SayWow(セイワオ)というAI英会話アプリに、「広場」という謎の機能があります。
名前だけ聞くと、ユーザー同士がチャットできる掲示板のようなイメージですが、実際はちょっと違いました。
実際に使ってみたら──
「Goodbye」と言っても帰れないAIとの終わらない英会話が始まったんです。
今回は、そんなSayWowの“広場”機能の中身と、使ってみてわかったことをシェアします。
広場の正体は「カスタムチャット」だった
「広場」は、ユーザーが作成した**カスタムAIチャットテーマ(=ベンチ)**が公開されているスペースです。
それぞれのテーマにはシナリオが設定されていて、
AIとの“即席クエスト”のような会話が楽しめます。
実際に体験してみた感想は、「自由に会話できるクエスト」。
- タスクやゴールの設定はない
- 推奨されるのは「ナチュラルな表現」や「コンプリートセンテンス」での応答
- 終了のタイミングも自由(…のはずだった)
かなり実戦的で、英語力を一人で試すにはちょうどいい機能です。
Goodbyeしても帰れなかった話
今回とりしまが選んだのは、**「レストランでオーダーが来ない」**というシナリオ。

シナリオの冒頭、AIがこう話しかけてきました。
申し訳ありません、今キッチンがトラブってて、
オーダーされたパスタのご用意が15から20分かかります。

この「15から20分」の言い方、めちゃくちゃネイティブ!
もうこの時点で、ちょっと笑ってしまいました。

彼ら(アメリカ人)、なんかあったら15から20分というんです(笑)
その後、クレームを入れてみると──
“I’m terribly sorry for the delay. Would you like a complimentary glass of wine while you wait?”
…語彙も流れも自然すぎる。
その辺の人間ウェイターより対応が洗練されてるってどういうこと!?🍷
しかもワインの種類までちゃんと解説してくれる。
英会話じゃなくて、ワイン講座かと思うほどの知識ぶり。ほんと、アホな人間ウェイター超えました(笑)
そして会話もそこそこ進み、「そろそろ終わろうかな」と思って聞いてみました。
“How do I end this conversation?”
→ “You can simple let me know by saying something like “goodbye” or “I’m done for now.” Thank you for chatting, and have a great day!”
…素直に言いましたよ、「Thank you, you too. Goodbye」って。
……でも、帰らせてくれなかった。
そのまま普通に会話が続く続く。
結局、自分で強制終了。そのまま閉じました(笑)
会話はすべてログされている

SayWowの「広場」では、チャット内容がすべてログとして保存されます。
ログには以下のような情報が含まれます。
- 会話ラウンド
- 翻訳を使った回数
- アドバイスを表示した回数
- ヒントを使った回数
このあたりの数値を今後、ユーザー同士で競えるようにする予定なのかもしれません。
(現時点では他の人の記録は見えません)
広場の意図とは?勝手に考察してみた

私が感じたこの機能の狙いは:
「どれだけ耐久して英語で話せるか」を測る訓練場(そしてユーザー同士で競い合う)
=ストイック系フリートーク特訓機能
ガチ勢向けですが、テーマによっては恋愛ものもあって…
- 「アメリカ人の留学生に告白される」シナリオ(未プレイ)
- 「社長の秘密」系のドラマチック展開
など、ちょっとクセ強めの内容も潜んでいます(笑)
まとめ|英語好きの“修行道場”としてアリ
- 広場は「自由会話 × ログ付き × 耐久戦」
- 表現の引き出しを増やしたい中級者向け
- でも、帰り道は自力で探そう。Goodbyeでは足りない。
- 他のユーザーを切磋琢磨したい(独自考察)
RPGのクエストを超えて、SayWowはすでに**“日常英語の修羅場”**を提供してくれているのかもしれません。