「英語を英語で学びたい」と思ったことはありませんか?
英語の解説を日本語で読んでいるうちは、なんとなくわかったつもりでも、いざ話そうとすると言葉が出てこない…
そんな壁にぶつかったとき、多くの人が気づきます。「あれ?日本語を一度通さないと理解できないかも」と。
実は、英語を「英語のまま」理解しようとする力=“英語脳”を育てるには、最初から英語で学ぶ環境が効果的。
その第一歩としておすすめなのが、Duolingoを英語モードで使うことです。
Duolingoなら、日本語に頼らず、やさしい英語で英語を学ぶことが可能。しかも無料で始められるという手軽さ。
この記事では、Duolingoを英語で学ぶモードに切り替える方法と、英語モードで学ぶことのメリットをわかりやすく解説します。
「英語を英語で学ぶって、どういうこと?」と思っていた方も、この記事を読めばすぐに始められますよ!
Duolingoを英語モードに切り替える方法
Duolingoで英語を英語で学ぶためには、まず学習言語の設定を変更する必要があります。
いつもは「英語を日本語で学ぶ」設定になっている方も、ここを変えるだけで、全て英語でレッスンを受けることができるようになります。
ここでは、スマホアプリ・PC版の両方のやり方を紹介します。
【スマホアプリの場合】
Duolingoアプリを開いて、画面下のメニューから「🏠ホーム」を選択、左上の旗マーク(学習中の言語)をタップします。
画像はとりしまのトルコ語設定になっていますが、皆さんのはアメリカ国旗になっているはずです。

一番右ある「コースを追加」をタップします。すると追加したい言語のリストが出て来るのでスクロールダウンして「英語話者向け」から英語を選びます。
圧のあるメッセージを無視して英語に変更するをタップします。

少しプレッシャーのあるメッセージを無視して変更すると全て英語で表記されます。
ここでレベルを選ぶことができるので自分に合ったレベルから始めることができます。

英語インターフェースでの学習がスタート!

✅ 補足:今までの日本語ベースのコースは消えません。
旗マークをタップすれば、いつでも切り替えができます。
【PC(ブラウザ版)の場合】
- Duolingo公式サイト にアクセス
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「Settings(設定)」を選択
- 「Learning language(学習言語)」の項目を開く
- 「英語話者向け」を選び直し、「 English」を選択
- 自動的に英語UIでのコースが始まります
💡 ちょっとした注意点
英語モードにすると、アプリ内のすべての表示が英語になります。
最初は「うわ、急に全部英語⁉」と戸惑うかもしれませんが、それがまさに“英語脳”への第一歩!
注意しておきたい点2つ目として、今まで日本語から英語で学習していたコースがそこまま移行する訳ではなく、全く違うコースが始まるということです。ですから圧のあるメッセージの後のレベル設定をよく考えて決めてください。
また、Duolingoで「英語を英語で学習するコース」と「英語を日本語で学習するコース」がある場合、内容や難易度が大きく変わることはありません。Duolingoの各言語コースは、基本的にその言語の習得度をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という国際基準に合わせて設計されています。そのため、どちらのコースを選んだとしても、最終的に到達するレベルは同じになるように作られています。

どんなタスクの問題かは皆さんやっていってわかっているんじゃないかな?と思います。
難易度が上がるのはMaxを利用した場合のAIからのフィードバックです。
英語モードで学ぶ3つのメリット
Duolingoを英語モードに切り替えると、ただレッスンの表示が変わるだけではありません。
そこには、英語を英語で理解する力=“英語脳” を育てる大きなメリットが隠れています。
ここでは、英語モードで学習することで得られる3つの大きな効果をご紹介します。
1. 日本語を介さず理解する「英語脳」が育つ
日本語で学ぶと、「英語 → 日本語 → 意味を理解 → 日本語で考える → 英語に訳す」という回り道になりがち。
一方、英語モードなら、「英語で聞いて・英語で理解する」回路が自然にできてきます。
これは、英会話で「瞬時に反応できる」力をつけるのにとても重要。
瞬発力のあるスピーキングやリスニングに直結します。
2. 実生活で使われる自然な表現に触れられる
英語モードでは、ネイティブが使うナチュラルな英語がそのまま出てきます。
たとえば、「What’s up?」「Could you pass me the salt?」など、教科書ではあまり見かけない日常表現も自然に学べます。
日本語での学習コースだと翻訳調の文章になることも多いため、
英語モードの方が、実際に使えるフレーズに強くなります。
3. 英語を読む力・推測する力が伸びる
すべての説明が英語なので、最初は「うっ」となるかもしれませんが、
やさしい単語と短い文章が中心なので、慣れてくると「意味を推測する力」が自然と育ちます。
これはTOEICや英検などでも武器になるスキル。
リーディングでも「全訳しないと意味がわからない」状態から卒業できます。
✔️ つまり、Duolingo英語モードは“脱・日本語思考”の入り口
最初はちょっと不安でも、Duolingoならやさしい英語からスタートできるので安心です。
「難しい英語を覚える」のではなく、「やさしい英語で考える」ことから始めてみましょう。
英語モードはこんな人におすすめ!
Duolingoを英語モードで使うのは、少しハードルが高く感じるかもしれません。
でも、以下のような方には、むしろ英語モードの方がしっくり来る可能性大です!
✅ 英語中級以上の学習者
すでに英語の基礎はある程度理解していて、「日本語の解説がかえって回りくどく感じる…」という方にはぴったり。
英語モードなら、英語で学ぶスピード感と自然さを実感できます。
✅ 英語で考える力をつけたい人
「聞いた英語を英語のまま理解したい」「いちいち日本語に訳さずに話したい」
そんな“英語脳”を鍛えたい人には、英語モードが最適なトレーニング環境になります。
✅ 留学・海外生活を視野に入れている人
海外では、もちろん説明も表示もすべて英語。
Duolingoの英語モードは、海外の生活や留学先で求められる「英語で英語を理解する感覚」を身につける予行演習にもなります。
✅ 他の教材に物足りなさを感じている人
「単語帳や文法書はもう飽きた…」という方にも、英語モードは刺激になります。
やさしい英語だけど、“英語で考える”という点では新しいチャレンジになるはずです。
Duolingoの弱点と補完アイデア
Duolingoは手軽で続けやすい神アプリですが、完璧な万能ツールではありません。
英語モードも魅力的ですが、「弱点」を知っておくことで、より効果的に活用できます。
🧱 弱点1:アウトプット(特にスピーキング)が弱い※無料版・Super
Duolingoではスピーキング問題もありますが、会話練習という意味では少し物足りません。
AIとの自由な対話や、実際のやりとりに近い発話練習をしたい方は、別のアプリとの併用やMaxプランへのアップグレードがおすすめです。
💡 補完アイデア:
- Duolingo Max:AIとのロールプレイ機能(Roleplay)や、間違いの理由を解説してくれるExplain my answerなど、AIと対話しながら英語を深められる上位プラン。
- SayWow:ストーリー仕立てでAIと英会話。デートや職場などリアルな場面が魅力。中上級者向けのスピーキング特化型AI英会話アプリ。英語設定有り。
- トラビット:AI添削ありのシャドーイング&瞬間英作文。地味だけど効果的。
- オンライン英会話スモールワールド:日本人講師と「英語を英語で学ぶ」を対話で実践。質問も日本語でOK。
⏳ 弱点2:中級以上には少し「ゆるい」場合も
やさしい英語が中心のため、ある程度英語に慣れている人にとっては、「簡単すぎる」と感じることも。
💡 補完アイデア:
- Gymglish:ストーリー型レッスンで、英語のまま“読む・考える”練習にぴったり。英語オンリーで英語が学べる。
- 英語のニュースやポッドキャストで多読・多聴に移行するのもおすすめ!
✅ つまり:Duolingoは“英語脳の入り口”として最強
英語を英語で学ぶ環境の入口として、Duolingoは本当に使いやすいです。
でも、さらに実践力をつけたい場合は、**「Duolingo+〇〇」**のスタイルが理想。
まとめ|Duolingo英語モードで“英語脳”の一歩を
Duolingoを英語モードに切り替えることで、英語を英語のまま理解する「英語脳」を育てることができます。
日本語訳に頼らず、やさしい英語をそのまま受け取る体験は、英語力をもう一段引き上げたい学習者にとって大きな武器になります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、Duolingoのレッスンは視覚的にもわかりやすく、初心者脱出後の「英語で考える力」を育てるのにぴったりです。
もしスピーキングや実践的なアウトプットに物足りなさを感じたら、Duolingo Maxへのアップグレードや、他のアプリとの組み合わせも検討してみてください。
まずは設定を変えるところから。
今日から、英語で英語を学ぶ習慣を始めてみませんか?