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英語で知るアメリカのクリスマス:Holiday Seasonの多様性とツリー文化を解説

英語で知るアメリカのクリスマス:Holiday Seasonの多様性とツリー文化を解説 英語の豆知識

アメリカのクリスマスは、日本でイメージする「キラキラしたイベント」だけではありません。
宗教的背景や多様な価値観が重なり合うことで、「Holiday Season」という言い方が定着しています。

この記事では、アメリカのクリスマスを理解するために欠かせない文化的ポイントと、
英語でそのまま使える語彙・表現をセットでわかりやすく解説します。

アメリカでは「Christmas」より「Holiday」が一般的?

アメリカでは、12月の時期を Holiday Season(ホリデーシーズン) と呼ぶのが一般的です。
その理由は、アメリカが多宗教・多文化の社会であるためです。

● なぜ “Christmas break” より “Holiday break”?

学校や企業では

  • Holiday break(ホリデー休暇)
  • Winter break(冬休暇)

と表現することが増えています。
キリスト教だけでなく、ユダヤ教の Hanukkah(ハヌカー)、アフリカ系の文化祭 Kwanzaa(クワンザ) など、冬の時期に祝われる行事が複数あるためです。

● 無難で広く使える英語の挨拶

  • Happy holidays!(誰にでも使える万能挨拶)
  • Season’s greetings.(カードなどでフォーマル)

“Merry Christmas!” は素敵な言葉ですが、相手のバックグラウンドを知らない場では避けるケースもあります。

とりしま
とりしま

Happy holidays!の挨拶が飛び交い始めるのはサンクスギビングデーから。
年明けお正月三が日、初出勤までくらいですかね。
同時期にお家のデコレーションも片付けていきます。

同じ“クリスチャン”でも宗派によってお祝いの日が違う

アメリカはキリスト教徒が多い国ですが、宗派によってクリスマスの日や習慣が異なります。

● 主な宗派とお祝いの日

アメリカでは同じキリスト教でも宗派によって祝い方が少し異なります。ただし、どの宗派も“クリスマスという大きな枠”は共通です。

  • Catholic / Protestant(カトリック・プロテスタント)
     → お祝いの日は 12月25日
      ただし、カトリックでは 24日の夜(Christmas Eve)に行われる “Midnight Mass” が特に重要 とされ、
      家族が集まって教会へ向かう文化が根強くあります。
  • Orthodox(正教会)
     → 1月7日 にクリスマスを祝う(ユリウス暦に基づくため)。
      アメリカでも一部の教会やコミュニティでこの日程が使われています。

● 関連英語表現

  • Christmas Mass(クリスマスのミサ)
  • Midnight Mass(24日の深夜に行うミサ)
  • Advent(アドベント:クリスマスまでの待降節)

宗派の違いをすべて覚える必要はありませんが、
「アメリカには複数の“クリスマスの日”が存在する」
という点を知っておくと、Holiday Season の多様性をより理解しやすくなります。

アメリカの家庭が12月に始める準備

アメリカでは、12月に入ると家庭の雰囲気が一気に “Holiday Mode” に切り替わります。
宗教的背景がそれぞれ異なる家庭でも、年末に向けて家族で時間を過ごす大切な季節であることは共通です。

ここでは、アメリカの多くの家庭がどのようにクリスマスの準備を進めていくのか、
英語表現とあわせて具体的に見ていきます。

🎄 Christmas tree の購入:Tree Lot と Tree Farm の2種類

アメリカでクリスマスツリーを買う場所は、大きく2つに分かれます。

① Christmas tree lot(ツリーロット)

街角の空き地やスーパーの駐車場などに期間限定で並ぶ、最も一般的なツリー売り場
すでに切られたツリーが並び、仕事帰りでも手軽に購入できます。

  • よく聞く単語
     ・Pre-cut tree(切ってあるツリー)
     ・Tree stand(ツリースタンド)
とりしま
とりしま

10月下旬からパンプキンパッチだったところがツリーロットになる流れが大半です。
切られた生のクリスマスツリーが陳列されているのでとってもいい匂いです。
サンクスギビングの翌日は形のいい木をゲットしようと家族で賑います。
とりしまも、毎年面倒だなぁと思いつつも、ツリーを飾るとやっぱりいいね!と落ち着いていました。

② Christmas tree farm(クリスマスツリーファーム)

郊外に多い、ツリーを育てる専用の農園
客が好きな木を選び、自分で切る(cut-your-own / U-cut) のが特徴です。

  • よく聞く単語
     ・Choose-and-cut(選んで切る方式)
     ・Fresh-cut(採れたての木)

アメリカらしさを知るなら、「どちらもある」という理解が一番正確。
都会に住む人は lot、家族イベントとして楽しみたい人は farm を選ぶ傾向があります。

🏠 家の飾りつけ(Decorations)

  • Ornaments(オーナメント)
  • Wreath(リース)
  • Garland(ガーランド)
  • Stockings(吊るす靴下)
とりしま
とりしま

吊るす靴下はsocksじゃないんです。
他にも、サンタのコスチュームはSanta suit、サンタの帽子はSanta hatなどが
この時期での日常会話で耳にすることができます。

地域によっては11月下旬からライトアップが始まり、街全体が“ホリデーモード”に包まれます。

🎁 ギフト交換(Gift Exchange)

アメリカでは職場や友人グループでギフト交換をする文化もあります。

  • Secret Santa(匿名でプレゼント交換)
  • White Elephant(ジョーク系のプレゼント交換)
  • Stocking stuffers(靴下に入れる小さなギフト)

職場や学校のホリデー文化

アメリカでは、職場のパーティーも “Holiday Party” と呼ばれます。
宗教色を薄め、誰もが参加しやすい雰囲気にするためです。

よく使われる表現

  • Holiday decorations(ホリデー飾り)
  • Happy holidays to you and your family.

ビジネスメールでも “Happy holidays” が最も無難な挨拶として広く使われています。

まとめ|多様性を知ると英語の背景も深く理解できる

アメリカのクリスマスは、一見同じように見えますが、実際は宗教、文化、地域が複雑に交差しています。

  • Holiday Season と呼ぶ背景
  • 宗派によって異なるクリスマスの日
  • ツリーの買い方ひとつにも“両方ある”という多様性

英語を学ぶ以上、単語だけでなく“背景”を理解することで
より自然で、ネイティブの感覚に近づいた表現が使えるようになりますよ。

とりしま

オンライン英会話で日本人講師として活動中。TESL保有。
私自身、英会話力を身につけるまでにかなり時間がかかりました。
語学留学→現地採用→アメリカで起業と、試行錯誤の連続。
今は“地球のどこか”で、同じように悩む大人の英語学習をサポートしています。
2025年には英検準1級(1か月準備)に合格。世界遺産検定4級も取得。
好きなワインはジンファンデル。血液型はA型です。
現在は、第三か国語としてトルコ語もゆるく学習中です。

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