TOEICを初めて受けることに決めたあなた、不安や疑問がたくさんあるかもしれません。「試験の内容はどうなっているんだろう?」「どのくらいのスコアを目指せばいいんだろう?」「勉強法が分からない」と感じているかもしれません。でも大丈夫!この記事では、初めてTOEICを受けるあなたが、効率よくスコアアップできるように、試験内容の理解から学習法まで、しっかりサポートします。
TOEICは基礎が固まっていれば、しっかり学習することで確実にスコアを伸ばせます。まずはこのガイドを参考に、ステップアップしていきましょう!
TOEICの目標スコア:600点突破を最初の目標に

初めてTOEICを受けるあなたには、まず600点を目指すことをおすすめします。600点というスコアは、初心者が目指す現実的な目標であり、確実に達成可能です。最初は無理なくスコアを上げることが大事で、焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。
TOEICを受けるメリット
TOEICを受けることで、英語力を証明できるだけでなく、キャリアアップや転職にも大いに役立ちます。特に、就職活動や転職活動では、TOEICのスコアが応募条件や評価基準として使われることがあります。
- 就職活動や転職に有利に: グローバル企業や外資系企業では、TOEICスコアが選考基準として使われることが多いです。600点以上であれば、ある程度の英語力を証明できるため、面接での強みとなります。
- 自己成長の証明: TOEICを受けることで、英語力を証明できるだけでなく、自分の努力を可視化することができます。「英語を使う仕事をしてみたい!」という目標を持っている人には、第一歩として非常に価値があります。
TOEICスコアがあれば、将来的に英語を使った仕事に進むためのアドバンテージになるので、早い段階での挑戦をおすすめします。
TOEICの試験内容と各セクションの特徴
3. TOEICの試験内容と各セクションの特徴
TOEICはリスニングとリーディングの2セクションで構成されています。それぞれのセクションが求めるスキルを理解し、試験内容に合った学習を進めましょう。
リスニングセクション(495点満点)
- パート1: 写真描写(6問)
- パート2: 質問と応答(25問)
- パート3: 会話(39問)
- パート4: 説明文(30問)
実践的な対策:リスニングパートの中で短い文章を使って練習する方法や、試験本番に似た音声で練習を積み重ねることが重要です。
リーディングセクション(495点満点)
- パート5: 短文穴埋め(30問)
- パート6: 長文穴埋め(16問)
- パート7: 読解問題(54問)
実践的な対策:リーディングセクションでは、難しい文章を早く読む練習や、文法問題をスピーディに解答する方法を学ぶことで、時間内に問題を解き終える力が養われます。
を早く読む練習や、文法問題をスピーディに解答する方法を学ぶことで、時間内に問題を解き終える力が養われます。
目指すべきスコア目安と勉強時間

TOEICのスコアは、学習開始時のレベルに応じて目指すべきスコアが変わります。初めてTOEICを受ける場合、600点を目指すのが現実的で、かつ達成可能な範囲ですが、スタート時の英語力によって進捗が異なることを覚えておきましょう。
- 初心者:もし英語の学習がほとんど初めてであれば、600点を目指すために必要な勉強時間は、約200〜300時間となります。最初は基礎的な文法や語彙力を身に付けることから始め、リスニングとリーディングに徐々に慣れていくことが求められます。
- 中級者:すでに英語の基礎(文法や簡単な会話)ができる場合、600点を目指すための勉強時間は、約150〜200時間程度で済むことが多いです。この場合、リスニング力や速読力を高めるために、問題演習を中心に学習が進められます。
- 上級者:英語力がある程度しっかりしている(例えば、会話やリーディングのスキルがある)場合、100〜150時間ほどで600点に達成することができる可能性があります。このレベルでは、細かな語彙や表現力の強化、試験形式に慣れるための演習が重要です。
スタート時のレベル別、1日の学習時間の目安
もし3ヶ月プランで学習する場合、スタート時のレベルによって、1日あたりの学習時間も変わってきます。
- 初心者:目標は600点、学習時間は約200〜300時間。この場合、3ヶ月(約90日)で200時間を達成するためには、1日約2時間15分の学習が必要です。300時間を達成するには、1日約3時間20分の学習が必要です。
- 中級者:学習時間は約150〜200時間。3ヶ月プランで150時間を目指す場合、1日約1時間40分の学習でOK。200時間を目指す場合、1日約2時間15分の学習が必要です。
- 上級者:学習時間は約100〜150時間。3ヶ月で100時間を目指す場合、1日約1時間10分、150時間を目指す場合、1日約1時間40分の学習が目安となります。
要するに…
- スタート時の英語力が進捗に大きく影響することを理解し、自分のレベルに合った学習計画を立てましょう。
- 初心者は、2時間以上の学習時間を確保することが目標達成のカギとなりますが、無理なく続けられるペースでスタートしましょう。
- 中級者や上級者は、もう少し短い学習時間で目標を達成できますが、試験形式に慣れることが最も重要です。
TOEICの受験料について

TOEICの受験料は、**7,810円(税込)**です。受験料は一度納入すると返金されないため、申し込み前にしっかり確認しておくことが大切です。TOEICの公式サイトや、試験の実施機関から提供される情報をチェックし、試験日や場所を選びましょう。
また、リピート受験割引という制度もあり、試験を受けた翌年の同月に1回、**6,710円(税込)**で再度受験できる割引が適用されます。繰り返し受験することで、スコアアップのための練習ができますので、特に初めて受ける人には有利です。
TOEIC初心者のための学習法

初めてTOEICを受ける人が効率よくスコアを伸ばすためには、以下のポイントを意識した学習法が効果的です。
- リスニング強化
- シャドーイング:音声を聞いて、そのまま繰り返す練習。最初は短い文章から始めて、徐々に長い文章に挑戦していきましょう。
- 問題文・選択肢先読み:リスニングセクションでは、問題文と選択肢を先に読んでおくと、音声が流れる前に内容を予測でき、理解がしやすくなります。
- リーディング強化
- 文法の復習:TOEICでは基本的な文法が問われます。中学・高校レベルの文法をしっかり復習し、理解しておくことが重要です。
- 語彙強化:TOEIC特有のビジネス英語や日常会話の単語を覚えましょう。目安として2,500語〜3,000語を覚えると、問題をスムーズに解けるようになります。
おすすめの教材と学習サービス
TOEICを効率よく学習するために、以下の教材やサービスを活用しましょう。◯ヶ月パックなどを利用するとお得に始められます。

ですから自分に必要な学習時間を知っておくのもポイントです。これを決めていないとだらだら学習することになってしまって結局受験しない、という残念なことも。
AI英語アプリ
スマホ一つで完結するとても便利なツールです。AI搭載はもはやスタンダードになっているのでパーソナライズされたカリキュラムで効率よく学習することができます。
今から紹介する3つのアプリはPCでも利用可能です。
PCでの利用を考えているなら申し込みはWebで行い、後でアプリをダウンロードするとスムーズです。
Santaアルク

韓国発TOEIC特化型アプリで、試験内容に即した練習ができます。さらに、スマホで3分でできるAIによるスコア診断機能がついており、予測スコアを簡単に確認できます。診断精度が高く、実スコアとの誤差は平均20点以内で、学習の進捗を把握するための目安になります。
SANTAアルクの料金
プラン | 1ヵ月あたりの料金 | 料金 |
---|---|---|
無料会員 | 無料 | 無料 |
1ヵ月プラン | 4,980円 | 4,980円 |
3ヵ月プラン | 3,733円 | 11,200円 |
1年プラン | 1,900円 | 22,800円 |

SantaアルクはPCでも利用可能ですが、一部機能が使えません。Santaアルクにするならスマホ利用がおすすめです。
abceed(エービーシード)

TOEICに特化していないものの、AIを使ったパーソナライズされた学習プランが魅力で、個々のペースで学習を進めることができます。試験形式に慣れるための良いツールです。機能が限定されますが、無料版もあるのでそれを試してみるのもいいでしょう。
abceed proの料金
プラン | 料金 | 月額換算 |
---|---|---|
1カ月プラン | 2,700円 | 2,700円 |
3カ月プラン | 6,600円 | 2,200円 |
1年プラン | 19,800円 | 1,650円 |
スタディサプリTOEIC対策コース

リクルートが提供しているTOEIC特化型の学習プログラム。リスニングやリーディングを効率よく学べる教材で、学習進度に合わせて最適な学習プランを提案してくれます。AIによるレベル判定で出題サイクルが効率化されて足りない部分の強化ができます。包括的に学習することができ、最短5分からみれる講義動画も人気。7日間の無料体験も魅力です。
スタディサプリTOEICの料金
月額 | 6ヶ月パック | 12ヶ月パック |
---|---|---|
3,278円 | (月あたり3,058円) 一括払い総額18,348円 | (月あたり2,728円) 一括払い総額32,736円 |

Webから申し込んだほうがお得です。たまに開催されるキャンペーンを利用すると更にお得に始められます。
紙媒体のおすすめ参考書
TOEICの勉強を紙媒体の参考書で行いたい人には、以下の書籍がおすすめです。特に、TOEICに特化した教材は、試験形式に慣れるために欠かせません。
- 1. TOEIC公式問題集シリーズ
出版社: 国際ビジネスコミュニケーション協会(ETS)
- 特徴: TOEIC公式問題集は、実際の試験と同じ形式の問題が収められているため、試験前に実戦を積むことができます。音声も公式のものを使用しており、リスニングの練習にも最適です。問題と解説が詳しく載っており、解答の根拠も理解しやすいです。
- おすすめポイント: 実際の試験内容を理解し、解答のプロセスを確認しながら学習できます。
- 2. TOEIC TEST 出る単特急 銀のフレーズ
出版社: 朝日新聞出版
- 特徴: **「銀のフレーズ」**は、TOEICでよく出る単語やフレーズを厳選して収めている単語帳です。TOEIC初心者向けに作られており、語彙力を短期間で強化したい人に最適です。例文も豊富で、語彙を覚えやすくなっています。
- おすすめポイント: TOEICに出やすい単語を効率よく覚えることができ、リスニングとリーディング両方に役立つ。
- 3. TOEIC L&R TEST 初心者特急パート1・2
出版社: 朝日新聞出版
- 特徴: 「初心者特急」シリーズは、特にTOEICのパート1・2(写真描写や質問と応答)の問題に特化しており、初心者向けに分かりやすく解説されています。音声付きで、リスニングとスピーキングの練習が同時にできるため、初心者にとって非常に有益です。
- おすすめポイント: 短期間で得点を伸ばしたいパート1・2の対策にぴったり。
- 4. TOEIC L&R TEST 究極のゼミ
出版社: アルク
- 特徴: こちらは、TOEICの全パートに対応した問題集です。リスニングとリーディングの両方に分かれており、問題の難易度も段階的に上がっていくので、基礎から応用まで学べます。豊富な解説と効果的な問題集で、各パートごとのポイントがしっかり押さえられます。
- おすすめポイント: 初心者から中級者まで対応しており、試験全体に網羅的に対応している。
まとめ:TOEIC600点を目指して一歩踏み出そう!
TOEICのスコアアップを目指すには、自分のレベルに合った教材や学習方法を選ぶことが非常に重要です。まず、SantaアルクやスタディサプリのようなTOEIC特化型アプリを活用すれば、試験の形式に即した学習ができ、効率的にスコアを伸ばすことが可能です。さらに、スコア診断機能を使えば、自分の進捗や弱点を確認しながら学習を進められるため、よりターゲットを絞った対策ができます。
また、紙媒体の参考書を活用すれば、より深い理解を得られます。例えば、**「出る単特急 銀のフレーズ」や「初心者特急」**など、TOEICの問題形式に合わせた問題集や単語帳は、試験準備を進める上で欠かせません。これらの教材を繰り返し使うことで、語彙力や文法力をしっかりと強化でき、リスニングやリーディングのスコアアップに直結します。
最初は無理なく続けられるペースで学習を始め、徐々に学習時間や内容を増やしていきましょう。初めてTOEICを受ける方でも、3ヶ月から6ヶ月の計画的な学習で、目標スコアに到達することは十分に可能です。焦らず、着実に進めることがスコアアップへの近道です。自分の進捗に合わせて、最適な学習方法を見つけ、ぜひ試験に向けた準備を整えていきましょう!