SNSなどで見かける英検合格を喜ぶ小学生とその保護者。
やっぱり若くないと合格は無理か
学生のうちに取っとけばよかった
あの頃の英語教育は今とは違うから
と諦めていませんか?
英検は何歳からも受験可能ですし、
あなたの頑張り次第で合格もできます。
この記事では大人が初めて英検を申し込む時に知っておきたいポイントをまとめています。
ポイントを押さえて早速受験してみましょう!
何歳からでも受験可能
英検こと英語検定に年齢制限はなく
何歳からでもどの級を受験することが可能です。
合格基準は級によって異なりますが、
1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、
2級以下は各技能6割程度の正答率が合格の目安となります。
各技能でまんべんなく点数を稼がないといけないので要注意。
リスニングが苦手だからリーディングやライティングでカバーしよう、はできません。
各級レベル概要
英検は5級から始まり、1級が最も難しい級。
3級以降は準2、準2級プラス、2級、準1、1級と
級の進みに段階があります。
準2級プラスは2025年度から実施予定です
使える英語力が試されるスタート地点5・4・3級
いわゆる中学英語がカバーされるのが5・4・3級です。
いずれも筆記、リスニングがあり、
5級と4級では録音式のスピーキングがあり、
3級からは面接の二次試験があります。
5級と4級の録音式のスピーキングテストは任意。
合否は筆記とリスニングで判定されます。
5級/中学初級程度
英語学習を始めた人の最初の目標となりえます。
出題内容は主に家族や趣味、スポーツなど、
身近なトピックなので学習も困難ではありません。
基礎が固まっているかどうか確認できる最適の級です。
4級/中学中級程度
出題形式や内容がより実践的になります。
身の回りの起こる出来事を題材にした読解問題が加わり、
基礎力をさらに伸ばしていく力が求められます。
3級/中学卒業程度
文部科学省が考える目標にしたい中学卒業段階の英語力。
二次試験でのスピーキングテストも加わり、
筆記試験の内容も海外文化についても出題され、
視野の広さも求められます。
使える英語で世界に羽ばたく準2・準2プラス・2級
文部科学省が考える目標にしたい高校卒業段階の英語力。
このくらいのレベルの級になると
大学入試レベルとされたり、履歴書での評価、
海外留学の射程距離内に入ってきます(2級)。
準2級/高校中級程度
教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
準2プラス/2025年度から実施予定
準2と2級の間に新しく設けられた級。
準2と2級の間のレベルです。
2級/高校卒業程度
医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など
合格によってメリットが大きいため、
コミュニケーション力が高く求められます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
英語での社会的なコミュニケーションができる準1・1級
準1級/大学中級程度
難関大学の入試程度のレベルとされ、
「使える英語力」が求められます。
エッセイ形式の実践的な英作文も加わります。
1級/大学上級程度
二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。
英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力など
世界で活躍できる人材の英語力が求められます。
英検公式サイトの「英検Can-doリスト」で
各技能の具体的な内容が説明されています。
受験級の決め方
英検を受けたことがないから5級から、でもOKですが
英検公式サイトにある過去問をやってみて
決めるのがおすすめです。
申し込み方法
個人で申し込む場合は
英検公式サイトから申し込むことができます。
生涯学習アカウントを開く
生涯学習アカウントとは受験者マイページにアクセスするためのアカウント。
英検受験者は受験者マイページから
受験を申し込んだり、合否確認、
紙の証明書やバッジの購入、デジタル証明書の確認などができます。
受験者マイページにアクセスするために
「生涯学習アカウント」を作ります。
英検公式サイトから作ることができます。
アカウントが開設できたらそこから申し込むことができるので
希望日や場所、必要事項を入力していきます。
受験料
受験料は受験する級によって異なります。
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 |
---|---|---|---|---|---|---|
12,500円 | 10,500円 | 9,100円 | 8,500円 | 6,900円 | 4,700円 | 4,100円 |
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 |
---|---|---|---|---|---|---|
n/a | 10,600円 | 9,700円 | 9,100円 | 7,800円 | n/a | n/a |
知っておきたい申し込む時のポイント
従来型とS-CBT
従来型は会場で紙の問題用紙を使って
マークシートを塗りつぶしていく従来の方式。
S-CBTとは紙を使わずPCを使って正解をクリックしていく方式です。
S-CBTは従来型よりも実施日が多く、
原則・毎週土日に実施されていますが
席数が限られているので希望日があるなら
早めに申し込みましょう。
2024年度の時点で3級からS-CBTを受験することが可能、
1級は従来型のみで受験可能です。
合否判定の基準は変わりませんが
受験料がS-CBTの方が割高です。
長文読解でスラッシュやメモなどを入れたい人は従来型を選ぶ傾向があります。
そのほか、リスニング問題の選択肢を先読みしておくこともできますね。
S-CBTだとヘッドホンを使うのでリスニングが楽、という声も。
会場での音源の質や受験する席によって変わってしまいます。
ライティングがある級を申し込む時タイピングか筆記にするか決めないといけない
S-CBTで受験する際、
3級から出題されるライティング問題回答方法を
鉛筆で筆記するか、PCにタイピングするか
申し込みの段階で選択しないといけません。
顔写真をアップロードしないといけない
申し込みの際あなたの顔写真のアップロードが求められます。
この写真は本人確認のためだけでなく
英検合格証明書に添付されます。
規格を確認して選びましょう。
英検取得のメリット
履歴書で評価される
使える英語の4技能が評価され、
英検取得者は多くの高校・大学の入学試験や単位認定で活用できますし
履歴書で評価されます。
TOEICスコアも同じく履歴書で評価されますが
こちらは4技能の評価はありません。
頑張った努力が可視化できる
漠然と英語学習をしていても、
例えばオンライン英会話を受講していても
本当に自分は成長しているの?
と言う疑問が出てきます。
オンライン英会話で各種テストが受講できますが
自分が世間のものさしでどれくらいなのかを
知りたければ英検などの試験を受けると可視化されます。
受験級を合格するとモチベーションが上がり
学習の継続につながります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
おすすめの学習法としては
英検に特化した参考書や問題集を解いていくことです。
語彙が少ないなぁと思ったら単語帳を活用してみましょう。
英検の英語って試験英語だから、はひと昔の話です。
近年英検は大きく変わり、
出題問題はより実用的になりました。
特に5・4・3級に求められる能力は
英語を使ってのコミュニケーションにおいて
欠かせない基礎になっています。
リスニング学習のためのCDプレーヤーもお忘れなく!
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