1. はじめに
英会話の上達には継続的なアウトプットが不可欠ですが、オンライン英会話は予約が面倒だったり、ネイティブと話すのが怖かったりする方も多いでしょう。そんなときに役立つのが、AI英会話アプリです。
今回は、人気の「TORAbit(トラビット)
」「スピークバディ
」「https://talkingmarathon.com/」の3つのAI英会話アプリを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
2. アプリの比較ポイント

2-1. AIとの会話力・対話性
- TORAbit:
**AIとの会話機能はなし。**代わりに、「シャドーイング」と「瞬間英作文」の発話トレーニングに特化。
スピーキングの“筋トレ”をしたい人向けで、会話そのものではなく、話すための基礎力を磨く構成。 - スピークバディ:
実践的な会話シナリオで、**AIとの対話練習が可能。**日本語訳・文法解説もあり初心者に優しい。
発音分析や表現のバリエーションも学べるバランス型アプリ。 - トーキングマラソン:
AIとの会話はなし。決められた英文フレーズを、6秒以内にとっさに言う練習で反射力を鍛える。
「聞く→言う」の反復で、英語を口から出す力を強化できる。
🔥 辛口デメリット
- TORAbit:
AIとの自然な会話はできない。自由度のある発話練習ができず、訓練要素が強めのストイック仕様。
しかし、その分“余計な機能がない”ため集中しやすく、トレーニングには◎。 - スピークバディ:
ややシナリオ通りの会話になりがちで、フリートーク感は弱め。
中上級者には少し物足りなさを感じる場面も。最近は改善されつつある。 - トーキングマラソン:
完全にフレーズ暗記型。自由度のある会話練習にはつながりにくい。
単調な構成なので、モチベーション維持にコツが必要。
2-2. 学習方法・トレーニングスタイル
- TORAbit:
音声を使ったトレーニング型学習。
「シャドーイング」と「瞬間英作文」に特化していて、まず聞いて話す、次に文を組み立てて話すという流れで進行。
スピーキング力の基礎を段階的に伸ばす設計になっている。 - スピークバディ:
会話シナリオに沿った対話形式の練習で、文法や発音指導も含まれる。
アプリ内で会話の流れを疑似体験でき、自然なやりとりを模倣する形で英語力を養える。 - トーキングマラソン:
「6秒以内に英語を話す」→「録音して確認」→「正解フレーズと比較」
という瞬間英作文トレーニングに特化した独自のサイクルで、反射力と記憶定着を目指す。
🔥 辛口デメリット
- TORAbit:
AIとの会話やフリートークは不可。決められたトレーニングをこなす形式なので、自由度はやや低め。
ただし、反復と構造化された学習が合う人にはピッタリ。 - スピークバディ:
実際の会話というよりはスクリプトに沿った会話演習。リアルな反応やアドリブ感は薄い。
テンポが合わないとやや退屈に感じる場合も。 - トーキングマラソン:
ひたすらフレーズを暗唱していくため、「会話している感」はほぼゼロ。
記憶力に頼る学習スタイルで、自然な表現力を身につけるには工夫が必要。
2-3. 料金とコスパ
3つのサービスはいずれも月額課金をベースにしていますが、スピークバディとTORAbitには3ヶ月・6ヶ月などのお得なプランもあります。
そのため、「どれだけの機能が使えて、いくらかかるか」をしっかり見極めることが、コスパ重視派にはとても大切です。
- TORAbit:
月額2,168円〜(税込)と3つの中で最安。
シャドーイングや瞬間英作文のAIフィードバック付きトレーニングが無制限でできる。
無料体験は7日間。集中トレーニングを重視したい人にとっては非常にコスパが高い。 - スピークバディ:
月額3,300円〜(プランにより異なる)。
会話型AI、日本語解説、発音分析などバランスの取れた機能が充実。
無料体験は3日間。短めなので、使い心地の判断はやや急ぎ足になる。 - トーキングマラソン:
月額4,378円(税込)。
瞬間英作文トレーニングに特化し、6秒以内に反応する力を鍛える。
無料体験は14日間と3つの中で最長。続けられるかどうかをしっかり試せる。
🔥 辛口デメリット
- TORAbit:
会話機能がないため、対話形式を重視する人には不向き。
学習スタイルが合えば文句なしのコスパだが、ストイックな設計ゆえに合う合わないは分かれる。 - スピークバディ:
多機能ではあるが、自由度のある会話やフリートーク感にはやや欠ける。
また、無料体験が3日間と短いため、じっくり試すには物足りない印象も。 - トーキングマラソン:
機能に比べて価格は高め。瞬発力を鍛える人向けに特化している分、飽きやすさもある。
ただし、無料体験14日間で相性をしっかり見極められるのはメリット。
3. 各アプリの基本情報
アプリ名 | 主な機能 | 会話可否 | 月額料金(税込) | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
TORAbit | シャドーイング、瞬間英作文、AIフィードバック | ❌ | 2,168円〜 | 会話の前にトレーニングしたい人/コスパ重視派 |
スピークバディ | 会話シナリオ、AIとの対話、発音分析 | ✅ | 3,300円〜 | 実践会話に慣れたい人/継続しやすいUIを重視する人 |
トーキングマラソン | 瞬間英作文、6秒トレーニング、録音 | ❌ | 4,378円 | 英語フレーズの反射力を鍛えたい人/アプリで淡々と進めたい人 |
TORAbit(トラビット)

AI英会話アプリTORAbit(トラビット)
は、「トライズ(TORAIZ)」が提供しているAI技術を活用した英語学習WEBアプリで、ユーザーのシャドーイング音声をリアルタイムで採点し、詳細なフィードバックを提供することで、リスニング力向上と発音改善をサポートします。PCでも利用可能なことも注目されています。

トライズは、短期間で英会話を習得するためのプログラムを提供している企業で、実践的な英語学習メソッドに定評があります。
主な特徴:
- シャドーイング採点機能:AIがユーザーの発音を即時に評価し、詳細なフィードバックを提供します。
- 瞬間英作文トレーニング:実践的なパターンプラクティスを通じて、英会話の瞬発力を鍛えることができます。
- 豊富な教材:日常会話からビジネスシーンまで、さまざまなジャンルの教材を取り揃えています。
良い口コミ:
▶︎ TORAbit(トラビット)の全貌を覗き見できるのはこちらの記事
サブスク型だけど、いつでも解約OK!
スピークバディ(SpeakBuddy)

スピークバディ(SpeakBuddy)は、株式会社スピークバディが提供するAI英会話アプリです。
主な特徴:
- AIとのリアルな英会話:感情豊かなキャラクター(AIバディ)と対話しながら、英会話に頻出する「キーフレーズ」を習得できます。
- 個別最適化されたカリキュラム:AIがユーザーの英語力に合わせてカリキュラムを自動作成し、苦手な発音や詰まる箇所、忘れそうな学習内容を分析して特別トレーニングを提供します。
- 最先端のテクノロジーと学習理論の融合:最新の生成AIや音声認識技術などを導入し、科学的理論と組み合わせることで、最高の学習体験を実現しています。
良い口コミ:
期間限定20%オフキャンペーン中2025年4月30日まで!
PCから公式ページに入った人はスマホでQRコードを読み取ろう!!
https://talkingmarathon.com/(TALKING Marathon®)

トーキングマラソン(TALKING Marathon®)は、英語教育で定評のある株式会社アルクが提供する英会話トレーニングアプリです。
主な特徴:
- 6秒レスポンス訓練:提示された日本語に対応する英語を6秒以内に発話することで、英語の瞬発力を鍛えます。
- 豊富な発話量:週1回の英会話スクールよりも約20倍の発話トレーニングが可能で、圧倒的なスピーキング量を確保できます。
- 厳選された520フレーズ:日常英会話に頻出する520のフレーズを約3ヶ月で習得できるカリキュラムが組まれています。
良い口コミ:
トーキングマラソンは、英語の瞬発力を鍛えたい方や、日常会話のスキルを向上させたい方に適したアプリと言えるでしょう。

クイズやなぞなぞを速く答えたい!というちょっとしたアドレナリンラッシュが味わえます。
4. どのアプリがオススメ?
アプリ | 推しどころ | こんな人におすすめ |
---|---|---|
TORAbit | シャドーイング初心者が無理なく始められる(シンプルで続けやすい設計) | トレーニング型初挑戦の人 |
スピークバディ | 会話慣れ&文法や発音も少しずつ押さえたい人向け(日本語解説つきで安心) | 初〜中級者 |
トーキングマラソン | とにかく英語を即反応で話したい人(反射力を鍛える瞬間英作文) | 英語経験者・アウトプット重視 |
まとめ|迷ったら「今の自分に合う1本」を選ぼう
AI英会話アプリはどれも一長一短。
完璧なアプリを探すよりも、今のあなたの学習スタイルに合った1本を選ぶことがスピーキング上達の近道です。
「シャドーイングから始めたい」「まずは基礎から」「瞬発力を鍛えたい」——
目的が違えば、選ぶべきアプリも自然と変わってきます。
まずは気になるアプリを無料体験でじっくり試してみるのがおすすめです。
続けられるか、しっくりくるかを確認してから始めれば、失敗はグッと減ります。
自分にぴったりのアプリと出会って、スピーキング力を一歩ずつ育てていきましょう!