カランメソッドををやっているのですが、
相談に乗ってもらえますか?
お話を聞いていると、
なんととりしまの記事を読んでカランを始めたとか。
嬉しい限りです。
とりしまが相談を受けた時、
東条さんはカランを始めてもう少しで2ヶ月。
レッスン中にまだ緊張して構えてしまう、
25分間が苦痛だと言っていました。
なるほど。
辛いけどカランはいいのである程度まで続けた方がいいですが。
とりしまで良ければアドバイスします。
この記事では
カラン歴4ヶ月の東条さん(仮名)の体験談を紹介しています。
カランメソッドの解説はここでは割愛しますが、
これからカランを始めよう、
今カランやってるけど、他の人はどうなんだろうと
思っているあなたのような人の
お役に立つと幸いです。
※東条さんの了解済み。
東条さんのスペック
カランやるといいのに、と思うスペックのお持ちのよう。
行動に移している東条さんは素晴らしいです。
ぶつかっている壁
東条さんが直面していた主な壁は以下。
- スピードについていかれない
- 自分で言っている意味がわからない
- 忙しくなってレッスンが受けれなくなり、お金を無駄にしている感
- レッスン後達成感を1ミリも感じないので次のレッスンを入れたくない
スピードについていかれない
社会人になって本格的に英語学習に取り組んだのは約4年半前の東条さん。
カランを始める前は主に教材を使ってのオンライン英会話が中心で、
仕事などの都合で定期的に続けてはいなかったそう。
とはいえ、ブランクを埋めるために
再開前後はかなり自主学習とレッスン受講に注力したそうです。
教材に頼りっぱなし感があります。
しゃべる時も教材を読むばかりで、
自分でセンテンスを作り出していなかったような印象
自分で言っている意味がわからない
カラン中、講師の後に続いてセンテンスを言っていくのですが、
意味もわからずただただおうむ返しをしていたことに
苦痛を感じていたそうです。
東条さんの背後に
変なことを言っているのでは?間違った回答をしているのでは?という
疑問や不安
が常にあったのです。
聞き取れているけど(瞬時に)理解ができていないパターン。
大人の脳は理解や認知が先に働くので
わからずに言うのに抵抗を覚えるのは自然です。
忙しくなってレッスンが受けれなくなり、お金を無駄にしている感
元々ネイティブキャンプ
の会員だった東条さんは
カランもネイティブキャンプで受講していました。
初めの数回はコインを購入して受講していましたが、
本格的にカランをやってみることに決めた後は
カラン受け放題プランに移行。
けれど急に仕事が忙しくなって、
なかなか思うように時間が作れずレッスンが受講できない日々が続き、
払った料金が使えていないことに憤りを感じる毎日を
送ったとのこと。
社会人学習者あるあるです。
仕事、プライベートの事でレッスンの時間が作れないのは
大人学習者の大きな悩みの一つです。
ネイティブキャンプは24時間いつでもレッスン可能なのですが、
自分に時間がなかったらムヅカシイですね。
レッスン後達成感を1ミリも感じないので次のレッスンを入れたくない
正義感が強く、やや完璧主義な東条さん。
ちゃんとしたいけど、できない、が
1番苦しめていると告白。
確かに辛いです。
初めは好調だったのでカラン受け放題に移行したのですが
レッスンが受けられず、ついていけなくなったことで
レッスンに対して何もポジティブにとらえられなくなり、
今回もダメだった、
の連続だったそうです。
わかります。
でも、それでも東条さんはイヤイヤながらもなんとか続けているから
素晴らしいです!
とりしまの分析と提案
ある意味そういうフェーズに突入した
始めて3から6週目辺りは第一の山
忘れてはいけないことは、
学習を続けるにつれて、内容がむずかしくなる、ということです。
始めたばかりはカンタン!と思っていても
カランのページが進むにつれて
難易度は上がっていきます。
人にもよるのですが、
3から6週目あたりに差し掛かると、第一の難関が待っているのです。
東条さんは始めてからすぐに毎日カランをやっていて、
おそらくそのフェーズに入った、と思われます。
ここで東条さんの弱点の「聞き取れても理解が瞬時にできない」が
襲ってきたのでしょう。
辛いのはよくわかりますが、
言い換えるなら成長しているとも言えます。
自主学習にリスニングを取り入れるようにアドバイスしました。
意外と忘れてしまっている中学英語
中学英語の洗い直し
東条さんの場合、音が聞き取れているので、
中学英語の洗い直しを提案しました。
とりしまが実際ちょこっとだけ東条さんと英語でお話ししていると、
- 時制が不安定
- 文法が少しあやふや
- 単語もふわっと
という印象を受けました。
カランは中学英語が押さえられていると
東条さんのように
「言っているけどわけわかんない」に
なりにくいです。
仕事が忙しくなるのは普通
プランの見直し
社会人学習者の悩みの一つは時間がないこと。
東条さんのように初めはあったけどその後変わるのは普通です。
巷では「優先順位を上げろ」という声もありますが、
そうもいかないことがあるのが人生。
とりしまからアドバイスできることは、
ネイティブキャンプ
で継続するなら
朝イチでレッスンをぶち込むこと、週末は複数レッスンをすること、
毎日レッスンができないなら回数が選べるQQ English に変えること、
です。
ネイティブキャンプは1ヶ月30回以上レッスンができる、時間の縛りがあまりない人には
コスパ最強なのですが、
そうでない人には割高になってしまいます。
全戦全勝する必要はない
大切なのは敗戦から学ぶこと
頑張り屋さんの東条さんを悩ませたもう一つの要因は
ちゃんとできない自分。
これは日本特有の文化ですかね、
一発で完璧を自分にも他者にも求めるって。
できなくてもいいんです。
自分に課している過度なスタンダードを忘れましょう。
とりしまも昔はそうでしたが、
日本を出て、いろいろな経験をして、
「自分は凡人だからできなくて当たり前。少しずつやっていこう」
を身につけました。
現実、言語取得には長い時間が必要。
そこで失敗なしで継続できる人はいません。
大事なことは、失敗から学んで立ち直って継続することです。
相談後2ヶ月経って・まとめ
とりしまさんに相談して本当によかったです。
相談されて2ヶ月後、こんな連絡を受け取りました。
お話の後、東条さんは徹底的に中学英語を洗い直したそうです。
結構忘れてました、と苦笑いの絵文字で表現されていて、
そうかそうか、と頷いたものです。
頑張り屋さんの東条さんは中学英語の参考書とその音声で
自分のペースで学習しているとのこと。
プランもライフスタイルに合わせて変更されました。
☑️ カランをするなら中学英語は押さえておいた方がいい
☑️ 最初はカンタンでもいつか壁にぶち当たる
☑️ 最初から完璧を求めない、間違いから学ぶ
☑️ 自分のライフスタイルに合わせてプランを変える
変なプレッシャーから解放されて
今は楽しく受講できて、やりがいがある、と東条さん。
お役に立ててこちらも嬉しく思います。
英語学習に限らず、何かを習得している時に
壁はつきもの。
一人で悶々とせず、誰かに相談してみましょう。
東条さんはとりしまに相談してくれましたが、
多くのオンライン英会話は学習者のお悩み相談サポート窓口を持っています。
東条さんの素晴らしいところは
悩みを相談した、ということ自体ではなく、
常に行動しているということです。
カランがいいらしいからやってみた、
やったら問題にぶち当たった、
相談してみた、
アドバイスを実行してみた、と
行動の連続です。
どんなメソッド、どんな教材にしろ
やってみないと分かりません。
口コミや評判ばかり検索せず
まず、やってみましょう。