フリートークだけで3年ほぼ毎日レッスンを受けた人の結果

オンライン英会話のレッスン内容を大きく２つに別れます。

1. 教材を使わずにとにかくしゃべるフリートーク
2. 文法の学習やボキャブラリーが養える教材を使ってのレッスン

フリートークは初心者さんにはハードルが高いと言われていますが、しゃべれるようになるには少しでもいいのでフリートークの時間を作るといいですね。

この記事では管理人とりしまとフリートークを３年間ほぼ毎日やった柳田さん（仮名）の成長記録をまとめてみました。

「フリートークってハードル高い」
と思われている人も次のレッスンはフリートークを２５分やってみよう！と思うと思いますよ。

結論・リアルな日常会話が上達した

3年ほど前にやった初めてのレッスンと比べて、俄然上達しています。
苦手意識があっただろう文法も少しずつ改善し、稚拙なセンテンスに内容が徐々に加わっていきました。
努力と継続の賜物ですね。

実は彼も「長い英語学習歴を持つのにしゃべれない」と地味に悩んでいたので、バシッと数字化して説明すると腑に落ちたようで、コツコツと目標の3,000時間に向かって頑張った人です。

本人の要望でレッスンの内容は全て「フリートーク」、教材は全く使っていません。
教材を使ってレッスンは彼にとって役に立たなかったそうです。

とりしまとのレッスンは一回につき５０分（２レッスン）でした。２５分だと「面白くなってき始めた頃終わる」とのこと。

ネタあるの？

心配になる人もいるでしょう。

実は話す内容は、

• 今日あったこと
• 仕事のこと
• ちょっとした人生論

リアルに日常会話です。

雇っている従業員のこと、お客さんのこと、今から買いに行くものなど、なんてことない事ばかり。

柳田さんのスペック

ここで柳田さんのスペックを紹介します。

初回のレッスンでしてくれた自己紹介で、

この人は、とても意志の強い人なんだな、という印象を受けました。

大手英会話教室に通っていただけあって、初心者ではない会話力で初回を終了したのを覚えています。

表現が自然なのはインスタやYouTubeからの影響

この質問を受けた時、正直驚きませんでした。
英語の第３文型まではマスターされていましたが、細かいところが「あれ、間違ってますよ」だったからです。
とりしまからの答えは、

柳田さんのインプットのソースはインスタやYouTubeで、ここからも座学は苦手ということがわかりました。
それ故に質問の返しやリアクションがすごく自然で、センテンスの構成が全く参考書ちっくではない。
けれど、「ナメられます」が効いたのか、その後少しずつ文法学習も取り組んでいった様子。
ミスがぐんと減りました。

少しずつ異なったニュアンスもレッスンの回を追うごとにじわじわと理解していった柳田さん。
SNSの切り抜きはなかなかいい情報なのですが、時と場合によってはしっくりこない時もあります。
レッスンを通して学んでいったのでした。

よく質問する

柳田さんの一番の強みは積極的に質問をするところです。

「これってどういうの？」とよく質問してくるので、こういうふうにも言えるよと答えると、

日本語を直訳すると不自然になる表現って、いっぱいありますよね。

逆も然りで、柳田さんがお客さんからLINEを受け取って意味がわからなかった時もしっかり質問してくれます。その一つが、

My day just opened up.

Google Translateでは「私の一日は始まったばかりです。」と出るのですが、ここでの意味は、「（入っていた予定がなくなって）時間ができた」という意味になります。

とりしまが「お」と思うようになったのは約2年後です。
つまずいていたミスがなくなり、なかなか覚えられなかった単語がスッと出てくるようになってきました。

Eメールや商品説明などで見られる婉曲表現などの難関にも日々チャレンジしている柳田さん、最近は三単現のSもバッチリです。
現在完了形やビジネスシーンには不可欠の比較級も要所要所に盛り込まれて、情報の精度が増しました。

さらに、とりしまが興奮してガーッとしゃべってしまった時も、きちんと戻って説明を求めてくれます。
話のノリでつい、スルーしてしまいがちですが、立ち止まってきちっと理解してから次に行くようにしている彼曰く、

ごもっともです。

まとめ

今回はオンライン英会話でフリートークをし続けた柳田さんの成長を紹介してみました。

さて、彼のやり方が学習者全員にオススメできるかと言えるでしょうか？
おそらく「人による」でしょう。
柳田さんは教材を使いたくなかったのでこの方法を取ったのですが、ほぼ毎日５０分、話すネタに本当に困ってしまうのが現実でしょうし、教材を使ってレッスンしたい人もいますよね。

けれど柳田さんは、毎日起こった同じようなことを繰り返し繰り返し言うことによって、間違いを正し、一定量自動化することに成功しました。

それができたのもオンライン英会話で自分の空いた時間にどこからでもレッスンを受けれたからだと思います。
時間と場所に縛りがないオンライン英会話は柳田さんのような仕事に忙しい人にはピッタリ。

SNSや参考書でインプットしたものをオンライン英会話で安価かつ大量にアウトプットして、それをさらにお客さんとのリアルな英語のやり取りに役立てた、そんなひたむきな努力が実った実例です。

まさに実践的アプローチを貫いた柳田さん。
ヨーロッパで開催される商品の輸入元のミーティングに3年ぶりに参加するそうです。

これからも頑張ってください。