「USCPAを取って終わり」にしないために
USCPA(米国公認会計士)の資格を取得する目的は、人それぞれ。
でも共通しているのは、キャリアアップや転職につなげたいという想いです。
資格を取ることはスタートラインに過ぎません。
本当に大事なのは「その先のキャリアをどう築くか」。
そこで今回は、USCPA講座を提供する
アビタス(Abitus)・CPA会計学院・TACの3校について、
転職・キャリア支援体制に焦点をあてて比較します。
USCPA講座 3校 キャリア支援比較表(2025年10月時点)
スクール名 | キャリア支援の具体的な内容 | 実績・付帯サービス |
---|---|---|
アビタス (Abitus) | USCPAキャリア専門のコンサルタントが無料で転職サポート。経済産業省リスキリング事業と連動し、受講から転職まで一気通貫。 | BIG4監査法人への転職決定実績は国内有数。合格後はアビタスで副業として業務に携わる機会も。 |
CPA会計学院 | リスキリング支援+ライセンス取得支援を提供。20年以上の経験を持つスタッフが対応。 | グループ企業運営の会計人材特化サイト「CPAジョブズ」や転職エージェント「CPASSキャリア」で実践的な支援が可能。 |
TAC(資格の学校TAC) | ワシントン州Licenseサインサポート(ライセンス取得支援)を提供。 | キャリア支援実績や転職サポートに関する公表情報はなし。他校資料でも「支援実績は不明」と記載。 |
1️⃣ アビタス|“合格から転職まで”を見据えたキャリア支援

アビタスは、3校の中で最もキャリア支援に力を入れているスクールです。
💼 専門コンサルタントによる個別支援
- USCPAキャリア専門のコンサルタントが受講生を無料でサポート。
- 経歴・志向性をもとに、求人紹介・面接対策・キャリア戦略立案まで対応。
- 「会計未経験からBIG4へ」「商社や外資系への転職成功」など事例が豊富。
🔁 一気通貫サポート体制
- 経産省リスキリング事業の一環として、学習+転職支援+再就職を一体化。
- 講座受講中からキャリア相談をスタートでき、合格後の「次の一歩」を迷わない。
⚠️ リスキリング支援は“転職成功”が条件
リスキリング支援(経産省によるキャッシュバック)は、
転職支援を受けて実際に転職が成立した人のみが対象です。
そのため、
💡 キャリアサポート体制が整っている予備校を選ぶ=補助金を受けられる可能性も高くなる。
つまり、「キャリア支援が強い=リスキリング支援を実際に活かせる」という構図なんです。
🌟 合格後の“副業チャンス”も
- アビタスのUSCPA合格者は、社内プロジェクトや講座監修業務に関わるチャンスも。
→ 「教える側」「支援する側」にキャリアシフトできる点が独特の魅力。

💬 ポイント:
アビタスは「合格したら終わり」ではなく、「合格をキャリアのスタート」に変える設計。
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2️⃣ CPA会計学院|グループ全体で“会計人の一生涯”をサポート

CPA会計学院は、グループ企業によるキャリアプラットフォームが強力です。
🧭 専門エージェント・求人サイトを展開
- グループ企業が運営する転職エージェント「CPASSキャリア」では、
会計・ファイナンス・監査法人領域に特化した求人紹介を実施。 - 会計人材専門の求人サイト「CPAジョブズ」とも連携し、
資格取得後すぐに応募できる環境を整備。
📘 ライセンス取得サポートと連動
- 20年以上にわたるライセンス取得支援実績。
- リスキリング事業にも採択されており、転職希望者を明確に対象化。
⚠️ リスキリング支援=転職を前提とした制度
CPA会計学院のリスキリング支援も、
雇用主の変更を伴う転職を目指す人が対象です。
受講後に転職が成立しなかった場合、補助を受けられないケースもあります。
💡つまり、キャリア支援の質が転職成功率=還付率に直結します。
“転職まで支援してくれるかどうか”は、補助金活用の視点でも重要な比較ポイントです。

💬 ポイント:
CPA会計学院は、リスキリング支援とグループ内転職支援を連動させ、
「転職までの道筋」を明確に描ける体制が強み。
3️⃣ TAC(資格の学校TAC)|資格取得中心、キャリア支援は限定的
TACは、長年の資格指導で培ったノウハウを持つ大手スクールですが、
キャリア支援に関する情報は他2校に比べると限定的です。
🧾 サービス内容
- 受講生限定で「ワシントン州Licenseサインサポート」を提供。
→ 合格後に必要なライセンス申請をスムーズに進められる。
💬 情報開示の少なさ
- 転職支援の実績やパートナー企業に関する情報は公開されていません。
- アビタスの比較資料でも「他校のキャリア支援実績は不明」と明記されています。

💬 ポイント:
TACは「資格取得支援」には強いが、「合格後のキャリア形成」は自己主導型。
転職サポートまで求める場合は、他校の情報も検討した方が良い。
📈 どのスクールが“取った後に差がつく”か?
タイプ | おすすめスクール | 理由 |
---|---|---|
転職やキャリアアップを本気で狙いたい | 🏆 アビタス | キャリア専門コンサル+BIG4転職実績+副業機会あり。 |
会計業界で長期的に働きたい人 | 💼 CPA会計学院 | 自社運営エージェントと求人サイトで一気通貫サポート。 |
資格取得中心で進めたい人 | 🎓 TAC | 学習重視・ライセンス取得サポートあり。 |
🎯まとめ|“取って終わり”ではなく、“取ってから始まる”USCPAへ
USCPAは「取って終わり」の資格ではなく、「取ってから始まる」資格です。
資格を活かしてキャリアを築けるかどうかは、
どの予備校を選ぶかで大きく変わります。
- 🔹 アビタス → 転職・キャリア形成を最重視する人に。
- 🔹 CPA会計学院 → グループ全体のつながりで安定した支援を受けたい人に。
- 🔹 TAC → まずは資格取得を最優先したい人に。
さらに、リスキリング支援の補助金を受けるには、
“転職成功”が条件であることも忘れてはいけません。
つまり、キャリア支援が強い=実質的な支援金を受け取れる可能性が高いということ。
🎓 “取った後にどんな未来を描けるか”を想像して選ぶ。
それが、後悔しないUSCPA予備校選びのいちばんの近道です。