「Talkpal(トークパル)には超初心者コースがあるけれど、本当に英語初心者でも使えるの?」
そう気になっている方もいるのではないでしょうか。
Talkpalは、AI相手に英語やその他の言語を練習できるAI言語学習アプリです。AIチャットや通話モード、ロールプレイなどがあり、英語を声に出す練習を増やしたい人には使いやすいアプリです。
ただし、完全初心者が無料版のチャットだけを体験すると、かなり難しく感じる可能性があります。
無料版では使える機能が限られ、AIとのチャットが中心になりやすいからです。英語をほとんど話したことがない人が、いきなりAIに英語で返事をするのは簡単ではありません。
一方で、有料版ではコース学習を使えます。実際に超初心者コースを試してみると、hello、please、goodbye、thank you などの基本表現から始まり、単語、例文、音読、聞き取り、並べ替えの流れで学習できました。
この記事では、Talkpalの超初心者コースを実際に使ってみて、完全初心者にとって難しいのか、どんな人に向いているのかを解説します。
Talkpal(トークパル)の超初心者コースは有料版で使える
まず前提として、Talkpalの超初心者コースを試すなら、有料版の利用が前提になります。
無料版でもTalkpalの雰囲気は確認できますが、無料版のチャットだけで「初心者に向いているか」を判断するのは少し危険です。
なぜなら、完全初心者にとって一番ハードルが高いのは、いきなり自分で英文を考えて返すことだからです。
無料版でAIチャットを開き、英語で会話しようとすると、次のような壁にぶつかりやすくなります。
- 何を英語で返せばいいかわからない
- AIの英文を読んでも意味がすぐに取れない
- 単語は知っていても文にできない
- 返答を考える前に疲れてしまう
- 「自分にはまだ早い」と感じてしまう
そのため、完全初心者がTalkpalを試すなら、無料版のチャットだけで判断するより、有料版の14日間無料トライアルなどでコース学習を確認するほうがよいです。
Talkpalの良さは、自由チャットだけではなく、コース学習の中で単語や例文を確認しながら声に出せる点にあります。
Talkpal(トークパル)超初心者コースを実際にやってみた
実際にTalkpalの超初心者コース1を試してみました。

1単位は3つの構成から成り立っています。
- ワードモード
- 文(センテンス)モード
- ダイアログモード
最初に出てくるのは、かなり基本的な表現です。
| 出てきた表現の例 | 内容 |
|---|---|
| hello | あいさつ |
| please | お願いするときの表現 |
| goodbye | 別れのあいさつ |
| thank you | お礼の表現 |
ここだけを見ると、「かなり初心者向けだな」と感じます。
しかし、Talkpalは単語だけを覚えて終わるアプリではありません。単語を確認したあと、その単語を使った英文を音読する流れに進みます。
たとえば、次のような文です。
- Hello, my name is Anna.
- Goodbye, see you tomorrow.
- Thank you for your help.
- Please give me the book.
英語に少し慣れている人にとっては、どれも基本的な文です。
しかし、英語をまったく知らない人にとっては、hello や thank you から急に文が長くなったように感じるかもしれません。
つまり、Talkpalの超初心者コースは、単語だけをゆっくり覚える教材というより、かなり早い段階で「文として声に出す練習」に入るコースです。
ワードモードでは単語と例文を学ぶ
超初心者コースの最初は、いわゆるワードモードです。

ワード(word)は単語という意味です。
ワードモードでは、そのレッスンで扱う単語を確認します。超初心者コース1では、hello、please、goodbye、thank you など、かなり基本的な表現が出てきました。

▲まず音声を聞きます。もう一度聞く場合は真ん中の再度アイコンをタップします。
聞き終わったら続けるをタップします。
ただし、単語だけで終わるわけではありません。
その単語を使ったセンテンスも一緒に学習します。
たとえば、hello なら Hello, my name is Anna. のように、実際の文の中で出てきます。

▲まず音源が流れ、マイクをタップして発話します。
これは、英語を声に出す練習としては良い流れです。単語を単語のまま覚えるのではなく、文の中でどう使うかを確認できるからです。
一方で、完全初心者には少し負荷があります。
単語だけなら知っていても、文としてすらっと言えるかどうかは別だからです。初めの単位は基本的ですが、センテンスの中に5つは単語があるものが大半なので、「I like pasta.」といったシンプルなセンテンスから始めたい初心者の方には戸惑うポイントかもしれません。
発話が読み取られた後、判定が出ます。
うまく言えていない場合は赤で表示され、再試行でやり直すことができます。
何が悪かったかの理由はなく、判定の目安も大枠です。

「説明」をタップすると単語ごとの意味は確認できる
例文が出てきたとき、画面内の「説明」をタップすると、文に含まれる単語の意味を一つずつ確認できます。
これは思ったより丁寧でした。
たとえば、Hello, my name is Anna. のような文でも、それぞれの単語がどのような意味なのかを確認できます。単語の意味がわからないまま進めるわけではありません。

完全初心者にとって、この説明機能は助かると思います。
ただし、ここで確認できるのは主に単語ごとの意味です。
英語の語順や文法構造を、日本語で一つひとつ解説してくれるわけではありません。
つまり、「my は私の、name は名前、is は〜です」というように単語の意味は拾えます。しかし、「なぜこの順番になるのか」「be動詞とは何か」「英語ではなぜ主語が必要なのか」といった文法講義があるわけではありません。
ここが、Talkpalを初心者が難しいと感じるポイントだと思います。
画像と音声を使ってさらに復習できる
発話の山を越えたら少し楽になります。
学習した単語を聞いて正しい画像を選んだり、日本語訳とマッチングさせる反復エクササイズでワードモードが完了します。
センテンスモードでは聞き取りと並べ替えを行う
ワードモードの次には、センテンスモードがあります。
センテンスモードでは、音声を聞いて、単語を正しい順番に並べ替えます。
これは、リスニングと語順の確認を同時に行う練習です。

英語に慣れている人にはシンプルな練習に見えるかもしれません。しかし、完全初心者にとっては少し負荷が高いかもしれません。
なぜなら、次の作業を同時に行う必要があるからです。
- 音声を聞き取る
- 単語を認識する
- 単語の意味を思い出す
- 正しい語順に並べる
特に英語の語順に慣れていない人は、単語の意味がわかっても、どの順番に並べればよいか迷うかもしれません。ただし、時間制限はなく、一度置いた単語をタップすれば元に戻せます。
Talkpalは、文法ルールを先に説明してから問題を解くというより、音声と例文に触れながら文の形に慣れていく設計です。
ダイアログモードは表示された英文を読むので取り組みやすい
Talkpalのダイアログモードは、初心者でも比較的取り組みやすいと感じました。
ダイアログモードでは、自分で英文を一から考えるのではなく、画面に表示されたテキストを読んで会話を進めます。やり取りは4往復ほどで、表示された英文を発話すると、音声が読み取られて次に進む流れです。
自由会話のように自分で返答を考える必要がないため、英語を話す練習に慣れていない人でも始めやすいです。完全初心者にとっては、まず「英文を見ながら声に出す」だけでも良い練習になります。
ただし、うまく読み取られなかった場合は、やり直しが求められます。このとき、何が悪かったのか、どの単語の発音が原因だったのかまでは表示されません。
そのため、ダイアログモードは発音を細かく直す練習というより、表示された英文を声に出して、AIに読み取ってもらう練習と考えるとよいでしょう。

▲読み方や意味がわからなかったらアイコンをタップすれば出てきます。
Talkpal(トークパル)は文法を一から教える教材ではない
Talkpalの超初心者コースを使って感じたのは、これは文法を一から教える教材ではないということです。
もちろん、単語の意味は確認できます。説明機能もあります。超初心者コースでは、hello や thank you などの基本表現から始まります。
ただし、英語の文法構造を日本語で細かく説明しながら進めるタイプの教材ではありません。
たとえば、「これは命令文です」「let me はこういう意味で、文法的にはこう使います」といった解説を一つずつ学ぶというより、例文を見て、聞いて、声に出しながら、「こういう場面ではこう言うんだな」と感覚的に身につけていく設計です。
これは海外製の語学アプリらしい学習設計だと感じました。
文法を説明で理解したい人には、少し戸惑うかもしれません。一方で、細かい文法説明よりも、実際の表現をまねしながら慣れていきたい人には合いやすいです。
Talkpal(トークパル)は完全初心者には難しいと感じる可能性がある
Talkpalには超初心者コースがあります。
そのため、完全初心者がまったく使えないわけではありません。
ただし、「超初心者コースがある=完全初心者でも迷わず使える」とは言い切れません。
特に、次のような人は難しく感じる可能性があります。
- 英語をほぼゼロから学びたい人
- 文法を日本語で一つずつ説明してほしい人
- 英語の語順を理解してから進みたい人
- 単語だけでなく、文の作り方を丁寧に学びたい人
- いきなり音声を聞いたり、英文を音読したりするのが不安な人
Talkpalは、英語を「理解してから使う」教材というより、「使いながら慣れる」アプリです。
そのため、完全初心者の場合は、別の入門教材で文法や語順を確認しながら、Talkpalで音読や発話練習をする使い方が安心です。
ただし、発話練習としてはかなり使える
一方で、Talkpalの超初心者コースは、発話練習としてはかなり使いやすいと感じました。
なぜなら、完全な自由会話ではなく、単語や例文を確認しながら声に出す流れがあるからです。
無料版のチャットだけだと、初心者はいきなり自分で英文を考える必要があります。しかし、有料版のコース学習では、まず単語を確認し、例文を見て、音声を聞き、声に出して練習できます。
この差はかなり大きいです。
初心者がTalkpalを使うなら、無料版のチャットだけで判断するより、有料版のコース学習を試したほうが、アプリの良さがわかりやすいと思います。
AI講師の音声スピードは調整したほうがよい
超初心者コースを使うときに注意したいのが、AI講師の音声スピードです。
デフォルトの再生速度は、英語に慣れていない初心者には少し速く感じる可能性があります。
聞き取れないまま進めると、単語や文の意味を確認する前に疲れてしまいます。
最初は、再生速度をゆっくりにしてもよいでしょう。
一番ゆっくりにするとかなり遅く感じるかもしれませんが、初心者の場合はまず聞き取れることが大切です。慣れてきたら、少しずつ通常速度に戻していけば十分です。

▲右上の歯車から音声速度を変更することができます。
マイページからの設定からではなく、コースの画面から変更可します。
Talkpal(トークパル)超初心者コースが向いている人
Talkpalの超初心者コースは、次のような人に向いています。
- 基本表現を声に出して練習したい人
- 例文をまねしながら覚えたい人
- 文法説明よりも、まず使って慣れたい人
- AI相手に気軽に練習したい人
- 完全な自由会話の前に、短い文で練習したい人
- 英語の基礎は少しあり、発話練習を増やしたい人
特に、英語を話すことに慣れていない人には、良い練習になります。
人間相手の英会話だと緊張する人でも、AI相手なら間違いを気にせず練習できます。同じ文を何度も練習しても気まずくありません。
Talkpal(トークパル)超初心者コースが向いていない人
一方で、次のような人にはTalkpalだけでは物足りない可能性があります。
- 英語を完全にゼロから学びたい人
- 文法を日本語で丁寧に説明してほしい人
- 英語の語順を理解してから進みたい人
- なぜその表現になるのかを細かく知りたい人
- 自分で感覚的に進めるのが苦手な人
- 先生に手取り足取り教えてほしい人
Talkpalは、完全な文法講義型の教材ではありません。
そのため、英語をゼロから学びたい人は、中学英語の入門教材や文法教材と組み合わせると安心です。
文法教材で基本を確認し、Talkpalで声に出す練習をする。このように使うと、知識と発話練習をつなげやすくなります。
Talkpal(トークパル)無料版のチャットだけで判断しないほうがいい
Talkpalを初心者が試すときに注意したいのは、無料版のチャットだけで判断しないことです。
無料版のチャットは、AI相手に英語を使う雰囲気を確認するには便利です。
しかし、完全初心者にとっては、いきなり自分で英文を考えて返す必要があり、かなり難しく感じる可能性があります。
「無料版を使ってみたけれど、全然話せなかった」
「AIチャットで何を返せばいいかわからなかった」
「やっぱり初心者には無理かも」
そう感じても、それだけでTalkpal全体が合わないと判断するのは少し早いです。
初心者にとって使いやすいのは、有料版のコース学習です。超初心者コースでは、単語や例文を確認しながら、段階的に発話練習に進めます。
無料版は雰囲気確認、有料版は実際の学習体験を確認するもの、と考えるとよいでしょう。
関連記事
この記事では、Talkpalの超初心者コースに絞って紹介しましたが、有料版ではコース学習以外にも、AIとの通話、ロールプレイ、ディベート、フォトモードなど、発話練習に使える機能があります。
Talkpal有料版で実際に何ができるのか、全体の使い心地を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ|超初心者コースはあるが、完全初心者には相性が分かれる
Talkpalには、超初心者向けのコースがあります。
実際に使ってみると、hello、please、goodbye、thank you など、かなり基本的な表現から始まりました。例文の画面では「説明」をタップして、単語ごとの意味も確認できます。
そのため、単語の意味がわからないまま放り出されるわけではありません。
ただし、Talkpalは文法を日本語で一つずつ講義してくれる教材ではありません。単語や例文を見て、聞いて、声に出しながら、感覚的に使い方に慣れていくアプリです。
完全初心者が無料版のチャットだけを試すと、いきなり英語で返答する必要があり、難しく感じる可能性があります。
初心者がTalkpalを本格的に試すなら、有料版のコース学習を使うほうがおすすめです。
Talkpalの超初心者コースは、英語を完全にゼロから手取り足取り教えてほしい人より、基本表現を声に出しながら少しずつ慣れていきたい人に向いています。
文法を学ぶ教材と組み合わせながら使えば、英語を知識として覚えるだけでなく、実際に口から出す練習につなげやすいでしょう。


