |
QQEnglish | 約10,648円(毎日25分) | フィリピン人講師・全員TESOL資格 | 講師全員が資格持ち、教育管理が安定 | ネイティブ講師は少ない |
DMM英会話(プラスネイティブ) | 約19,880円(毎日25分・ネイティブ込み) | 120カ国以上の講師 | 知名度No.1、教材が豊富、ネイティブ指定可 | 通常プランは日常会話寄り、質にバラつき |
おすすめビジネス英語オンライン英会話5選解説
「安い=遠回り」を避けたいなら、ここで紹介する5社が候補になるでしょう。
各社よくキャンペーンをしているのでうまく乗ればお得に始めることが可能です。
1. Bizmates(ビズメイツ)

ビズメイツは、日本人ビジネスパーソンのために設計された、ビジネス特化型オンライン英会話の代表格です。
特徴
- 講師は全員ビジネス経験者(エンジニア、マネージャー、会計士など幅広いバックグラウンド)
- 「Bizmates Program」という独自カリキュラム(5段階×500レッスン)で段階的に学べる
- 会議、プレゼン、交渉、メールライティングまで実務直結
- 受講者の業界や職種に合わせた柔軟なアドバイスも可能
料金目安
- 毎日25分:14,850円(税込)/月
- 毎日50分:21,450円(税込)/月
- 入会金・教材費:無料
メリット
- ビジネス英語に特化しているため効率的に学べる
- 講師の質が安定しており、外れが少ない
- TOEIC後の「アウトプットの場」として最適
デメリット
- 日常英会話をゆるく学びたい人には不向き
- 講師はほぼ全員フィリピン人で、ネイティブ比率はゼロ
- 受講可能時間は24時間いつでもではない(午前5時から深夜1時まで)
2. Berlitz Online(ベルリッツオンライン)

ベルリッツといえば、世界70カ国以上に拠点を持つ外資系語学スクール。教室型のイメージが強いですが、オンラインでも同じクオリティのレッスンを受けられます。
特徴
- 講師は欧米を中心としたネイティブまたはネイティブレベルの指導者
- ベルリッツ独自の「コミュニカティブ・アプローチ」で、即戦力の会話力を養成
- 会議・プレゼン・電話対応・異文化コミュニケーションなどグローバル基準のビジネス英語を学べる
- 外資系企業や海外赴任を目指す人に特に強い
料金目安
- マンツーマン:6ヶ月(全40レッスン)月当たり50,820円(税込)、総額304,920円(税込)
- 入学金:33,000円
メリット
- ネイティブ中心なので「自然な表現・発音」が身につく
- 世界的に実績があり、信頼性が抜群
- 外資系や海外勤務のキャリアを見据えるなら最有力候補
デメリット
- 他サービスに比べて料金が高め
- 毎日コースではなく「回数制」なので継続コストがかかる
3. レアジョブ英会話ビジネス英会話コース

レアジョブは会員数90万人以上を誇る、日本最大級のオンライン英会話サービス。その中でも「ビジネス英会話コース」は、社会人の実務シーンに直結するレッスンに特化しています。
特徴
- フィリピン人講師が中心(約6,000名在籍)
- 講師は採用率1%以下の厳しい基準をクリア
- 専用教材+日本人カウンセラーによる学習サポート
- 法人導入実績が4,000社以上と圧倒的
料金目安
- ビジネス英会話コース(毎日25分):12,980円(税込)
- 通常日常英会話コースより料金は高め
メリット
- 国内大手の安心感、法人利用実績が豊富
- 日本人カウンセラーが学習計画をサポート
- 初心者〜中級者が安心して始められる
デメリット
- 講師はネイティブではなく、基本はフィリピン人中心
- ビジネス英語コースは通常プランより割高
4. QQEnglish

QQEnglishはセブ島に拠点を持つオンライン英会話。フィリピン系の中でも珍しく、講師全員がTESOL資格を保有しているのが最大の特徴です。
特徴
- 講師は全員正社員&TESOL資格保持者
- セブ島に自社オフィスを構え、通信環境や研修制度が安定
- ビジネス英語カリキュラムもあり、法人導入も進んでいる
- カランメソッドなど効率的な学習法も導入可能
料金目安
- 月8回(25分):4,980円(税込)
- 月16回:8,480円(税込)
- 月30回:12,980円(税込)
メリット
- 講師全員が資格持ちなので「安い=質が低い」という不安が少ない
- 安定した通信環境&教育管理体制
- ビジネス英語から資格対策(TOEIC/IELTS)まで幅広く対応
デメリット
- 講師は基本フィリピン人なのでネイティブはほぼいない
- ビジネス特化度ではビズメイツに劣る
5. DMM英会話(プラスネイティブプラン)

DMM英会話は、オンライン英会話といえば真っ先に名前が挙がる大手サービス。日常英会話から試験対策まで教材が幅広く揃っています。ビジネス英語を学ぶ場合は、プラスネイティブプランの利用がおすすめです。
特徴
- 世界120カ国以上の講師が在籍
- ビジネス英語教材、TOEIC対策教材などバリエーション豊富
- 「プラスネイティブプラン」ならアメリカ・イギリスなどのネイティブ講師を指名可能
- 知名度と利用者数は国内トップクラス
料金目安
- スタンダード(フィリピン人中心):毎日25分 6,980円(税込)
- プラスネイティブ:毎日25分 22,880円(税込)
- ビジネスオプション:各プラン+3,000円(税込)
メリット
- 知名度・会員数No.1の安心感
- 教材が豊富で、自分のレベルや目的に合わせやすい
- ネイティブ指定が可能なので本格的なビジネス英語も学べる
デメリット
- 通常プランは日常英会話寄りで、ビジネス特化度は低い
- ネイティブ指定プランは料金が高め
まとめ
TOEICでスコアを伸ばしたあと、「次は実際に話せるようになりたい」と感じた時、オンライン英会話は頼れる選択肢です。
しかし、「安さ重視」だけで選んでしまうと、日常英会話にとどまり、ビジネスの現場では役立たない… という遠回りになりがちです。
効率よく成果を出すなら、「講師の質」と「ビジネスに直結する教材」 に投資することが最短ルート。
- Bizmates:王道のビジネス特化型。効率重視で最短ルートを進みたい人に。
- Berlitz Online:ネイティブ講師によるプレミア指導。外資系・海外赴任を目指す人に。
- RareJob:大手の安心感+日本人カウンセラーのサポートが欲しい人に。
- QQEnglish:資格保有の講師陣で安定したレッスンを受けたい人に。
- DMM英会話:知名度No.1。ネイティブ指定でビジネス英語も強化可能。
どれを選ぶにせよ、「安さ」ではなく「質」 を基準にすることが、最短で実務に使える英語力を身につける鍵です。
明日の会議やプレゼンに直結する力を、今のうちに効率よく磨いていきましょう。