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英語のリスニング、伸びない原因は「聞き方」にあった?初心者向け効果的な学習法

何度聞いても 聞き取れないのはなぜ? 初心者のためのリスニング攻略法 勉強法・書籍
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「何度聞いても英語が聞き取れない…」
「聞き流しているのに、全然上達しない…」

こんな悩みを抱えていませんか?

もしあなたがリスニングの伸び悩みに直面しているなら、それはあなたの能力のせいではありません。もしかしたら、効率の悪い「聞き方」をしているだけかもしれません。

リスニング力は、単に英語の音を聞いているだけではなかなか伸びません。しかし、正しい学習法を少し取り入れるだけで、劇的に聞き取れるようになります。

この記事では、リスニングでつまずいている初心者の方へ向けて、

  • 多くの人がやりがちなNG学習法
  • 今日から始められる効果的なリスニング勉強法
  • 学習を加速させるおすすめアプリ活用法

を、具体的に解説します。この記事を読めば、リスニング学習のヒントがきっと見つかるはずです。

あなたの学習法は大丈夫?リスニング上達を妨げるNG習慣

リスニング力を上げたいと誰もが思いますが、実はそのやり方自体が上達を妨げていることがあります。ここでは、多くの学習者が陥りがちな「やってはいけない」リスニング習慣を3つ紹介します。

1. BGMと化している「聞き流し」

通勤電車で、家事をしながら…と、ただ音声を流しているだけでは、脳は英語の音を「意味のある情報」として認識してくれません。これは、日本語のラジオをBGMとして聞いているのと変わりません。漫然と聞き流すのではなく、集中して「何を言っているか」を意識することが大切です。

2. スクリプトが手放せない「目で聞く学習」

文字を追いながら音声を聞くことに慣れてしまうと、耳だけで音を理解する力が育ちません。英語は、単語と単語がつながったり、弱く発音されたりするため、文字情報がないと聞き取れない状態に陥りがちです。スクリプトは、まずは自力で聞き取った後に「答え合わせ」として使いましょう。

3. 分からない単語を「スルーする」クセ

知らない単語が出てきても気にせず聞き進めてしまうと、話全体の理解が難しくなります。語彙力が不足していると、いくら耳を鍛えても内容が分からず、リスニング力は頭打ちに。気になる単語はメモしておき、後で意味を確認する習慣をつけるだけで、リスニング力と語彙力が同時に伸びていきます。

今日からできる!リスニング力が確実に伸びる3つの勉強法

「聞くだけではダメ」と分かっても、次に何をすればいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、初心者でも今日から始められて、着実に力がつく3つのステップを紹介します。

1. 「短時間×反復」で学習を習慣化する

長時間まとめて聞くよりも、1回15分程度の短いセッションを複数回に分けて行う方が効果的です。集中力が続きやすく、日々の生活に無理なく組み込めます。

【実践例】

  • 朝の身支度中に15分
  • 昼休憩に15分
  • 帰宅後に15分

合計45分でも、毎日続けることでリスニング力は確実に向上します。

2. ディクテーションとシャドーイングで「聞く力」を徹底強化

この2つの練習は、リスニング上達の鍵です。

  • ディクテーション(書き取り)
    • 目的: 英語の「音」を正確に聞き取る力を養う。
    • やり方: 聞こえた音声を、一文ずつ文字に書き取ります。聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認すると、自分の弱点(音のつながり、発音など)が明確になります。
  • シャドーイング(真似る練習)
    • 目的: 英語独特の「リズム」や「イントネーション」を身につける。
    • やり方: 音声を聞きながら、少し遅れて同じ内容を発音します。最初はついていけなくても大丈夫。繰り返すうちに、英語の音に口と耳が慣れてきます。

3. 語彙・文法学習も「リスニングと連動させる」

リスニングと語彙・文法学習は切り離して考えず、連動させることが重要です。リスニング教材のスクリプトに出てきた「知らない単語」や「文法」を、その場で調べて覚える習慣をつけましょう。これにより、「聞いた音」と「意味」が結びつきやすくなり、一度覚えたことが忘れにくくなります。

リスニング上達の鍵!知っておきたい専門用語

ここでは、リスニング学習でよく耳にする専門用語を解説します。これらの意味を理解することで、日々の学習効果がさらに高まります。

リエゾン(Liaison)

リエゾンとは、単語と単語が隣り合ったときに、音がくっついて違う音に聞こえる現象のことです。

例えば、「get up」は「ゲット・アップ」ではなく「ゲラッ」のように聞こえます。「turn off」は「ターン・オフ」ではなく「ターノフ」のように聞こえますよね。

ネイティブスピーカーはリエゾンを無意識に行っているので、このリエゾンを理解していないと、知っている単語なのに聞き取れない、ということがよく起こります。

リスニング力を高めるためには、このリエゾンを耳で認識できるようになることが非常に重要です。リエゾンのルールを意識して聞いたり、自分で発音練習をしたりすることで、だんだん慣れていきます。

プロソディ(Prosody)

プロソディは「音の強弱・高低・間(リズム)」のことで、「英語のメロディー」とも呼ばれます。

日本語は基本的に平坦な抑揚ですが、英語は音の強弱や高低がはっきりしています。プロソディを意識してシャドーイングをすると、ネイティブスピーカーが話すような自然なリズムやイントネーションを身につけられます。

プロソディを真似することで、リスニング時にも「どこが強調されているか」「どの部分が意味の区切りか」といった手がかりを掴みやすくなります。

音声変化

リエゾンも音声変化の一種ですが、他にもいくつかの種類があります。これらをまとめて音声変化と呼ぶことが多いです。

  • 詳細: 主な音声変化には、リエゾンの他にリダクション(音の脱落)やフラッピング(音の変化)などがあります。
    • リダクション: 「and」が「ン」と聞こえるなど、発音の一部が消える現象です。
    • フラッピング: 「water」が「ワラァー」のように聞こえるなど、子音の音が変化する現象です。
  • なぜ重要か: これらを理解していないと、たとえ知っている単語でも全く違う音に聞こえてしまい、聞き取れない原因になります。

スラッシュリーディング(Slash Reading)

スラッシュリーディングは、リスニング力向上にも効果的なリーディングのテクニックです。

  • 詳細: 英文を意味のまとまりごとにスラッシュ(/)で区切って読む方法です。これにより、英語の語順のまま理解する「英語脳」を養うことができます。
  • なぜリスニングに役立つか: リスニングでは、英語を後ろから訳し直す「返り読み」ができません。スラッシュリーディングの練習をすることで、音声が流れるスピードに合わせて前から意味を理解する力が鍛えられます。
とりしま
とりしま

これらの専門用語は、リスニング教材やアプリを使う上でポッと出てくる用語です。知っていると、「あ、そういうことだったのか」と納得が行き、学習をさらに効率よくすることができます。
ただ聞く、のではなく、英語の性質を知っておくだけであなたのリスニング力が爆上がりすると思います。

英語リスニング学習を加速させる!アプリ「1000時間ヒアリングマラソン」の活用術

「正しい勉強法は分かったけど、どうやって実践すればいいの?」そう感じている方には、学習アプリの活用がおすすめです。ここでは、多くの英語学習者に支持されている「1000時間ヒアリングマラソン」を使って、効果的にリスニング力を伸ばす方法をご紹介します。

1000時間ヒアリングマラソンとは?

出典:ヒアリングマラソン

ヒアリングマラソンは、ただのリスニング教材ではありません。英語を「聞くだけ」で終わらせず、「理解し、定着させる」ことに特化した機能が満載です。

アルクが長年培ってきた教材がアプリとして再誕したもので、初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応した豊富なコンテンツが強みです。最新のニュースから日常会話まで、飽きることなく、自分の興味に合わせて楽しみながら続けられます。

最大の特長は、1000時間もの学習時間を記録できる点です。 毎日コツコツ取り組むことで、目に見えて自分の成長を実感でき、学習のモチベーション維持につながります。

また、単語や文法解説も丁寧に付いているため、学習につまずく心配がありません。スマホにダウンロードしておけば、通勤・通学中などの隙間時間にも手軽に学習できるので、忙しい人にもぴったりです。

1. スクリプトを活用し「意味を理解して聞く」

ヒアリングマラソンでは、全ての音声に日本語と英語のスクリプトが付いています。

  • 実践方法: まずはスクリプトを見ずに音声だけを聞きます。次に、聞き取れなかった部分や意味が分からなかった部分をスクリプトで確認しましょう。
  • メリット: 辞書を引く手間が省けるだけでなく、**「聞いた音」と「正しい意味」をすぐに結びつけられます。**これにより、リスニングの理解力が飛躍的に向上します。

2. ディクテーション機能で「聞き取れない音」をなくす

アプリには、聞いた音声を書き取るディクテーション機能が搭載されています。

  • 実践方法: 1文ずつ音声を再生し、書き取りに挑戦します。
  • メリット: 自分では聞き取れているつもりでも、実は正確に聞き取れていなかった音や単語が明確になります。地道な作業ですが、この機能を使うことで、リスニング力が根本から鍛えられます。

3. シャドーイング・リピーティング機能で「音に慣れる」

正しい発音やリズムを身につけるための機能も充実しています。

  • 実践方法: 音声に合わせて発音練習をします。
  • メリット: **英語独特の音のつながり(リエゾン)やイントネーションを体感できます。**聞いた音を口に出すことで、リスニング時に単語が認識しやすくなり、スムーズな聞き取りにつながります。

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まとめ:リスニング上達は「正しい習慣」から

この記事で紹介した勉強法は、どれも特別なスキルは必要ありません。大切なのは、「正しい習慣」を身につけることです。

リスニング上達の鍵は、以下の3つです。

  • 毎日少しずつ続ける「習慣化」
    • 長時間まとめてやるよりも、1回15分でもいいので毎日継続することが最も効果的です。
  • 「なんとなく聞く」から「理解して聞く」へ
    • 聞き取れなかった部分は必ずスクリプトで確認し、音と意味を一致させましょう。
  • 「聞くだけ」から「音を真似る」へ
    • ディクテーションやシャドーイングを取り入れることで、受け身ではない能動的な学習ができます。

これらの習慣に、アプリ「ヒアリングマラソン」を組み合わせれば、学習効率はさらにアップします。

リスニング学習は、地道な努力が実を結ぶものです。今日から少しずつ、新しい学習法に挑戦してみてください。あなたの英語学習が、もっと楽しく、もっと効果的になることを願っています。

アルク1000時間ヒアリングマラソン
1000時間ヒアリングマラソン

とりしま

オンライン英会話で日本人講師として活動中。TESL保有。
私自身、英会話力を身につけるまでにかなり時間がかかりました。
語学留学→現地採用→アメリカで起業と、試行錯誤の連続。
今は“地球のどこか”で、同じように悩む大人の英語学習をサポートしています。
2025年には英検準1級(1か月準備)に合格。世界遺産検定4級も取得。
好きなワインはジンファンデル。血液型はA型です。
現在は、第三か国語としてトルコ語もゆるく学習中です。

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