ビジネスシーンでは、大きな失敗やショックな出来事に対する感情を適切に表現することが重要です。”devastated” は「ひどく落胆した」「打ちのめされた」という意味の強い形容詞ですが、状況に応じて使い分けられる類義語や対義語を知っておくと、より洗練された英語表現ができます。
1. 「devastated」の意味と使い方
“devastated” は、精神的・感情的に大きなショックを受けたときに使われます。
例文:
- He was devastated when he heard the company was going bankrupt.
(彼は会社が倒産すると聞いて打ちのめされた。) - She looked devastated after receiving the rejection email.
(彼女は不採用のメールを受け取った後、打ちのめされた表情をしていた。)

おそらく日常耳にしているのは災害などのニュースです。被害が壊滅的な時によく使われます。人間だけでなく物や状況にも当てはめられます。
2. 類義語(Synonyms)
ビジネスの場面でも使える「devastated」の類義語を、感情の強さ別に紹介します。
(1) ショックが強い類義語
- shattered(完全に打ちのめされた)
He was shattered by the news of the project’s cancellation.
(彼はプロジェクト中止の知らせに打ちのめされた。) - heartbroken(深く悲しんでいる)
She was heartbroken when her proposal was rejected.
(彼女は提案が却下されて深く悲しんだ。)
(2) ややフォーマルな類義語
- dismayed(落胆した)
The employees were dismayed by the sudden restructuring.
(従業員は突然の組織改編に落胆した。) - distressed(苦悩している)
He looked distressed after the poor sales report.
(彼は売上報告が悪かった後、苦悩しているように見えた。)
3. 対義語(Antonyms)
「devastated」と反対の意味を持つ単語も、ポジティブなビジネス表現として役立ちます。
(1) 安心・安堵を示す対義語
- relieved(ほっとした)
She was relieved to hear that her job was safe after the merger.
(彼女は合併後も仕事が守られると聞いて安心した。) - comforted(安心した、慰められた)
The CEO’s speech comforted the employees after the crisis.
(危機の後、CEOのスピーチが従業員を安心させた。)
(2) 喜び・成功を表す対義語
- elated(大喜びしている)
The team was elated after securing the biggest contract of the year.
(チームは年間最大の契約を獲得し、大喜びした。) - thrilled(とても嬉しい)
She was thrilled to be promoted to manager.
(彼女はマネージャーに昇進して大喜びした。)

thrilledはthrillから怖いイメージを連想しがちですが、ワクワクでブルっと震える感がthrilledです。
4. ビジネスでの実践的な使い分け
「devastated」は非常に強い感情を表すため、ビジネスメールやフォーマルな場面では少し和らげた表現を使うのが適切です。
例: ❌ I am devastated by the rejection of my proposal.
✅ I am deeply disappointed by the rejection of my proposal.
また、ポジティブな表現を使うことで、前向きな印象を与えることもできます。
❌ We were devastated by the unexpected failure of the project.
✅ Although we were disappointed, we are motivated to improve for the next opportunity.
まとめ
「devastated」は強い落胆や悲しみを表す単語ですが、状況に応じて類義語や対義語を使い分けることで、より洗練された英語表現が可能になります。TOEICやビジネス英語の場面で、適切な言葉選びを意識してみましょう!