ケンブリッジ英検に興味を持ったとき、多くの人が最初に迷うのが、
自分はどのレベルを受ければいいの?
B1・B2・C1は、どのくらい違う?
英検やTOEICでいうと、どのあたり?
ということではないでしょうか。
ケンブリッジ英検は、A2・B1・B2・C1・C2というCEFRのレベルごとに試験が分かれています。
ただし、「英検準1級だから必ずB2 First」のように、資格名だけで単純換算できるわけではありません。
大切なのは、今の英語力だけでなく、これから英語をどこで使いたいかです。
この記事では、ケンブリッジ英検の各レベルで求められる力、英検とのおおまかな関係、そして自分に合う試験の選び方を解説します。
初めてケンブリッジ英検を受ける人は、英検やTOEICのスコアだけで決めず、公式の無料サンプルテストを見て判断するのがおすすめです。
問題の難しさだけでなく、文章量、設問の形式、WritingやSpeakingで求められる答え方まで確認すると、自分に合うレベルが見えやすくなります。
ケンブリッジ英検のレベルはCEFRに沿っている
CEFR(セファール)は、語学力をA1からC2までの6段階で表す国際的な基準です。

ケンブリッジ英検は、このCEFRのレベルに沿って試験が設計されています。
| CEFR | ケンブリッジ英検 | 目安 |
|---|---|---|
| Pre A1 | Pre A1 Starters | 子ども向けの最初の段階 |
| A1 | A1 Movers | 身近な英語に触れ始めた子ども向け |
| A2 | A2 Flyers / A2 Key | 基礎的な日常英語を使える段階 |
| B1 | B1 Preliminary | 日常的な場面で自分の考えを伝えられる段階 |
| B2 | B2 First | 英語で学ぶ・働くための土台を示しやすい段階 |
| C1 | C1 Advanced | 高度な学習や仕事に対応できる英語力を示しやすい段階 |
| C2 | C2 Proficiency | 非常に高い水準で英語を運用できる段階 |
日本で「ケンブリッジ英検」としてよく話題になるのは、主に次の5つです。
- A2 Key
- B1 Preliminary
- B2 First
- C1 Advanced
- C2 Proficiency
なお、Pre A1 Starters、A1 Movers、A2 Flyersは、主に子ども向けの資格です。
ケンブリッジ英検のレベル早見表

まずは、各レベルの違いを大まかにつかみましょう。
| 試験名 | CEFR | できることの目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| A2 Key | A2 | 身近な話題なら、短いやり取りや簡単な文章の読み書きができる | 英語の基礎を資格として形にしたい人 |
| B1 Preliminary | B1 | 日常生活で必要な英語を使い、自分の意見をある程度伝えられる | 英検2級前後から次の目標を探している人 |
| B2 First | B2 | 英語で学ぶ・働くための土台となる4技能を示しやすい | 海外進学や国際教育、実用的な英語力を目指す人 |
| C1 Advanced | C1 | 複雑な内容も理解し、英語で比較的自然に意見を述べたり文章を書いたりできる | 高度な進学・仕事・英語環境を視野に入れる人 |
| C2 Proficiency | C2 | 非常に高いレベルで、幅広い場面に対応できる | 英語を専門的・高度に使う人 |
この表は、あくまで全体像をつかむためのものです。
実際には、読むのは得意でも話すのが苦手な人、会話はできるけれどWritingで苦戦する人など、技能ごとに得意・不得意があります。
そのため、レベル選びでは「単語力があるか」だけでなく、4技能をまとめて見ていく必要があります。
ケンブリッジ英検の各レベルで求められる技能

ケンブリッジ英検は、A2からC2までレベルごとに試験が分かれています。
ただし、レベルが上がるほど単に難しい単語や文法が増えるわけではありません。読む・聞く・書く・話す力を使って、より幅広い場面で自分の考えを伝えたり、複雑な内容を理解したりする力が求められるようになります。
ここでは、それぞれのレベルでできることの目安と、どのような人に向いているかを見ていきましょう。
A2 Key|基礎的な日常英語を使えるレベル
A2 Keyは、日常的な場面で使う基礎英語を身につけているかを確認するレベルです。
たとえば、
- 簡単な案内や短いメールを理解する
- 自分や家族、趣味など身近なことを説明する
- 買い物、予定、学校生活などについてやり取りする
- 基本的な文法や語彙を使って短い文章を書く
といった力が目安になります。
英語を始めたばかりの人向けというよりは、基本的な文法を一通り学び、短い会話や文章なら何とか対応できる人向けです。
「英語の勉強を続けてきた成果を、最初の資格として残したい」という人には、目標にしやすいでしょう。
ただし、大人が海外進学や英語での仕事を見据えて受験する場合、A2は通過点になりやすいレベルです。
B1 Preliminary|日常英語から、一歩先へ進むレベル
B1 Preliminaryは、日常生活で必要な英語をある程度使えることを示すレベルです。
A2よりも、自分の考えや経験を少し広げて説明する力が求められます。
たとえば、
- 旅行や日常生活で起きることに対応する
- 自分の意見や希望を、理由とともに伝える
- 身近な話題について会話を続ける
- 短い記事や案内文、メールなどを理解する
- 目的に合った短い文章を書く
といった力が目安です。
英検との関係でいえば、英検2級を目標にしている人、または取得したあとに「次は英語をもっと実際に使えるようになりたい」と感じている人が、B1 Preliminaryを検討しやすい位置にあります。
ただし、英検2級を持っているからといって、必ずB1 Preliminaryに余裕で合格できるわけではありません。
ケンブリッジ英検では、Reading、Writing、Listening、Speakingを通して、そのレベルで英語を使えるかが見られます。
特にWritingやSpeakingは、問題形式に慣れずに受けると、英語力を出し切れないことがあります。
B2 First|英語で学ぶ・働く土台を示しやすいレベル
B2 Firstは、ケンブリッジ英検のなかでも、特に関心を持つ人が多いレベルです。
英語を単なる学習科目としてではなく、学びや仕事に使える力として伸ばしたい人の目標になりやすい資格です。
B2では、たとえば次のような力が求められます。
- ある程度長い文章を読み、要点や筆者の意図をつかむ
- 英語で書かれた記事、案内、メールなどを理解する
- 自分の意見を理由や具体例とともに説明する
- 相手とやり取りしながら会話を続ける
- 目的や読み手に合わせて、ある程度まとまった英文を書く
- 文脈に合う語彙や文法を選ぶ
B2 Firstでは、ReadingだけでなくUse of Englishも重要です。
これは、文脈の中で語彙や文法を正確に使い分ける力を見るパートです。
単語帳を覚えた、文法問題が解ける、というだけでは足りず、「その場面ではどの表現が自然か」まで問われます。
英検では準1級が視野に入る人、海外進学や国際系の進路を考えている人、英語での仕事や学習に備えたい人にとって、B2 Firstは大きな目標になります。
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B2 Firstについて詳しく知りたい人はこちら。
👉 ケンブリッジ英検B2 First対策におすすめのオンライン英会話|独学で足りる人・足りない人
C1 Advanced|高度な学習や仕事を見据えるレベル
C1 Advancedは、英語で専門的な内容を学んだり、仕事で複雑な内容を扱ったりすることを視野に入れる人向けの資格です。
B2よりも、文章や会話で扱う内容が抽象的・複雑になり、正確さや表現の幅も求められます。
たとえば、
- 長く複雑な文章を読み、細かなニュアンスまで理解する
- 専門的・抽象的なテーマについて意見を説明する
- 英語で論理的な文章を書く
- 相手や状況に応じて、表現の硬さや丁寧さを調整する
- 会議や授業などで、ある程度自信を持って発言する
といった力が目安です。
英検1級と比較されることもありますが、「英検1級を持っているからC1 Advancedは簡単」「C1 Advancedのほうが上」といった単純な話ではありません。
試験形式も、求められる答案の作り方も異なります。
C1 Advancedを目指すなら、英語力そのものに加えて、WritingとSpeakingを試験形式に沿って練習することが大切です。
C2 Proficiency|ケンブリッジ英検の最上位レベル
C2 Proficiencyは、ケンブリッジ英検の最上位資格です。
非常に高いレベルで英語を理解し、使いこなせることを示す資格として位置づけられています。
ただし、「英検1級を取ったら、次はC2 Proficiency」と機械的に進む試験ではありません。
C2は、英語を専門的・学術的・職業的に使う人や、非常に高いレベルまで英語を磨きたい人が目指す資格です。
多くの人にとっては、まずB2 FirstやC1 Advancedで、自分の目標に必要な英語力を固めるほうが現実的です。
資格の名前が上だからではなく、自分の進学・仕事・学習目標に必要かどうかで考えましょう。
ケンブリッジ英検は英検と比べると、どのくらいのレベル?

ケンブリッジ英検と英検は、試験内容も採点方法も異なるため、完全に一対一で換算することはできません。
ただし、CEFRを目安にすると、大まかな位置関係を考えることはできます。
| CEFRの目安 | ケンブリッジ英検 | 英検で近い目安 |
|---|---|---|
| A2 | A2 Key | 準2級〜準2級プラス |
| B1 | B1 Preliminary | 2級 |
| B2 | B2 First | 準1級 |
| C1 | C1 Advanced | 1級 |
| C2 | C2 Proficiency | 英検では対応する級がない |
この表は、「同じ難しさ」「同じ問題が解ける」という意味ではありません。
英検は、同じ級でも英検CSEスコアによってCEFRの表示が変わります。
一方、ケンブリッジ英検は、B1 Preliminary、B2 First、C1 Advancedのように、目標CEFRレベルごとに試験を選ぶ仕組みです。
そのため、
英検準1級だから、絶対にB2 First
英検1級だから、絶対にC1 Advanced
と決めるのではなく、実際のサンプル問題を見て、自分が無理なく取り組めるレベルを確認することが大切です。
TOEICスコアだけでケンブリッジ英検のレベルを決めないほうがいい理由
TOEIC L&Rのスコアが高い人でも、ケンブリッジ英検のレベル選びでは注意が必要です。
一般的なTOEIC L&Rは、ReadingとListeningが中心です。
一方、ケンブリッジ英検では、WritingとSpeakingも含めて評価されます。
たとえば、
- 英文を読むスピードには自信がある
- リスニング問題も比較的得意
- でも、英語でまとまった文章を書く機会は少ない
- 自分の意見を英語で話すと、内容が短くなりやすい
という場合、ReadingやListeningだけを基準にレベルを選ぶと、Writing・Speakingで苦戦することがあります。
TOEICスコアは英語力を測る大切な目安ですが、ケンブリッジ英検の受験レベルを決める際は、4技能をまとめて確認しましょう。
迷ったらケンブリッジ英検公式サンプルテストを見てみよう
「B1とB2のどちらを受けるべきか分からない」
「英検準1級は持っているけれど、B2 Firstが現実的か自信がない」
そんなときは、公式の無料サンプルテストを見るのがおすすめです。
ケンブリッジ英検の公式サイトには、各レベルの試験形式やサンプル問題を確認できる資料が用意されています。
公式サイトのホームページの上のバナーから試験>レベル>スクロールダウンして「詳しい情報はこちら(英k5ページ)」からサンプルを確認することができます。
英検のように過去問が分かりやすく並んでいる形式ではありませんが、問題の量や形式、Writing・Speakingで何を求められるかを確認するには十分役立ちます。
サンプルテストを見るときの注意点
サンプル問題を一度解いて、正答数だけで「受けられる・受けられない」と決める必要はありません。
特に初めて見る形式では、問題に慣れていないだけで点が取れないこともあります。
見るべきなのは、点数だけではなく、次の3つです。
問題の内容を理解できるか
単語を知らない部分があっても、文章全体の流れや設問の意図をつかめるかを見ます。
本文を読んで「何について書かれているのか、ほとんど分からない」と感じるなら、一つ下のレベルから検討したほうがよいかもしれません。
時間内に処理できそうか
「時間をかければ解ける」と「試験時間内に解ける」は別です。
ケンブリッジ英検は、Reading & Use of English、Writing、Listening、Speakingを限られた時間で進める試験です。
特にB2以上では、問題をじっくり眺めるだけでなく、時間内に答えを組み立てる練習が必要になります。
WritingとSpeakingを避けずに見られるか
ReadingやListeningだけで判断しないことも大切です。
Writingの課題を見て、「何を求められているのか分からない」「書き出しから止まってしまう」と感じるなら、レベルそのものより先に、試験形式への慣れが必要かもしれません。
Speakingも、英語を話せるかどうかだけでなく、設問に沿って理由や具体例を加えながら答えられるかを見てみましょう。
ケンブリッジ英検B1・B2・C1のどこから受けるべき?
迷ったときは、次の考え方で選ぶと決めやすくなります。
B1 Preliminaryから始めやすい人
- 英検2級を目標にしている、または取得したばかり
- 英語で短い会話はできるが、長く話すのはまだ難しい
- ReadingやListeningはできても、WritingとSpeakingに苦手意識がある
- いきなりB2に挑戦するより、試験形式に慣れながら進みたい
- 海外進学よりも、まず日常英語を安定させたい
B2 Firstを目標にしやすい人
- 英検準1級を目標にしている、または近い力がある
- 英語で自分の意見を理由とともに説明できる
- 英語の記事やメールを読んで、大意をつかめる
- 海外進学、国際系の進路、英語で学ぶ環境に興味がある
- 英語を「試験科目」から「使う力」へ進めたい
C1 Advancedを目標にしやすい人
- 英検1級を目標にしている、または取得している
- 長く複雑な英文を読み、内容を整理できる
- 英語で論理的な文章を書いたり、抽象的なテーマを話したりする機会がある
- 海外大学院、高度な専門分野、英語を使う仕事を視野に入れている
- B2レベルでは物足りず、さらに正確さや表現力を伸ばしたい
For Schoolsは何が違う?
ケンブリッジ英検には、A2 Key for Schools、B1 Preliminary for Schools、B2 First for Schoolsといった学校年代向けの試験があります。
通常版とFor Schools版は、CEFRレベルと試験形式は同じです。
違うのは、学校生活や若い学習者の関心に近い題材が使われやすいことです。
たとえば、中高生がB2 Firstを受ける場合は、B2 First for Schoolsを選択肢に入れることがあります。
一方で、大人向けのB2 Firstと比べて「簡単な資格」になるわけではありません。
求められる英語力のレベルは同じなので、受験する人の年齢や学習環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
ケンブリッジ英検のレベルが決まったら、対策方法も変わる
ケンブリッジ英検は、レベルが上がるほど、独学だけでは判断しにくい部分が増えてきます。
特にB2 FirstやC1 Advancedでは、
- Writingで何をどこまで直せばよいか分からない
- Speakingで話せるのに、試験らしい答え方にならない
- Use of Englishで同じ間違いを繰り返す
- 問題集を解いても、弱点の優先順位が分からない
- 受験日までに何を仕上げるべきか迷う
といった悩みが出やすくなります。
公式サンプルや問題集で形式をつかんだうえで、Writing・Speakingだけは講師からフィードバックを受ける方法もあります。
ELT英会話では、B1 Preliminary、B2 First、C1 Advancedなど、ケンブリッジ英検対策に対応したマンツーマンレッスンを受けられます。
「自分のレベルは何となく分かったけれど、ここからどう勉強すればいいか分からない」という人は、レベルに合う対策を相談してみるのもよいでしょう。

ケンブリッジ英検に限らず、試験対策としての英語学習は、
どのような解答を試験側が求めているか?をしっかり理解することです。
参考者を読んで対策法を細かく分析できるのなら問題ないのですが、
「ただ喋れるから」「書けるから」では合格しないんですよね。
とりしまもネイティブ並みの帰国子女さんたちが英検準1がなかなか受からない姿をたくさん見てきました。そういう人たちは、解答様式に沿ってないんです。
ただしゃべるのと、理路整然と解答していくのとは全く違います。
スピーキングやライティングに自信がない人は参考書だけでなく、オンライン英会話を利用して対策すると良いと思います。
メインページ>マンツーマン英会話>試験対策
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まとめ|ケンブリッジ英検のレベルは「今の点数」だけでなく、これから使いたい英語から選ぼう
ケンブリッジ英検は、A2からC2まで、CEFRのレベルに沿って英語力を示せる資格です。
大まかな目安としては、
- A2 Key:基礎的な日常英語
- B1 Preliminary:日常英語を使い、自分の考えを伝える力
- B2 First:英語で学ぶ・働く土台となる4技能
- C1 Advanced:高度な学習や仕事に対応する英語力
- C2 Proficiency:非常に高いレベルで英語を使いこなす力
と考えると分かりやすいでしょう。
ただし、英検やTOEICのスコアだけで、受けるレベルを決める必要はありません。
まずは公式の無料サンプルテストを見て、Reading・Listeningだけでなく、Writing・Speakingも含めて、自分に近いレベルを確かめてみてください。
ケンブリッジ英検のレベル選びで大切なのは、「どれが一番上か」ではなく、これから自分が英語をどこで、どのように使いたいかです。




