ある日、誰かが突然こう言いました。
「掘った芋いじるな!」
えっ!?芋!?なんで掘るの!?いじるの!?
思わず笑ってしまうこの言葉、実はある英語の空耳なんです。
元ネタは、“What time is it now?”(今何時?)
それが日本人の耳には「ホッタイモイジルナ」と聞こえた——ただそれだけの話。
でも、この“ただそれだけ”の空耳が、英語のシャドーイング練習に驚くほど役立つって知ってましたか?
今回のコラムでは、
- 「掘った芋いじるな」の謎
- そこに隠れた英語学習のヒント
- そして誰もが気になる“ジョン万次郎説”まで
真面目に、でもちょっぴり笑いながら、追いかけてみましょう。
※本記事に芋は出てきますが、**芋レシピは登場しません。**ご了承ください。
🟦 掘った芋いじるなって何? 〜空耳が英語学習の入口に〜
「掘った芋いじるな」とは、英語の
“What time is it now?”(今、何時?)
を、日本語っぽく聞き取った“空耳フレーズ”のこと。
つまり——
ホワッタイムイズイットナウ → ホッタイモイジルナ → 掘った芋いじるな。
もはや意味なんてない。でも、めちゃくちゃ耳に残る。
これこそが「空耳」のすごさです。
発祥ははっきりしていませんが、1970〜80年代の英語教材や雑誌で紹介されたという説もあり、
昭和〜平成にかけて、英語学習者の間でじわじわ広がった名(迷)フレーズです。
実際に口に出してみると、リズムも音のつながりもそれっぽい。
一度聞いたら忘れない、最強の“英語音感トレーニング”素材とも言えるかもしれません(笑)
ちなみに最近では、「掘った芋」派のほかに、
**「割った芋いじるな(=アメリカ発音寄り)」**という派生形も登場中。
英語発音の地域差まで語れる、意外と奥深い空耳ワールドです。
実際に口に出してみると、リズムも音のつながりもそれっぽい。
一度聞いたら忘れない、最強の“英語音感トレーニング”素材とも言えるかもしれません(笑)
🧐ところで——なんでこんな風に聞こえるの?
その理由のひとつは、イギリス英語っぽい発音にあります。
アメリカ英語では “What time is it now?” は「ワッタイムイズィッナウ」と軽く聞こえることが多いのに対して、
イギリス英語では「ホワッタイムイズィットナウ」と “h” や “t” の発音がハッキリ残る傾向があります。
つまり、「ホッタイモ」に聞こえるのは、日本人の耳がイギリス英語をそのままカタカナ化した結果とも言えるのです。
実際、日本人が普通に発音すると「ワッタイム〜」になりがちなので、
この空耳にピンとこない人も多いのは当然かもしれません。
🟦 ホッタイモから始める?シャドーイングのススメ
「掘った芋いじるな」なんて、ふざけた言葉だと思うかもしれません。
でも、実はこれ、シャドーイングという英語学習法の“入り口”として理にかなっているんです。
🔸シャドーイングって何?
英語の音声を聞きながら、ほぼ同時に口に出してマネする練習法。
ポイントは、「意味」ではなく「音」に集中すること。
最初は何を言ってるのか分からなくてもOK。
大事なのは、英語のリズム・イントネーション・音のつながりを体で覚えることなんです。
🔸ホッタイモ状態=正しいスタート地点?
意味は分からない。でも、なんかそれっぽく聞こえる。
実はこの状態、シャドーイングの初期段階そのもの。
つまり、「ホッタイモイジルナ」と口に出してみるのは、
一見ふざけているようで、英語の音感を養う練習としてはむしろアリなのです。
🔸発音の違いを感じたなら、次はイギリス英語にも挑戦!
ちなみに、「ホッタイモ」に聞こえたあなたの耳は、ブリティッシュ寄りの感覚をキャッチしてるかもしれません。
実際、イギリス英語では “What time is it now?” の “t” や “h” をしっかり発音するので、
日本人の耳に「ホッタイモ」に近く聞こえることがあります。
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🟦 でも、結局「掘った芋いじるな」って誰が言ったの?
ここまで読んで、「で、誰が言い出したの?」と気になってるあなた。
結論から言いましょう。
誰が言ったのか、はっきりとは分かってません。
教科書にも辞書にも出てきません。
ある日どこかの中学生が、笑いながら「ホッタイモイジルナ」って言った——
たぶん、それが始まりです。
🧓 ジョン万次郎が言った説?それ、誰かの夢です。
一部でまことしやかにささやかれるのが、
「最初に掘った芋いじるなって言ったのはジョン万次郎じゃないか」説。
でもね、万次郎は本当にアメリカで英語を学んだ、ガチの英語エリートです。
漁師から漂流→アメリカ捕鯨船に救助、渡米→帰国後は英語教師・通訳・外交にも貢献——と、
そんな人が「ホッタイモイジルナ」なんて言ってたら、たぶんペリーも笑って帰ってた。
🍠 でも、妄想してみたらちょっと楽しい。
「掘った芋いじるな!」
万次郎が波止場で叫んだその瞬間、
アメリカ人が時計を見て「Oh, 4:30?」って返事をした——
そんな伝説があったら、ちょっと素敵かもしれません(笑)
🟪 まとめ:ホッタイモで笑って、英語で前に進もう。
「掘った芋いじるな」
最初はただの空耳。意味なんてない。むしろちょっとバカっぽい。
でも——
英語の音に集中して、何度も口に出して、
「これ、なんて言ってるの?」って気になった瞬間、
あなたの中に“英語耳”が生まれてる。
シャドーイングって、難しそうに見えるけど、
始まりは笑いでも、ネタでも、空耳でもいい。
きっかけは何でもいいから、まずは口を動かしてみよう。
掘った芋から、英語が始まる。
それ、ちょっと面白くないですか?
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