日本では台風に数字が当てられて「台風8号」などと呼ばれていますね。
アメリカでは数字の代わりに
人間の名前が当てられるのを知っていますか?
この記事ではアメリカのハリケーンの名付けの歴史を紐解いています。
スコアとの誤差はなんと20点以内!
歴史・背景
- 1953年以前男女両方の名前が使われていた
- 1953年アメリカ政府が「女性でいく」と決める
「男性の名前だと恐怖感がない」
「女性と災害をつなげるな」と女性から大批判 - 1979年改正され男女両方に戻る
- 1986年ワシントンポスト
「男性の名前だと差し迫った危機感が伝わらない」
- 現在男女両方の名前がつけられている
誰が名前を決定するのか?
名前を決定するのはWMO(World Meteorological Organization 世界気象機関)。
国連の専門機関です。
諸説あるんですが、
昔は今と同様男女両方の名前がつけられていました。
1950年代、アメリカ政府は「女性の名前でいく」と決定。
明確な理由はわかっていません。
古代から海を女性性のものと考えることも
要因の一つと挙げられています。
「母なる海」ですね。
女権論者が警鐘

社会的ムーブメント
これに対してフロリダの女権論者が警鐘を鳴らしました。
「女性と災害を結びつけるな」と。
これによって1979年に改正が行われます。
改正前の当時は「Male names wouldn’t be as feared」なんてジョークも飛んでいたようです。

日本では「雷親父」と
男性のほうが怖いイメージがありますが、
欧米では熊だけでなく「おかんを怒らせたらやばい」という考え方が一般的。
ジャイアンのお母さんのイメージです。
男性のお天気キャスターが番組中荒れ狂うハリケーンをあたかも実際の人間の女性のように描写したことも反感を呼んだそう。確かに自分の名前がハリケーンに使われたら嫌ですよね。
改正前の主なハリケーンの名前を見てましょう。
- Cindy
- Edith
- Hannah
- Rachel
- Vicky
- Wilma
などとちょっと古風なお名前たち。
改正後1986年ワシントンポストでは

巨大新聞社の声は届かず
1979年に改正が行われてから男女両方の名前が使われるのですが、1986年にワシントンポストがこう書いています。
「Male names don’t convey urgency.(男性の名前では差し迫った危機感が伝わらない)」
とはいうものの、政府は改正をひっくり返すことはしませんでした。ですので現在も男女両方の名前が使われています。2021年の主な名前は、
- Ana
- Elsa
- Henri
- Sam(男女どちらでも取れるお名前。SamuelかSamantha)
- Kate
- Nicholas
などです。
まとめ
「母なる海、母なる大地」から連想させるのか、それともタチの悪い怒り狂った女性を連想させるのか、みなさんはどうお考えですか?
- 1953年以前男女両方の名前が使われていた
- 1953年アメリカ政府が「女性でいく」と決める
「男性の名前だと恐怖感がない」
「女性と災害をつなげるな」と女性から大批判 - 1979年改正され男女両方に戻る
- 1986年ワシントンポスト
「男性の名前だと差し迫った危機感が伝わらない」
- 現在男女両方の名前がつけられている
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