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ケンブリッジ英検とIELTSを比較|難易度・実用性・有効期限の違いを解説

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英語力を国際的に証明できる試験として、ケンブリッジ英検とIELTSがあります。

どちらも世界的に知られている英語試験ですが、目的や使われ方は少し違います。

ざっくり言うと、IELTSは「留学・移住・ビザ申請など、直近の目的のためにスコアを取る試験」、ケンブリッジ英検は「英語力の到達点を資格として長く残す試験」と考えるとわかりやすいです。

この記事では、ケンブリッジ英検とIELTSの違いを、難易度・実用性・有効期限の3つの視点から比較します。

ケンブリッジ英検とIELTSの違いを比較

まずは、ケンブリッジ英検とIELTSの違いを一覧で見てみましょう。

比較項目ケンブリッジ英検IELTS
試験形式レベル別の合否制バンドスコア制
レベルA2 Key〜C2 Proficiency1.0〜9.0のスコアで評価
有効期限資格・証明書そのものに有効期限はない提出先では2年以内のスコアを求められることが多い
向いている目的英語力の到達点を国際資格として残したい人留学・移住・ビザ申請などでスコア提出が必要な人
実用性長期的な英語力証明として使いやすい欧州・オセアニア方面の留学・移住で使われやすい
難易度の考え方受験するレベルによって問題の難しさが変わる全員が同じ試験を受け、スコアで英語力を示す
文法・語彙Use of Englishで文法・語彙力も直接問われる独立した文法問題はなく、WritingやSpeakingなどで間接的に評価される
Listening音声が2回流れる形式が多い音声は基本的に1回のみ
Speaking受験者同士のやり取りもある対面形式試験官との1対1形式
受験しやすさ会場・日程が限られる場合がある実施回数が多く、受験機会を確保しやすい

ケンブリッジ英検は、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyのように、レベルごとに試験が分かれています。

一方、IELTSは全員が同じ試験を受け、1.0〜9.0のバンドスコアで英語力を示します。

同じ英語試験でも、ケンブリッジ英検は「このレベルに合格した」と示す資格型、IELTSは「今の英語力をスコアで示す」スコア型の試験です。

CEFRで見るケンブリッジ英検とIELTSのレベル目安

ケンブリッジ英検とIELTSは試験の仕組みが違うため、完全に同じものとして比較することはできません。

ただし、どちらもCEFRに対応しているため、無理やりレベル感を並べると、次のような目安になります。

CEFRケンブリッジ英検の目安IELTSの目安レベル感
A2A2 Key基礎的な英語で簡単なやり取りができる
B1B1 Preliminary4.0〜5.0前後日常的な場面で英語を使える
B2B2 First5.5〜6.5前後英語圏での生活・学習・仕事に対応しやすい
C1C1 Advanced7.0〜8.0前後大学・大学院・専門的な仕事で英語を使える
C2C2 Proficiency8.5〜9.0前後非常に高度な英語運用力を示せる

IELTS公式では、IELTS 5.5〜6.5はCEFR B2、IELTS 7.0〜8.0はCEFR C1の目安として案内されています。
また、British Councilも、IELTSの最高レベルであるBand 9はCEFR C2に相当すると説明しています。

Cambridge English公式では、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyなど、それぞれの試験がCEFRレベルに対応していることが示されています。

また、Cambridge Englishでは、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyのように、各試験がCEFRレベルに対応しています。

とりしま
とりしま

この表を見ると、ケンブリッジ英検のB2 FirstはIELTS 5.5〜6.5前後、C1 AdvancedはIELTS 7.0〜8.0前後と近いレベル帯に見えます。

ただし、IELTSは全員が同じ試験を受け、結果がスコアで出る試験です。

一方、ケンブリッジ英検は、最初からB2、C1、C2などのレベル別に試験が分かれています。

そのため、IELTSは「何点を取るか」の試験、ケンブリッジ英検は「そのレベルに合格できるか」の試験と考えるとわかりやすいです。

ケンブリッジ英検とIELTSの難易度で比較すると、単純にどちらが上とは言いにくい

ケンブリッジ英検とIELTSは、試験の仕組みが違うため、単純に「どちらが難しい」とは言い切れません。

IELTSは、全員が同じ試験を受けて、1.0〜9.0のバンドスコアで英語力を示す試験です。
高スコアを狙うほど、語彙力、論理的に書く力、聞き逃さない集中力、面接で即答する力が必要になります。

一方、ケンブリッジ英検は、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyのようにレベル別に受験する試験です。
特にC1 AdvancedやC2 Proficiencyになると、最初から高いレベルの英語力を前提に問題が作られています。

そのため、IELTSは「必要スコアを取りにいく難しさ」、ケンブリッジ英検は「そのレベルに合格できる実力をつける難しさ」があると考えるとわかりやすいです。

ケンブリッジ英検の難しさは「総合力」と「正確さ」

ケンブリッジ英検の特徴は、英語をなんとなく理解するだけではなく、正確に使えるかが問われるところです。

Reading、Writing、Listening、Speakingに加えて、Use of Englishという文法・語彙の運用力を問うパートがあります。

このUse of Englishでは、語彙の言い換え、文法の正確さ、自然な英語表現などが細かく問われます。

英語で会話ができるだけでなく、書く・読む・話す・聞く力をバランスよく鍛えたい人にとっては、かなり実力がつく試験です。

ただし、裏を返せば、対策なしでなんとなく受けるには難しい試験でもあります。

特にC1 Advanced以上を目指す場合は、単語力だけでなく、文章構成力、正確な文法、自然な表現力まで求められます。

IELTSの難しさは「時間制限」と「スコアメイク」

IELTSの難しさは、限られた時間の中で、必要なスコアを取りにいくところにあります。

Listeningは基本的に音声が1回しか流れません。

Readingも時間との戦いになりやすく、WritingではTask 1とTask 2を時間内に書き切る必要があります。

さらに、IELTSは留学や移住、ビザ申請で使われることが多いため、「Overall 6.5以上」「各技能6.0以上」のように、提出先が具体的なスコア条件を指定していることがあります。

つまりIELTSは、英語力そのものに加えて、試験形式に合わせてスコアを取りにいく戦略も必要です。

英語力はあるのに、試験形式に慣れていないために点数が伸びない、ということも起こりやすい試験です。

ケンブリッジ英検とIELTSの実用性で比較すると、目的によって選び方が変わる

実用性で見ると、ケンブリッジ英検とIELTSは向いている場面が違います。

留学、移住、ビザ申請などで、提出先からIELTSのスコアを指定されている場合は、IELTSを選ぶのが現実的です。

IELTSは、世界140か国以上、12,500以上の機関で認められている英語試験です。大学、政府機関、移民当局、企業などで使われています。

特に、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど、欧州・オセアニア方面の留学や移住を考えている人にとっては、IELTSの実用性は高いです。

出願先や申請先でIELTSスコアを指定されることがあるため、目的がはっきりしている人ほど、早めに必要スコアを確認しておきましょう。

一方で、ケンブリッジ英検は、英語力を資格として長く残したい人に向いています。

一度合格すれば、資格そのものに有効期限はありません。

そのため、出願直前にスコアを取るというより、英語学習の到達点として、国際的に通用する資格を持っておきたい人に向いています。

有効期限で比較すると、ケンブリッジ英検は長く残せる

ケンブリッジ英検の大きな特徴は、資格・証明書そのものに有効期限がないことです。

Cambridge English公式でも、試験結果と証明書は無期限で有効と案内されています。

一方、IELTSは、提出先で2年以内のスコアを求められることが多い試験です。

IELTS公式では、2年以上前の結果についても確認できる場合があると説明されていますが、実際に受け入れるかどうかは提出先の判断になります。

つまり、IELTSは「今の英語力をスコアで示す試験」、ケンブリッジ英検は「その時点で到達した英語レベルを資格として残す試験」と考えるとわかりやすいです。

TOEFLやIELTSのように、必要なタイミングに合わせて何度も受け直すのが負担に感じる人にとって、ケンブリッジ英検の生涯有効という特徴は大きなメリットです。

ただし、注意点もあります。

資格そのものに有効期限がなくても、大学・企業・ビザ申請先などが「何年以内に取得したもの」と独自の条件を設けている場合があります。

実際に提出する予定がある人は、必ず提出先の条件を確認しましょう。

スピーキングの形式にも違いがある

ケンブリッジ英検とIELTSでは、Speakingの形式も違います。

IELTSのSpeakingは、試験官と1対1で行われます。

質問に答えたり、指定されたテーマについて話したり、自分の意見を述べたりする形式です。

一方、ケンブリッジ英検のSpeakingは、他の受験者と一緒に受ける形式です。

Cambridge English公式でも、B2 FirstのSpeakingは、1人または2人の他の受験者、2人の試験官と対面で行う形式と案内されています。

つまり、ケンブリッジ英検では、試験官に向かって話すだけではなく、他の受験者と英語でやり取りする力も見られます。

自分の意見を言うだけでなく、相手の意見を聞く、話を広げる、自然に会話へ参加する力も大切です。

ここが、ケンブリッジ英検らしい難しさでもあります。

実際の会議やディスカッションに近い力を試されるため、英語を「試験のため」だけでなく「実際に使うため」に学びたい人には、かなり相性のよい試験です。

ケンブリッジ英検とIELTSの料金比較|受験料だけでなく不合格リスクも考えたい

ケンブリッジ英検とIELTSを比較するときは、受験料だけでなく、結果の残り方も考えておきたいところです。

IELTSは合否ではなくスコア制です。

一方、ケンブリッジ英検はB2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyのように、レベルごとに受験して合格を目指す試験です。

料金だけを見ると大きな差がないように見えても、試験結果の使い方が違うため、コストの考え方も変わります。

試験受験料の目安結果の残り方注意点
IELTS27,500円(税込)前後合否ではなくスコアが出る目標スコアに届かない場合がある。提出先では2年以内のスコアを求められることが多い
ケンブリッジ英検 B2 First約23,000〜25,000円前後合格すればB2レベルの資格として残る不合格の場合、B2 Firstに合格した資格としては残らない
ケンブリッジ英検 C1 Advanced約25,000〜27,000円前後合格すればC1レベルの資格として残るレベル選びを間違えると不合格リスクがある
ケンブリッジ英検 C2 Proficiency約28,000〜30,000円前後合格すればC2レベルの資格として残る最上級レベルのため、十分な対策が必要

IELTSは、目標スコアに届かなかったとしても、受験後にListening、Reading、Writing、Speakingの各スコアと総合スコアが出ます。

たとえば、出願先がIELTS 7.0を求めていて、結果が6.5だった場合、出願条件には届かないかもしれません。

それでも「現時点では6.5相当の英語力がある」と確認できます。

一方、ケンブリッジ英検はレベル別の合否制です。

C1 Advancedを受けて合格すれば、C1レベルの英語資格として長く残せます。

しかし、不合格の場合は「C1 Advancedに合格した」とは言えません。

そのため、ケンブリッジ英検は、合格できれば長く残る資格になる一方で、受験するレベルを見誤ると、受験料と対策時間が無駄になりやすい面があります。

料金比較で大事なのは、1回あたりの受験料だけではありません。

IELTSはスコアが残る試験。

ケンブリッジ英検は、合格すれば資格として残る試験。

この違いを押さえておくと、どちらが自分に合うか判断しやすくなります。

短期的に「何点以上が必要」と決まっている人は、IELTSの方が使いやすい場面があります。

一方で、自分に合ったレベルを選び、じっくり対策して合格を狙える人には、ケンブリッジ英検の方が長期的な資格として残しやすいです。

特に、TOEFLやIELTSのように期限のあるスコアを何度も取り直すのが負担に感じる人にとって、ケンブリッジ英検は魅力的な選択肢になります。

ただし、大学・企業・ビザ申請先によっては、ケンブリッジ英検でも「何年以内に取得したもの」と条件を設けている場合があります。

実際に提出する予定がある人は、必ず提出先の条件を確認しましょう。

とりしま
とりしま

IELTSは、合否ではなくスコアが出るため、目標に届かなくても現在地を確認しやすい試験です。

ケンブリッジ英検は、不合格リスクはありますが、合格すれば資格そのものに有効期限がありません。

受験料だけでなく、「スコアとして残したいのか」「資格として長く残したいのか」で選ぶと、判断しやすくなります。

ケンブリッジ英検が向いている人

ケンブリッジ英検が向いているのは、次のような人です。

  • 生涯有効の国際的な英語資格を持っておきたい人
  • TOEFLやIELTSのように、期限のあるスコアを何度も取り直すのが負担に感じる人
  • 英語学習の到達点として、形に残る資格が欲しい人
  • 文法・語彙・読解・作文・会話をバランスよく鍛えたい人
  • 欧州系の大学、企業、教育機関なども視野に入れている人
  • C1 AdvancedやC2 Proficiencyなど、高い英語力を国際基準で示したい人

ケンブリッジ英検は、短期間でスコアだけを取りにいく試験というより、英語力をじっくり積み上げていくタイプの試験です。

すぐに提出しなければいけないスコアがある人よりも、「長く使える英語資格が欲しい」「自分の英語力を世界基準で示したい」という人に向いています。

IELTSが向いている人

IELTSが向いているのは、次のような人です。

  • 海外留学を予定している人
  • イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ方面を検討している人
  • 移住やビザ申請で英語スコアが必要な人
  • 出願先からIELTSスコアを指定されている人
  • できるだけ受験機会を確保しながら、目標スコアを狙いたい人
  • 今の英語力をスコアで示したい人

IELTSは、目的がはっきりしている人ほど使いやすい試験です。

たとえば、出願先が「IELTS Overall 6.5以上」と指定しているなら、まずIELTS対策を優先する必要があります。

ケンブリッジ英検が魅力的に見えても、提出先がIELTSを求めているなら、実用性ではIELTSが優先です。

迷ったら「今すぐ必要なスコア」か「長く残せる資格」かで選ぶ

ケンブリッジ英検とIELTSで迷ったら、まずは目的を整理しましょう。

出願、留学、移住、ビザ申請などで、提出先からIELTSスコアを指定されているなら、IELTS対策を優先した方が現実的です。

一方で、英語学習の到達点として、国際的に通用する資格を長く残したいなら、ケンブリッジ英検は有力な選択肢になります。

特に、C1 AdvancedやC2 Proficiencyのような上位レベルは、英語を実際に使う力を高い水準で示しやすい資格です。

どちらが上というより、目的が違います。

短期的な提出用スコアが必要ならIELTS。

長期的に残せる英語資格が欲しいならケンブリッジ英検。

この基準で考えると、自分に合う試験を選びやすくなります。

ケンブリッジ英検・IELTS対策ならELT英会話も候補

ケンブリッジ英検とIELTSは、どちらも4技能をバランスよく問われる試験です。

特にWritingとSpeakingは、独学だけでは弱点に気づきにくく、自己流で対策すると伸びにくいパートでもあります。

ELT英会話では、ケンブリッジ英検対策とIELTS対策の両方に対応しています。

出典:ELT英会話

ケンブリッジ英検については、A2 KeyからC2 Proficiencyまでの対策コースが案内されていますし、IELTS対策についても、SpeakingやWritingを中心とした対策が用意されています。

「自分はケンブリッジ英検を目指すべきか、IELTSを受けるべきか」
「今の英語力なら、B2 FirstとC1 Advancedのどちらが現実的か」
「留学・移住に必要なスコアがあるのか、それとも英語力の証明を残したいのか」

このあたりで迷う人は、両方に対応しているスクールで相談してみると、試験選びの失敗を避けやすくなります。

ケンブリッジ英検もIELTSも、なんとなく有名だから受ける試験ではありません。

目的に合った試験を選び、必要な対策をすることが大切です。

詳細・お申し込みはこちらから

まとめ|IELTSは目的達成のためのスコア、ケンブリッジ英検は長く残せる資格

ケンブリッジ英検とIELTSは、どちらも国際的に知られている英語試験です。

ただし、向いている目的は違います。

IELTSは、留学、移住、ビザ申請などでスコア提出が必要な人に向いています。

特に欧州・オセアニア方面を考えている人にとっては、実用性の高い試験です。

一方、ケンブリッジ英検は、英語力の到達点を国際資格として長く残したい人に向いています。

資格そのものに有効期限がないため、TOEFLやIELTSのようにスコアの期限を気にして何度も受け直す負担を減らせるのもメリットです。

今すぐ必要なスコアを取りたいならIELTS。

一生使える英語資格を目指したいならケンブリッジ英検。

このように考えると、自分に合う試験を選びやすくなります。

とりしま

オンライン英会話で日本人講師として活動中。TESL保有。
私自身、英会話力を身につけるまでにかなり時間がかかりました。
語学留学→現地採用→アメリカで起業と、試行錯誤の連続。
今は“地球のどこか”で、同じように悩む大人の英語学習をサポートしています。
2025年には英検準1級(1か月準備)に合格。世界遺産検定4級も取得。
好きなワインはジンファンデル。血液型はA型です。
現在は、第三か国語としてトルコ語もゆるく学習中です。

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