世界で最もダウンロードされている
無料語学アプリ「Duolingo」。
そう、あの鳥のやつです。
ちなみにお名前はDuo。
あのフクロウでお馴染みのDuolingoが
Open AI を搭載した新プラン「Duolingo Max」をリリース。
2023年12月末に日本でもサービスが開始されると言われていた
Duolingo Maxについて情報をまとめてみました。
とりしまも別言語学習のために
Duolingoが初めて世に出てきた時から使っているので、
感想も交えてお届けしたいと思います。
日本では2023年内にリリースが予定されていたが…
Duolingoが新プラン「Duolingo Max」を公式にリリースしたのは2023年3月のこと。
個人的にナレーターの発音大好きです。
2024年6月時点では日本はサービス対象外
40カ国語以上が学べるDuolingoですが、
このOpenAIとの学習ができるサービスは
現在では英語、スペイン語、フランス語と限られていますし、
残念ながら日本にサービス自体がまだ展開していません。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
2023年8月の時点で
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、
アイルランド、ニュージーランドの
iOSユーザーが利用できるようです。
対応のコースも英語からスペイン語と英語からフランス語と限られています。
さらに、条件を満たしていても
一部のユーザーしかアクセスできない状態です。
※地域(国)によって今の有料プランがSuperと呼ばれていたり、Plusと呼ばれていたりします。
若干のプランの違いがあるけどほぼ一緒、という意見もありますのであしからず。
価格
Duolingoは基本無料で始められる
語学アプリですが、
課金をすることで広告をなくしたり
ミスの回数による時間制限の縛りもなくすことができるだけでなく、
あなたをプッシュしてくれるような難問も提供してくれます。
今回のMaxは現在のSuper/Plusから
さらにアップグレードされた位置付けと発表。
このプランでOpenAIとの学習が可能になります。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
- 月額 30米ドル
- 年間 168米ドル(月額換算14ドル/月)
- ファミリープラン 年間240米ドル (月額換算20米ドル/月)
となっています。
最近為替相場が不安定なので日本円でいくらになるかは今はわかりません(2023年10月現在)
ちなみにSuper/Plusの価格は
- 個人プラン 月額 1,480円
- 個人プラン 年間 9,000円(月額換算750円/月)
- ファミリープラン 年間 13,200円(月額1,100円/月)
ファミリープランはアカウント・ホルダーが
家族など最大5人で一緒に使えるプラン。
家族だけでなく友達も招待できます。
5人招待すれば一人当たり年間2,200円、
月額換算すると一人当たり183.3円とお得。
みんなとやればマイルストーンをお祝いできたり、
あの人も頑張ってるから自分も、と
健康的な競争心が湧いてモチベをキープすることが可能です。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
familyはこのように本当の家族だけでなく、
「身内」とか、「(気心の知れた)グループ、集団」
という意味でよく会話に登場します。
※Appleの家族共有ではできないので
Duolingoのアプリから招待をしてください。
こんな人にオススメ
- Duolingoファン
- Duolingoに興味のある人
- AIと英語学習をしてみたい人
- ゲーム感覚で英語学習をしたい人
- オンライン英会話よりも安く済ませたい人
- いきなり人間としゃべれない人
スマホが普及し、アプリからゲーム感覚でユーザーに行動を促すことを「gamification」といい、Duolingoはおそらく教育分野においての先駆者、と言っても過言ではないでしょう。
参考書を開いてさて勉強、というスタイルは苦手な人にはDuolingoはオススメです。
利用者の声を聞いたサービス向上
![デュオリンゴのホームページ](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/10/Screenshot-2023-10-22-at-19.32.03-1024x514.png)
Duolingoの案は2009年に誕生し、それ以来進化をし続けています。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
とりしまもDuolingoがリリースされ
注目され始めた初期インストールしましたが、
「え?」というくらい、
生意気ですが、
お粗末なアプリだったのを覚えています。
それから少しずつ改善が続き、
新機能を導入し、言語を増やし、
今に至っています。
ちなみに創始者の2つ目の会社reCAPTCHAはGoogleに売却されています。
常に購読者のニーズに寄り添い、進化するサービス
世の中に言語学習アプリがたくさんありますが、
学習者の一番の悩みは、
答えを間違いと教えてくれるけど、
「なぜ間違いなのか?」が分からない
です。
Duolingo MaxのAIはそこをきちんと説明付きで正してくれます。
![言語学習アプリユーザーインターフェイス。吹き出しがあってユーザーが質問している](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/10/Screenshot-2023-10-22-at-19.05.26-1.png)
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
これは非常にありがたい機能です
このようなフィードバックがあれば理解も深まり、
次から同じミスをしないようになるでしょう。
ロールプレイ
AI機能を駆使して繰り広げられるロールプレイは
そこらの教材の雛形のようなものではありません。
トピックを選んでAIからの質問に答えていくのですが、
あなた自身でフルセンテンスを作らないといけません。
このようなエクササイズを通じて
フルセンテンスを作る練習を重ねていきます。
すごいところは
あなたが違う単語や違う答えを出したら
それに応じてAIが返してきます。
同じトピックを使って
さまざまなシナリオで学習できるので
ボキャブラリーを増やすことができるでしょう。
ロールプレイの1シナリオが終わると
改善点や次回に役立てたい単語やフレーズ、
総合的な正確性を含む
フィードバックを受け取ることができます。
ロールプレイのスコアを上げるためには
より多くのボキャブラリーを使う必要です。
人間の心理を加味してモチベーションをキープ
![青空と腕を上げて頑張るポーズをしている男性のシルエット](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/10/4893472_m-1024x724.jpg)
学習者のレベルを常に解析し続けるAI機能。
学習者に「丁度いい」難度で進んでいきます。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
カンタン過ぎず、
心が折れない程度の難度で学習が進むので
学習者も達成感を感じることができ、モチベーションをキープできるという計算。
頭いいです、やはり。
学習者としての感想
制覇できてはいませんが、とりしまもDuolingoを使って数カ国語を学習しました。
作りっぱなしのアプリではない
![スマホを持つ手](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/10/2849856_m-1024x576.jpg)
申し上げた通り、
ユーザーの声を聞き、間違いを訂正し、新しい機能を導入し続けるアプリだと思います。
昔は有料でオンライン英会話のように講師と繋がれたりしていました。
(今もあるのかな?とりしまが学習している言語は対象外だったのでわかりません)
初めはDuoだけでしたがキャラクターも増えて国際的にエンタメ感を出しているのがわかります。
あのキャラやノリが苦手という人もいるでしょうが、
世界中で支持されているアプリのキャラですから嫌われているわけではないと思います(余談)。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
在米期間シリコンバレーにいたのでiPhone誕生からアプリの台頭も目の当たりにしました。
当時の頭のいい人は研究肌が多く、思いつくだけでなく改善に改善を繰り返して成功しています。
何千ものアプリが出現しては継続できてない中、
Duolingoは語学アプリ界の大御所と言ってもいいでしょう。
続けやすい(かもしれない)
ゲーム感覚でレベルをクリアすれば
スコアがもらえる学習法は
「勉強してる感」がなく、
多くの人が継続できるようにデザインされています。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
Jemが集まると無料版でライフを購入できたり、Duoの着せ替えができたり色々遊べます。
登録すれば同言語を学んでいる同士のスコアも見れて自分の順位がわかるんです。
健康的な競争心でさらに学習させるもくろみです。
Jemが集まったから何?と思う人には続けにくいかもしれません。
昨今は普通になった「お知らせ」も学習者の意識を繋いでいると思います。
英語学習において最もハードルが高いことは
継続。
Duolingoは学習者を飽きさせず、
続けられる配慮が満載です。
人間講師としての感想
教える側としてDuolingoを考えてみました。
言語の概要が大きく学べる
無料版でも学習したい言語の構成がざっくりと学べると思います。
繰り返しになりますが、ゲーム感覚で学べるので座学が苦手な人にはピッタリ。
逆を言うと構成(文法)の説明がきちっと欲しい人には少々難かもしれません。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
ざっくりとした解説はありますが、
Duolingoでは同じような構文を繰り返しすることで
無意識に文法を分析して単語を当てはめていく、といった「習うより慣れろ」的学習方法です。
踏み込んだところは課金が必要
とりしまも最初は無料版を使っていましたが、
ボキャブラリーに幅がなく、
難度もそこそこ上がらないし、
いきなりレベルが急に上がったはものの解説が薄く、脱落しました。
でも有料版になるとそれが解消され、
間違ってもライフを待つこともなく効率よく学習できたと思います。
ボキャブラリービルダーではない
とにかく語彙を増やしたい人にはDuolingoは向きません。
Duolingoは学習している言語の構成をゲーム感覚で学んでいく教材です。
TOEIC対策のような壮大な長文はないですし、
専門的なボキャブラリーも出てきません。
![とりしま](https://study-space4english.com/wp-content/uploads/2023/06/104819-2-e1689164513677-150x150.png)
新しいDuolingo MaxではロールプレイでのAIの語彙はすごい、という口コミをネットでみました(英語)。
楽しみですね。
まとめ
世界で最もダウンロードされている語学アプリDuolingoがOpenAIを搭載して新しいプランをリリースしました。
☑️日本で2024年に利用可能かな?
☑️料金は30ドル/月もしくは168ドル/年
その他にも
☑️なぜ間違いなのか教えてくれるAIからの指導
☑️多彩な語彙でのロールプレイ
☑️人間の感情を加味して調整されるレベル
といった優れた機能を携えています。
GPT−4はもう家電扱い、という声も上がっている中、言語学習にも深く導入されているAI機能。
英語だけではなく、言語取得のために大きく役立つツールの1つだと思いました。
(でも最終的に会話をする相手は人間だっていうのを忘れないでね)
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