「英語を聞き流しても全然聞き取れない…」「ネイティブの会話のスピードについていけない…」そんなリスニングの悩みを抱えていませんか?多くの英語学習者がぶつかるこの壁を乗り越えるために、長年支持され続けているのが**アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」**です。
しかし、「本当に1000時間聞けば効果があるの?」「どんな力が身につくの?」といった疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、アルクの1000時間ヒアリングマラソンを継続することで、具体的にどのような効果が期待できるのかを、7つのポイントに絞って徹底的に解説します。あなたのリスニング学習が、なぜ停滞しているのか、そしてどのようにすれば飛躍できるのか、その答えがここにあります。
1000時間ヒアリングマラソンとは?その学習メソッドを再確認
具体的な効果を見る前に、まずは1000時間ヒアリングマラソンの核となる学習メソッドを簡潔に説明します。
1982年に開講し、2023年までの40年間で約120万人が受講したアルクの「1000時間ヒアリングマラソン」は、**「英語を英語のまま聞いて理解できるようになる」**ことを目的とした学習プログラムです。
その最大の特長は、「1000時間」という圧倒的な「量」のインプットと、徹底した「質」を追求する学習メソッドの両立にあります。
- 「1000時間」の科学的根拠: アメリカ国務省のデータによると、日本語を母語とする人が英語を習得するには、およそ2200時間程度の学習時間が必要とされています。日本人が高校までに英語学習に費やす時間は約1200時間。この「足りない1000時間」を埋めることが、英語習得の鍵となると提唱されています。ヒアリングマラソンは、この不足分を補うことを目指す、非常に理にかなったプログラムなんです。
- 「量」と「質」の両立: ただ漫然と聞き流すのではなく、**「大量に聞く訓練(量的負荷)」と、アプリの「STEP学習」やディクテーションなどを通じた「細部にわたって緻密に聞く訓練(質的負荷)」**を組み合わせることで、効率的かつ効果的に英語の音を捉える力を養います。
- アプリ版でさらに便利に: この強力な学習メソッドが、スマートフォン専用アプリとして利用できるようになりました。いつでもどこでも手軽に学習できるようになったことで、日々の「1000時間」の積み重ねが格段に継続しやすくなっています。
1000時間ヒアリングマラソンで期待できる7つの効果
それでは、1000時間ヒアリングマラソンを継続することで、具体的にどのような英語力アップが期待できるのか、7つのポイントに分けて詳しく見ていきましょう。
① 英語を英語のまま理解する
「英語脳」の構築リスニングの最大の壁は、聞いた英語をいちいち日本語に訳してしまうことです。ヒアリングマラソンで大量の英語に触れ、かつ質的な学習を重ねることで、聞いた音を日本語を介さずに直接意味として理解する**「英語脳」**が徐々に構築されます。これにより、リアルタイムでネイティブの会話についていくことが可能になります。
② リスニング速度の向上とナチュラルスピードへの対応力
「速すぎて聞き取れない」という悩みは、英語学習者共通のものです。ヒアリングマラソンでは、ニュースやドラマ、フリートークなど、さまざまなナチュラルスピードの英語に触れます。
最初はついていけなくても、アプリの0.75倍速再生機能などを活用してじっくり聞き込むことで、英語の音が「塊」として認識できるようになり、結果的にリスニング速度が向上し、自然なスピードに対応できるようになります。
③ 語彙力・フレーズ力の自然な定着
単語帳を暗記するだけでは、なかなか身につかない「生きた英語」。ヒアリングマラソンでは、多様な文脈の中で新しい単語やフレーズに繰り返し出会います。これにより、単語の意味だけでなく、使い方やニュアンスまで自然に吸収でき、記憶に定着しやすくなります。
④ 発音・イントネーションの矯正とスピーキングへの好影響
正確なリスニング力は、正確な発音力を育む土台となります。質の高いネイティブ音声を聞き続けることで、正しい英語の音を耳で覚え、無意識のうちに自身の発音やイントネーションが改善されます。
さらに、アプリのAI発音判定機能やリピーティングを通じて、聞いた音をそのまま再現する練習ができ、より自然な発話が可能になり、スピーキング力にも良い影響を与えます。
⑤ 英語特有のリズム感・音の連結(リエゾン)の習得
英語は、単語一つ一つが独立して発音されるわけではありません。音がつながったり(リエゾン)、消えたり(リダクション)することで、日本語にはない独特のリズム感が生まれます。
ヒアリングマラソンでは、こうした**英語特有の「音の変化」**に慣れる訓練を積むことで、個々の単語が聞き取れなくても、文全体として意味を捉える力が養われます。
⑥ 多様なアクセント・話者の英語への慣れ
英語は話者によってアクセントや話し方に違いがあります。ヒアリングマラソンは、オリジナルドラマ、ノンネイティブのフリートーク、ニュースなど、多種多様な背景を持つ話者の英語に触れる機会を提供します。これにより、特定のアクセントに戸惑うことなく、幅広い英語に対応できる「耳」が育ちます。
⑦ 英語学習への自信と継続力、そして総合的な英語力向上
学習時間やテスト結果の可視化は、自身の成長を実感する大きなきっかけとなります。毎日少しずつでも積み重ねることで、「自分にもできる」という自信がつき、学習を継続する力が育まれます。
また、リスニング力向上は、語彙力、文法力、さらにはスピーキング力やリーディング力といった、総合的な英語力向上にも良い相乗効果をもたらします。
効果を最大化するための学習ポイント
1000時間ヒアリングマラソンで最大限の効果を引き出すためには、ただ漫然と聞くだけでなく、アプリに組み込まれた機能を最大限に活用し、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

聞き流しについて賛否両論ありますが、
とりしま的には「リスニング力向上」を目指すなら全集中で聴くべきです。
英語学習を始めたばかりで英語の音に慣れていない方には聞き流しも良いと思いますが、効果的な学習方法かといえば疑問です(全く意味ないわけではない、ということです)。
例えば、流行りの歌がそこらじゅうから流れてきても、歌詞なんだったっけ?になりませんか?
それと同じで意識するのとしないのでは理解度、習得度が異なります。
- ステップ1まずは音声を全体で聞いて、概要をつかみます。
- ステップ2重要表現を耳で確認し、後のヒントとします。
聞き取りにくい場合は、0.75倍速に切り替えて再生し、じっくりと音を捉えましょう。
- ステップ3フレーズ単位で詳細に聞き取ります。
- ステップ4発音・聞き取りのコツ解説とともに、スクリプトや日本語訳、語注を確認し、内容理解を深めます。
- ステップ5•6AIによる発音判定機能やリピーティング(ポーズに合わせて音声を真似て繰り返す練習)を活用して学習します。
機能を活用しながら単語・フレーズ・センテンス単位で正確な発音を身につけます。音声の再生速度や表示テキスト(英文/日本語訳)も変更できるので、レベルに合わせて調整してください。
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こんな人に1000時間ヒアリングマラソンは特におすすめ!
1000時間ヒアリングマラソンは、特に以下のような英語学習者におすすめです。
- 英語のリスニング力に伸び悩みを感じている人
- 体系的に英語の「音」と「意味」を学びたい人
- 多忙な中でも効率的に学習量を確保したい人
- 独学で英語学習のモチベーション維持が難しいと感じる人
- リスニング力を通じて、総合的な英語力を底上げしたい人
まとめ:1000時間ヒアリングマラソンで、聞こえる世界を広げよう!
アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」は、単なる教材ではなく、あなたの英語学習の概念を覆し、リスニング力を劇的に変える可能性を秘めたプログラムです。
今回ご紹介した7つの効果は、1000時間の学習を積み重ねることで、あなたが手に入れられる確かな「力」です。日々の努力が着実に実を結び、これまで聞き取れなかった英語がクリアに聞こえるようになる喜びを、ぜひ体験してください。
さあ、今日から1000時間ヒアリングマラソンを始めて、あなたの英語学習を次のレベルへ引き上げ、聞こえる世界を広げてみませんか?