近頃、AI英会話アプリの選択肢が増えすぎて、正直少々混乱気味です。
Plang(プレン)、Speak(スピーク)、SayWow(セイワオ)…。いずれも“話せる系”として注目されていますが、
その違いは、公式サイトを見ただけではなかなか見えてきません。
ただ一つ言えるのは——
この3つ、使ってみると“性格の違い”がえぐいほど出ます。
Plangは黙々と自分を追い込むタイプ。まさに英語の筋トレ場。
Speakは感情表現にこだわる、やや演出家気質。
SayWowはテンポよくレベルアップを促してくる、まるでゲームのような存在です。
いずれもAIの精度は申し分ありません。
ですが、**“自分に合わなかったら即詰む”**という点で、油断は禁物です。
そこで今回は、この三者に「得意分野のチャンピオンベルト」を巻いていただいたうえで、
そのベルトごと容赦なくボコり合ってもらいました。
選び間違えを防ぐための、忖度なし・辛口レビュー合戦、ぜひ最後までご覧ください。
🥊三大AI英会話アプリ、得意分野のベルトを巻いてリングに降臨!

🔴SayWow(セイワオ)|【冒険型AI王者】〜2025年5月、新星ライジング〜

さあ登場です。
2025年5月に突如リングに現れた、“ゲーム感覚で学べる”新星、SayWow選手。
RPGのようにレベルアップ式のカリキュラムを進めるその姿は、まさに冒険型AIの申し子、
英語学習の常識をくつがえす、まさに“英会話トレーニングの革命児”。
ミッションをこなして進む感覚は、「英語学習」より「英語冒険」。
“楽しく続けること”を最重要視する方には非常に心強い味方です。
…ただし。
文法などの補足説明もクエスト中ほとんどありません。
進行はスムーズですが、途中で迷子になったとき、助けてくれる仲間はいません。
それでも「楽しいから続けられる」タイプのあなたには、ピッタリかもしれません。

アプリ内にはChironというお助けキャラがいますが、クエストを進めるのはあなたの力のみ!
🟢Plang(プレン)|【スパルタ修行王者】〜韓国発、筋トレAIの本命〜

東のリングから現れたのは、韓国発のスパルタ系トレーナー、Plang選手。
瞬間英作文、シャドーイング、発音チェックを次々に繰り出す、トレーニング型AIの鬼教官です。
しかもマテリアルは海外ドラマからの実セリフ。
実践的な言い回しが学べるうえに、進捗は数値で管理されるストイック設計。
筋トレ型の英語学習が好きな方にとっては、これ以上ない相棒になるでしょう。
…ただし。
速度調整はできず、セリフの速さ=そのまま叩き込まれる仕様。
発音チェックも「やや甘い」といった声もあり、
“素材は一流、でも現場対応がやや雑”な匂いがする場面も。
🔵Speak(スピーク)|【世界級表現王者】〜累計1000万DLの演出家〜

最後にリング中央に降臨したのは…
2024年後半から人気が爆発、累計1000万ダウンロードを突破したSpeak選手!
場面別シナリオで感情を乗せた英会話を練習させる、英語劇場の演出家AIです。
発音・イントネーションの添削も非常に丁寧で、
“相手に伝わる話し方”にこだわるなら、文句なしの完成度。
…ですが。
同じシナリオが繰り返されると、「またこの展開か」問題が発生。
「もっと刺激を…!」と感じ始める中級者には、物足りなさが出てくる場面もあります。
以上、三者三様の強みを掲げて、王者たちはリングに降臨いたしました。
ただしこの後、それぞれのベルトがどう評価されるかは、神(=読者)のみぞ知る。
🌀Round 1:テンポ感の違いで見えた“話せる感”の正体

🔴SayWow(セイワオ):テンポは軽快。でも話を逸らすとスルーされる
SayWowのレベルアップ式カリキュラムは、テンポがよく進み、学習が習慣化しやすい設計です。
会話は自由形式に見えますが、実際には**“ストーリー進行型”**であり、ある程度決まった流れに沿って進みます。
テンプレ通りに話す必要はありませんが、話を脱線させると――
AIはそれにあまり反応せず、スルッと次のセリフに進んでいきます。
つまり、雑談のような自然なキャッチボールは難しく、“ミッション優先”の進行型。
ゲームで言えば、「フラグを立てないと先に進まない」あの感覚に近いかもしれません。
その代わり、レベルアップ式の達成感はかなりクセになります。
🟢Plang(プレン):筋トレにテンポは関係ない、と思ってませんか?
Plangの学習スタイルは、瞬間英作文→発音チェック→シャドーイングと“構造的な反復”型。
そのためテンポというより、「課題を淡々とこなす修行」に近いです。
教材は海外ドラマの実セリフ。リアルなやりとりのスピード感もそのまま。
…つまり、速いセリフは速いまま。ゆっくりしてくれません。
テンポよく学ぶ、というより「テンポに耐えろ」という姿勢が求められます。
🔵Speak(スピーク):テンプレートの安定感、それが裏目に出るときも
Speakは、シナリオに沿って会話を進めていく形式なので、
テンポはとても安定していて、初心者にも優しめ。
演じるように話すことで、自然な間合いやイントネーションが身につきます。
…が、使い続けていると、
**「あれ、またこのパターンか…?」**という既視感が襲ってきます。
テンポはいい。でも刺激が薄れると、マンネリがテンポの敵になることも。
🔚まとめ:
- SayWow → テンポは神。でも“止まれない電車”感あり。
- Plang → テンポは気にするな。ついてこい。
- Speak → テンポは優しめ。でも毎回同じ道を歩いてる気がする。
💀Round 2:初心者殺しの現場から〜“優しさ”の皮をかぶった罠

🔴SayWow(セイワオ):「勘で乗り切れ」の精神論モード
SayWowの学習はスムーズで、レベル制のカリキュラムも直感的に進んでいきます。
ですがその反面、文法や語彙の解説はほとんどありません。
つまり、「今の自分の返答、なにが良くてなにがイマイチだったのか」が、
かなり大雑把なフィードバックのまま次に進んでしまうことが少なくありません。
ストーリーは続くけど、学びは置いていかれる――
初心者にとってこれは、「話せてる感」と「理解してる感」がズレる危険ゾーンです。
🟢Plang(プレン):君のミス、スコアで突きつけます
Plangの特徴は、瞬間英作文やシャドーイングをこなすとAIがスコアや類似度で評価してくれる点。
これは一見ありがたい機能なのですが、初心者にとっては“地味に効くパンチ”です。
模範解答と自分の回答の距離を数字で突きつけられることで、
「できてると思ったのに点数ひっく…」という打撃が度々発生。
しかも音声が速い上に、調整も不可。心と口がついていかないまま、次へ進むことに。
初心者というより、“心の柔らかい学習者”には厳しい環境と言えます。
🔵Speak(スピーク):優しい顔して、いつまでも終わらな
Speakは、初心者に優しいと言われるアプリです。
シナリオに沿って進むため、テンポも内容もコントロールされており、安心感があります。
…が、それが逆に“地獄ループ”になることも。
英語力が一定ラインに達していないと、いつまで経っても同じフレーズしか言わせてもらえず、
「進んでるのか?」「またこのセリフ?」という疑問がふくらみます。
見た目はソフトでも、**中身は“脱出不能の英語沼”**と化すこともあるのです。
🔚まとめ:
- SayWow → フィードバックなしでスイスイ進む。気づいたら迷子。
- Plang → 数字で突きつけてくるスパルタ型。心折れ注意。
- Speak → ループ地獄。成長の実感が湧かないと絶望感。
🎮Round 3:飽きずに続けられるか?〜やる気のHP、どこで尽きるか問題

🔴SayWow(セイワオ):ゲーム感覚は最高。ただしストーリーがすべて
SayWowは、RPGのようにミッションをクリアしながらレベルアップしていく構成。
そのため「今日はどこまで進めるか?」というワクワク感があり、
英語アプリとは思えないほど“次が気になる”設計になっています。
この“ステージクリア感覚”は、継続のモチベ維持にかなり効果的。
…ただし。
話の流れが固定されている以上、自由な会話や雑談の楽しさはほとんどありません。
「もうちょっと寄り道したいな」という気持ちがある人にとっては、
一本道RPGのような“プレイヤーの自由がきかない”もどかしさが出てくる場面も。
🟢Plang(プレン):修行に飽きたときが限界
Plangの学習はストイックで、機能も豊富。
教材はリアルでテンポも早く、「ガチ感」がある分、やりがいは大きいです。
が、そのぶん刺激は単調。
瞬間英作文もシャドーイングも、結局は「トレーニング」なので、
**“英語を話す楽しさ”より、“自分を追い込む作業感”**が勝ってしまうことも。
特に目的が明確でない人には、「なんでこれやってるんだっけ?」症候群が襲ってくるリスクがあります。
🔵Speak(スピーク):最初は楽しい。でも“型”が見えてくると…
Speakの良さは、「この場面ではこう言う」というシナリオ型のレッスンで、
表現や発音を“その場で”練習できるところ。
演じる感覚もあるので、最初のうちはとても楽しいです。
しかし、構成がしっかりしている分、
一定期間使うと「どのレッスンも似てる…」という既視感が出てきます。
真面目な学習者ほど、“またこれか…”というデジャヴ地獄に突入しがち。
テンポもフィードバックも安定しているのに、
“中身が同じ”と感じてしまったら、そこで飽きの波が襲ってきます。
🔚まとめ:
- SayWow → ストーリー進行は魅力。でも自由度がないと飽きやすい
- Plang → トレーニングの達成感はあるけど、楽しさより修行感が上回ると終了
- Speak → 完成度が高い分、“同じ型”に気づいた瞬間からつまらなくなることも
💡とはいえ、“強み”は本物です
ここまでいろいろ辛口で語ってきましたが、誤解のないようにお伝えしておくと、
この3つ、どれも一定の強さを持った一流アプリです。
- SayWow:フリートーク機能も実は充実。会話練習をもっと自由にしたい方にも対応可能。
- Plang:海外ドラマのセリフから学ぶ実用英語は、生きた表現の宝庫。
- Speak:丁寧なフィードバックと安定したカリキュラムで、「英語力の土台作り」に最適。
辛口レビューはあくまで**“使い方を間違えると危ない”という警告**であって、
正しく選べば、どれも非常に有能なパートナーになります。
💸Round 4:料金バトル〜値段の数字に惑わされるな

🥇SayWow(セイワオ)|月額3,000円/年額15,000円(1,250円/月)
見た目の値段はシンプル。でも中身を知ると“それでこの価格!?”と驚くタイプ。
良心的な価格設定だけじゃなく、しっかり仕事してくれるやつです。
ゲーム感覚で続けやすく、飽きにくい。
フリートーク機能も搭載されていて、練習量も十分。
“あの内容でこの値段!?”と驚くユーザーが出るのも納得です。
🥈Plang(プレン)|月額2,900円〜6,900円/年額12,900円〜29,800円
価格帯の幅が広く、“どこまで求めるか”で評価が変わるタイプ。
年額12,900円(プレミアム)の場合、月換算は約1,075円と破格。
ただし、速度調整不可・発音チェック甘めという点をどう捉えるか。
教材の質が高いぶん、自分で活かせないと“安物買いの…現象”も起こり得ます。
🥉Speak(スピーク)|月額3,800円〜5,800円/年額19,800円〜29,800円
金額だけ見るとやや高め。
ですが、シナリオ練習・発音添削・全体の安定感は抜群で、
「王道の英会話AI」として信頼性はピカイチ。
価格相応か、それ以上かは、“飽きるかどうか”で変わってきます。
料金早見表
アプリ名 | 月額(税込) | 年額(税込・月換算) | 無料体験 | 備考 |
---|---|---|---|---|
SayWow(セイワオ) | 3,000円 | 15,000円(1,250円/月) | 7日間 | フリートーク搭載/テンポ感と継続性◎ |
Plang(プレン) | 2,900円〜6,900円 | 12,900円(1,075円/月)〜29,800円(2,483円/月) | 7日間(※年額のみ) | 海ドラ素材/数値フィードバック/速度調整不可 |
Speak(スピーク) | 3,800円〜5,800円 | 19,800円(1,650円/月)〜29,800円(2,483円/月) | 7日間 | 累計1000万DL/安定感と添削◎ |
💬とりしまの一言
月1,000円台でも、使わなきゃ1万円のムダ。
逆に、高くても毎日使うなら、自己投資としては優良案件。
「自分が続けられるか」こそが、コスパ判断の本丸です。
🏁最終ジャッジ:お前はどの修羅道を選ぶ?
ここまで、Plang・Speak・SayWowの3大AI英会話アプリを、
忖度なく、時にボコりながら比較してきました。
でも最後に伝えたいのは、これです。
「優劣」じゃなく「相性」で決めよう。
(だって全部優秀なんだもん)
👑あなたに合うのはこの道
🔴SayWow(セイワオ)が合う人
- 英語を“ゲーム感覚”で続けたい
- 指示があった方がやる気が出る
- カリキュラムがあると安心する
→ 楽しみながら毎日やりたい人にはこれ一択。
🟢Plang(プレン)が合う人
- 海外ドラマ系の“生きた英語”が好き
- 数字で成長を可視化したい
- 修行系の学習が苦にならない
→ 教材ガチ勢・努力型の人には相性◎。
🔵Speak(スピーク)が合う人
- 安定感のある構成が好き
- 発音&表現を丁寧に直してもらいたい
- 英語力の“土台”を整えたい
→ 初心者から中級者への橋渡しアプリとして超優秀。
🎯迷ったら…
あなたが「これなら毎日やれそう」と思えたものが正解です。
この3つ、どれもAIの精度は申し分ありません。
選ぶべきは、“続けられる設計”がされているかどうか。
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